ゴールデンウィーク、私は暦通り一応休める予定。(急遽出勤する可能性はあるんですが)
家に閉じこもっているのもなんなんで、天気が良さそうな5連休前半に日帰りのお出かけ2連発。
まずは5月3日、憲法記念日の話。
憲法改正の議論も進んでおり、何かと憲法の話題が多い今日この頃。
日本国憲法施行70周年なわけで、それっぽいことを。

国会議事堂(衆議院)見学に行ってきました!。
実に小学校の社会科見学以来!。
NHK「おはよう日本」の特集で5月3、4日に衆議院の特別参観が行われ、事前申し込みナシで参観できると案内されていて、ちょうど、憲法施行70周年の記念日だしと言うことで行ってみましょうと。
溜池山王駅から歩いて、国会議事堂前駅に到着。
そこから国会議事堂の正門ではなく、裏側(議員会館側)の参観受付入口へ。

ドドーンと看板が出てました。

入口でパンフレットと入場整理券をもらいます。
この入場整理券の色ごとに衆議院の構内に順番に入ることになります。
NHKでも放送されたので、かなりの来場者を見込んでいたようで、待機列をちゃんと準備していたようなんですが。

時間の問題(正午頃)問題なのか?どうかは知りませんが、全く使われずじまい。
衆議院の人曰く、「今日、ニュースで紹介されるので、明日はもっと来場者が多いのではないか?」とのこと。
どうだったんでしょうねぇ?。

参観入口から衆議院構内に向かう地下通路の途中にセキュリティチェックが。
こんなにセキュリティゲートが立派なんです!。
さながら空港です。
まぁココこそテロでもされたらシャレになりませんから。

地下通路から出ると国会議事堂の正面から見て左側、衆議院に到着。
ここで先ほどの入場整理券の色ごとに集合案内が放送され、院内に入るようですが、タイミング良く、私たちはすぐに入ることができました。


入口には議員の先生が衆議院に来ているか?確認する登院表示盤が。
電源は入ってませんが.....。

その奥には尾崎行雄と三木武夫の胸像が。
衆議院議員在職50年以上の功労者としての記念だそうす。
50年....。


そこから2階に。
国会議事堂は今年で築81年。歴史的建築物としてもとっても魅力的な建物です。

2階に上ると、いきなりお出まし本会議場。
正面から見て左端。なかなか見ない風景です。

与党自民党の議席の後ろ側になり、自民党の議員さんの氏名標が備え付けてあります。



衆議院議長席のちょうど真裏にある、議長応接室。
議院運営委員会がこちらで行われるそうで。
議長との面会もここで行われるようです。
壁面には歴代議長の肖像画が。
でもかなり掛けることができる壁スペースがそろそろ逼迫気味。スペースなくなったらどうするんでしょうね?。

こちらは本会議場を正面から見て右側。野党共産党の議席の後ろ側。
一番後ろには志位和夫委員長の氏名標が。


こちらは(参議院と衆議院の間の)中央部分と本会議場の間にある中庭。
こんなところテレビでも出てこないとこですから、なかなか見る機会のない光景です。

2階の中央部分の裏側にある総理大臣室。残念ながら非公開。

総理大臣室の隣の隣が大臣室。
テレビでよく映る、国会本会議前に大臣が集合する場所ですね。
総理大臣室と大臣室の間に閣議室があり、ここで閣議が行われるようですね。


そして、国会議事堂の中央の塔の真下、中央広間。
大理石に、ステンドグラス。267平米に天井まで32メートルの空間。
広角レンズを持っていかないと厳しい空間。
ここはとっても素敵です。

中央部分の裏3階部分にあるのが御休所。
天皇陛下が議事堂にお見えになった際に休憩室として使用される部屋。
絨毯も総シルクで議事堂の総工費の中でもかなりの金額が割かれた部屋だそうです。


衆議院の3階にあるのが第1委員会室。
よく予算委員会や党首討論、証人喚問が行われるのがこの部屋。
印象はとにかく狭い!。こんな小さい部屋でやってるの?と思います。
蓮舫議員と安倍首相のガチンコ討論も本当に至近距離でやっているのね。

第一委員会室の中継はここから撮影されているんですね。
こんな感じで。
最後は本会議場を傍聴席から。
こんなところから本会議を傍聴できるんですね。
なかなかサラリーマンだと本会議を傍聴するのは難しいんですが、一体どのくらいの方が傍聴されるんですかね?。
で、議事堂内で見た変わったもの。

電話ボックス。
本会議場、委員会室内は電話の通話は厳禁(メール、LINEは大目に見ているとのこと)。
そこで、本会議場や委員会室の出口脇にこんな電話ボックスがあります。
急な電話はこの部屋に入って電話するようですよ。
ちなみに予算委員会が行われる第1委員会室の脇には「財務省専用」の電話ボックスがありました。

伝言板。
使う人いるんだろうか.....。

そして、中庭経由で正面から出て帰ってまいりました。
1時間半強の滞在でしたが、かなり興味深く面白かった。
この日は特別参観と言うことで普段見られないところまで見られましたが、実は衆議院、本会議開会中以外は(土日でも)、参観が可能。しかも少人数であれば予約も不要。詳細はこちらで。
そこまで国政に関心はなくても、私達の生活に密着する法律や国家予算がどのような場所で議論されるのか?を見てみるのもいいのかもしれません。思いの外ハードル低いし。
さらに今度は竹橋の国立公文書館へ

目の前は何度も通ったことがありますが、入るのは初めて。
その名の通り、日本政府の行政機関等から移管された、歴史資料として重要な公文書を保有、一部を公開しているところ。
で、今開催されているのが「平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法」
日本国憲法に関係する資料が一挙展示。
何と言っても一番の目玉が

日本国憲法の原本!。

複製ではく、本物の原本です。
これを見らえるチャンスはなかなかないでしょう。
万全の環境で保管されているせいか?。70年以上経過しているのにもかかわらず、保存状況はかなり良好。
他にも憲法が作られるまでの経緯、憲法の施行に際する資料が。
GHQとの攻防、新憲法を作成していることを公表するまでの経緯などなど。

マッカーサー憲法草案と言われるGHQが日本政府に渡した新憲法の草案。

Symbol(象徴)を調べるために参考にした辞書。

新憲法を中学校で教育するための副教材。

この挿絵を歴史の教科書で見たことがある人は多いのでは?。
結構いい勉強になりましたよ。
それで憲法改正についてどう思うか?は別として。
こちらは7日まで開催。入場無料。
これはオススメです。
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