湘南国際マラソン2022

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 10月末の横浜マラソンに続き、12月4日に湘南国際マラソンに出場してきました。

 前回の横浜マラソンから1ヶ月。

 春夏に悩まされた膝と踵の痛みが42.195キロを走っても悪化しなかった為、付け焼き刃ですが、11月の前半2週間で皇居4周など、強度高めのトレーニングを。

 後半は徐々に距離を縮めて体調を戻し、現状できるできる限りのことをして湘南国際マラソンに挑みました。

 

 今回の湘南国際マラソン。今までのマラソンとは大きく異なる部分が。

 環境保護の為に給水所での紙コップが全て廃止

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 ランナーは全て400cc以上のマイボトルの携帯を携帯することが義務に。さらにマイカップを持参することも推奨。

 全てのランナーがマイボトルを持つことになります。

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 もし足りなくなったら、給水所でこのようなタンクからマイボトルに補給する形。ミネラルウォーター、スポドリ、カルピスなどがあるとのこと。

 

 まずはこのマイボトルをどう持つか?問題。

 できる限り大きなボトルは持ちたくない。で、上記の大会側から”有償で”配布されたマイボトル(上記写真)を持参することに。

 これがきっちり400cc。400ccのボトルって他に探してもないんです。なんかこれを持つことを強制されているような。

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 大会以外で長距離を走る為にもともと持っていた「YURENIKUI PRO」と言うボトルポーチを使うことに。

 このポーチは500ccのペットボトルを装着することを前提にデザインされているのですが、湘南国際マラソン支給の400ccボトルを装着して1度試走した際はそこまで問題はなさそうなので、これにマイボトル、マイカップ、エナジージェル、iPhoneを入れて走ることにします。

(このあとこれで痛い目に遭うことに)

 

 自宅からふらっと行けて、しかもスタート地点周辺に公共交通機関がきっちりある横浜マラソンと違い、大磯駅からスタート地点の大磯プリンスホテルまで4キロ弱。シャトルバスもあるが例年大混雑とのこと。そもそも大磯までの東海道線もそこまで本数が多いわけではないので座っていける保証もない。

 そこで、例年出ている、大会直行バスを利用。

 神奈川、東京、千葉、埼玉の主要駅から観光バスで確実に着席して大磯プリンスホテルまで送ってくれます。他のラン友さんからも絶対に使った方がいいとのアドバイスをいただき、迷わず予約。料金は2500円と電車利用よりは高いものの、座って寝ていけるのはとても心強いです。

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 夜が明ける前の5時半過ぎには横浜駅到着。

 観光バスが満員になり次第1台ごとに出発。私は第一便に乗れて、定刻の6:15より大幅に前倒しの6時前には横浜を出発。

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 6時40分には現地到着。すでに各地から続々と観光バスが到着。

 この日の参加者は16,963名。文句なしの大規模マラソンです。

 コロナ対策故の配慮かと思いますが、随分大磯プリンスホテルの敷地内をぐるぐる回らされる。

 まずシャトルバスから更衣室まで約1キロ、そこから待機列まで600m、待機列からスタート地点までさらに数百m。

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 スタート地点ではラン友さんとも出会えて互いの健闘を誓い、いよいよスタート。

 当たり前ですが、マラソンの際は極力薄着でスタートします。

 多くのランナーが大抵30分以上の待機の為に防寒用に100均のポンチョなどを着用し、スタート地点や途中の給水所にあるゴミ箱に捨ててスタートするのが通例。

 しかし、今回の湘南国際マラソン、環境配慮か参加案内にスタート地点にはゴミ箱はないとの表記。ゴミ箱も大幅減との表記も。

 「これってポンチョ捨てられないってこと?」

 そう思っていたら、10キロ地点付近で、応援をする予定のRuntripが縁で仲良くなったラン友さんから「jaydashさん、捨てられなかったら応援地点でポンチョ引き取るよ!」とありがたいお言葉。助かりました。

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 コースは大磯プリンスホテル付近の西湘バイパス上からスタート。そのまま国道134号を東へ。江の島入口交差点で折返し、同じ道を戻ります。

 大磯プリンスホテルをスルーして、西湘バイパス上の西湘二宮ICで折り返し、大磯プリンスホテルの第1駐車場がゴールです。

 確かに海は見られるんですが、大部分は砂防林に囲まれており、景色の変化が少なく正直退屈です。

 

 9時スタート。

 スタート直前に係員がゴミ袋を持参し、使い捨てポンチョを引き取ってくれました。これは助かる!。

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 自分はBグループからスタート。先頭からは1分45秒遅れでのスタート。

 湘南国際マラソンはネットタイムが成績になるので、特別慌てることなくスタートします。

 前回の横浜マラソンのオーバペースの反省を踏まえ、オーバーペースにならないよう今回はペースメーカーについて行こうと思ってました。

 事前の発表で自分が今回の目標タイムと定めていた3時間45分切りのペースメーカーが同じブロックにいるとのことだったので、

 自分がスタート時待機していたのが、Bブロックの半分より後ろあたり、どうやらペースメーカーはBブロックの先頭にいたようで、5キロごろまではペースメーカーが見つからず。

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 5キロ過ぎにやっと発見。追いついたんですね。ですが、このペースメーカーについて行こうとする人があまりにも多く、ペースメーカー周辺が大渋滞。

 これだとただ走りづらいだけだと思い、GPSウォッチを見ながらペースメーカーよりちょっと前を走ることに。

 11キロ過ぎにラン友さんたちの応援の大集団が。

 ハイタッチに記念撮影。私は貰いませんでしたが、コールドスプレー、コーラやノンアルコールビール(笑)まで用意してくれていました。

 この時に私のことを随分と撮影してもらい、googleフォト経由で早速いただきました。これは嬉しい!。

 前半は体調面は全く問題なし。むしろペースを意図的に落としました。

 勝負シューズとして使用しているNIKE AIR ZOOM TEMPO NEXT%は普段履いているランニングシューズに比べ反発性があまりにも高く、普段通りで走ろうとすると勝手にペースが上がってしまうんです。

(これが横浜マラソンのオーバーペースに繋がったんですが)

 

 ただ一つ問題が。マイボトルが10キロまでになんと2度もボトルポーチから落下。

 ペットボトル用に合わせてあるボトルポーチにソフトタイプの大会のボトルは合わなかったんですね。

 で、12キロ過ぎに給水しようとすると、ボトルポーチにマイボトルがない!

 どこかで落ちて気づかず走っていたんですね。

 実際にコース上にはかなりマイボトルが落ちてました。

 

 で、どうしよう?と。

 マイカップは持参してますが、給水ごとにマイカップにタンクから注いで飲んでいては大幅なタイムロスになります。どこかでペットボトル入りのスポドリを買うにしてもコンビニに入るのも大幅なタイムロス。悩みながら走っていると側道に自販機が。

 現金は持ってないけど、(GPSウォッチの中に)Suicaがある!。

 ポカリスエットを売っているICカード対応の自販機を見つけ、すぐに購入。

 大したタイムロスなく、“新しいマイボトル“を手に入れ、戦列復帰。

 流石はペットボトル用のボトルポーチ。その後は全く落ちることはありませんでした(当たり前)。

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 19キロ過ぎ。江の島入口交差点で折り返し。

 江の島の入口だけでなく、新江の島水族館も目の前にあるので、最も観客が多いところ。テンション上げられるところ。

 給水は先述の通り、タンクからの給水ですが、補給食はどうなるのかな?と思ったらこれは全て個別包装ですが、レーズン、チョコ、熱中タブレット、バナナなどのほか、地元の銘菓など。

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 自分が受け取れたのがレーズン、チョコ、そしてこれ。

 このういろうがなかなか開封できなくて…..。

 その他にエナジージェルもあったようですが、目の前まで来ないと看板などが見えなくて、補給食の存在に気づいた頃にはもう通り過ぎちゃっていたんですよね。もうちょっと分かりやすくしてくれても….。

 中間点を過ぎてもそれほど疲労は出ておらず、中間点でかなり疲労が溜まっていた横浜マラソンとは調子が違うなと実感。

 25キロ過ぎ。ここで往路でも応援してくれたラン友さん達がお出迎え。

 そろそろ疲労が蓄積し始めてましたので、ここで大きなパワーをもらいます。やっぱりお友達からの声援は力になるのです。

 26キロ過ぎ、サザンビーチ。

 往路では全く気にならなかったけど、実はこの辺りが上り坂。

 ここでかなり体力を奪われます。

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 そして30キロポイントの難関、湘南大橋。

 アップダウンもあり、当然左右何もないので、風がモロに当たります。

 風は大したことがなかったけど、ちょうど30キロの壁。ほとんどのランナーがペースを落とし始めます。

 自分もこのあたりから脚がヘタレ始め、ずっと1キロ5分10秒前半で進んでいたペースが後半に落ち始めます。33キロを過ぎると西湘バイパスに乗るため、観客はゼロ。しかも高架に上る為、横浜マラソンの首都高ほどではないものの上り坂に。

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 37キロ、ゴールの大磯プリンスホテルが(疲れてて、写真撮ってません。ストリートビューから)。

 フィニッシュが見えているのにあと5キロ走らなければならないのが、この湘南国際マラソン。

 これについて湘南国際マラソンの名誉会長である河野太郎デジタル担当大臣がblogにてかつてこの通り解答しています。

Q 復路に大磯プリンスの前を一度通過して二宮で折り返しますが、身体が限界のときに、ゴールの前を一度通過しなければならないのは心が折れます。コースを変更できませんか。

A それが湘南国際マラソンです。次回に備えて心も鍛えてきてください。

「はい、わかりました」としか言えません。

 そう言う自分もこのあたりからメンタルがやられたのか?見事にペースがガタ落ち。実はこのあたりまでは3時間40分を切れるギリギリのペースで走っていたんですがいよいよ崩れます。

 遂に3時間45分のペーサーにも抜かれ、「やばい!」と思っていたんですが、どうやらペーサーは3時間40分を目掛けて走っている様子。タイムを見てみても歩かなければなんとか3時間45分を切れそうな様子。周りの人たちに「3時間45分は切る!」と公言していた為にメンツにかけても3時間45分は切りたい。前回の横浜マラソンはその日の夜に仕事が入っていた為にあまり無茶はできないと言い訳ができましたが、今回はもちろん仕事は入れてないし、翌日は振替休日を取ってましたので、天気も悪くないし、何も言い訳できない状態。

 41キロあたりで若干脚が止まったものの、すぐに走り始めました。

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 そして最後の最後、残り300m。ここに湘南国際マラソン最後の難関が待ち受けます。

 大磯プリンスホテルの入口。これが物凄い急勾配の上り坂。

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 (辛過ぎて写真撮れなかったのでレース後に撮った画像です)

 あまりの辛さに女性の方では泣いてる人までいましたね。

 自分も「この仕打ちはないよ!」と心の中で叫んでました。

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 最後の最後、ゴールの後はぶっ倒れてもいいぐらいの気持ちで走り抜け、フィニッシュ。

 無事、ネットタイムで3時間44分切り。当初の目標を無事達成。

 最後は火事場の馬鹿力でしたから、ゴールした後は脚はボロボロ。

 

 そして湘南国際マラソンにはゴール後に最後の最後の最後にもう一つの難関が。

 ゴールは大磯プリンスホテル(大磯ロングビーチ)の第一駐車場。

 荷物置き場や更衣室は大磯ロングビーチの流れるプールの周囲にあります。

 一度でも大磯ロングビーチを訪れた方ならわかると思いますが、この第一駐車場と大磯ロングビーチ、かなり高低差がありまして、荷物置き場や更衣室へは階段を登らないとたどり着けないのです。

 フルマラソンを終えたランナー達の脚は極度の緊張状態から解き放たれた状態。この階段で脚を攣る選手が続出するんです。

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 階段はまさに地獄絵図。多数の救護スタッフが脚を攣ったランナーの救護に。

 

 ラン友さん達はその後打ち上げ等やっていたようでしたが、あまりにも疲れてて、「コレで飲んだら即寝ちゃう」と思い、ひとまず帰路。

 案内によると最寄りの大磯駅、二宮に向かうバスはあるものの、西湘バイパスが閉鎖されているせいで国道1号が大渋滞でいつ駅に着くか?がわからないとのこと。その代わり大磯駅まで徒歩10分の大磯港まで西湘バイパス経由で送ってくれる無料シャトルバスならすぐ乗れるとのことで。そちらに乗ることに。

 「よく考えてるなぁ」と思ったのが、朝乗ってきた観光バスはスタート後、そのまま関門に間に合わず棄権扱いになったランナーの収容バスとなり、その後、大磯プリンスホテル〜大磯港の無料シャトルバスになると言うカラクリ。

 皮肉なのがその収容バスから降りる完走できなかったランナーと、既にゴールし、大磯港行きシャトルバスに乗る帰路の皆さんが、すれ違うレイアウトに。

 完走できなかった皆様はかなり気まづいでしょうね。

 参加者16,963人中、16,107人が完走。だから856人約5%が途中棄権。これを多いと思うか?少ないと思うか?。

 ちょうど帰路の皆様が集中していて、大磯駅はかなりの混雑。

 「コリャ座れん」と思い、帰りはグリーン車へ。

 これも1本目はぱっと見グリーン車も満席で、もう1本待ったところなんとか座れた状態。日曜日の夕刻なのでちょうど時間帯的に湘南国際マラソン帰りだけでなく、箱根、熱海、小田原から帰ってくる行楽客もいるので、結構ギリギリなんですね。

 

 帰宅して、妻と2人でお疲れさん会(妻は走ってませんし、応援にも来てません)。飲んで食って19時過ぎには寝てしまいました。

 1月から仕事が忙しくなるので、今シーズンのレースはひとまずこれでおしまいの予定。来シーズンはとりあえず東京マラソンは応募したいなぁ…と思っていたり。

 つくづく感じたのがフルマラソン前には必須と言われる30キロ走の重要さ。

 横浜マラソンでは30キロ走をせずに挑み、見事に脚が30キロ前には攣ったような状態に。身体がロング走を突然したので、びっくりしちゃったんでしょうね。

 湘南国際マラソンは横浜マラソンが実質30キロでしたからそのようなことはゴールまではありませんでした。

 次のレースはキッチリ30キロ走をして挑まないとね。

 まずは去年のように3時間半切りを狙える身体作りに励まないと。

 

 今回の湘南国際マラソンの環境保護によるCO2削減効果は、約6トンと試算しているそうです。

(= 下記①②③④の合計値)

①ペットボトル31,500本 → 全廃

②紙コップ・プラカップ50万個 → 全廃

③フィニッシュ後配布ペットボトル(26,000本)→全廃

④上記①~③に伴う梱包段ボール、ゴミ袋、ゴミ箱→ 大幅減

⑤参加Tシャツ→ ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったTシャツ。

⑥スタッフウェア → ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったウェア。使用後は回収し、リユースを基本とします。

⑦荷物袋 → 使用後の袋を回収し、次回大会の荷物袋を製作します。

⑧大会プログラム → 大幅なページ数削減と電子化

⑨容器・包装など → 植物由来の素材活用。リターナブルの仕組み導入。

⑩エコ・フレンドシップ→ 資源分別ステーション、エコ・ランナー、エコ・スイーパー

 これは、500ccのペットボトルに使われている資源を、約17万本分削減した場合と同等の効果となるそうです。

 

 で、マイボトルマラソン、走ってみてどうだったか?ですが。

 (あくまで個人意見です。正直意見は割れると思います)

 自分のようにマイボトルを落とした奴は問題外ですが、基本的に3時間半以上かかるランナーには給水のタイムロスはもう誤差の範囲では?。

 それ以上速いランナーにはやはりタイムロスになるのでは?

 後はどれだけ給水するか?かと。自分はマイボトルで2割程度飲んで12キロ過ぎで紛失。そのあと自販機で買った500ccのポカリを飲み切らずにゴールしました。

 ですので、ボトルへの給水はゼロ。どうしても水を飲みたくて40キロあたりマイカップで水を飲んだのが唯一の給水所でのストップ。

 自分ってレースではあんまり水分を補らない方なんですよ。

 普段21キロ走でも真夏でも350ccぐらいで事足りるレベルで真冬はほとんど飲みません。

 これがかなり頻繁に飲む人だと給水が増えるので、タイムロスが増えます。

 そもそもフルマラソンだと冬でも2〜3リットル(個人差かなりあり)近く発汗するので、せめて1~2リットルぐらいは飲むべきなんですよね。

 マイボトルマラソンのメリットとしてはいつでも飲みたい時に飲みたい量を水分補給できること。やっぱり紙コップってキロ5分より早く走っていると半分は飲めないんですよね。

 あと、紙コップのスポドリの給水所はこぼれたスポドリで路面や靴底がベッタベタになりますが、それがほぼありませんでした。

 あとは見た目ですよね。補給食はやはりかなり路面に落ちていましたが、すぐにモップのようなもので、回収しており、それほど散らかるほどではありませんでした。

 マイナスポイントは速いランナー、給水量が多いランナーにはタイムロスが目立つこと。あと確かに腰のマイボトルはやっぱり邪魔。

 もう一つは水とスポドリ、1本しかマイボトルを持参していないとマイボトルに入ってない方を飲みたくなった場合はマイカップで飲まなかければならないこと。

 

 給水所は足りたのか?と言う問題ですが、コース上で給水待ちをしているランナーは見かけませんでした。私より遅いランナーでもそこまで混雑はしてなかったのでは?。

 給水待ちが発生していたのはゴール後ですね。今回はゴール後もいっさいペットボトルでの水やスポドリの支給はなかったので、結構並んでいましたね。

 ただし、他の人のレポートを見ると、どうやらコース上では後半の給水タンクの水の補給が間に合わず、売切れ状態で給水できない人が出ていた様子。これはかなり問題。

 ここら辺は初めての試みでしたから、次回は改善されることでしょう。

 

 これからアンケート等が取られてランナーからの生の声が主催者側に届くと思いますが、どうなることだか?。

 もともと日本陸連公認のレースではないので、タイムを真剣に狙いに行くプロやハイアマチュアなランナーは参加してないでしょうからタイムロスに対するクレームはそれほど来ないのでは?。どちらかと言うとマイボトル、マイカップを持つ鬱陶しさですね。

 このマイボトルマラソンはそのまま継続で間違いないと思います。

 今後これが他のマラソン大会に波及するのか?が気になるところです。

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横浜マラソン2022

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 10月30日。

 横浜マラソンに出走して参りました。

 ランニングを始めて3年、ハーフの大規模な大会は出場経験はあるものの、フルマラソンは過去2度共にローカルな大会。

 大規模なフルマラソンは初の経験。2020年大会から横浜マラソンは申し込んでいたものの、2020年、2021年大会共にコロナで中止。

 やっとやっとの横浜マラソンです。

 申し込んだのが4月20日。申し込んでから半年もあるんですよ。お値段も20,000円。コロナ禍や物価高でここ数年でほとんどのマラソン大会大会の参加費が高騰してますが、その中でもトップクラスに高い大会です。

 まぁ横浜市民ですし、大会コース周辺を普段から走っている自分としては仕事でもない限り参加しないと言う選択肢はありませんでした。

 最初から言い訳になりますが、実はまず春から腸脛靭帯(膝の外側)に痛みが出たんです。これ、俗に言われるランナー膝と言うやつでして、理由はオーバーワーク。いろいろ自分で文献を読みながら自己治療をして治りかけた頃に今度は踵の痛み。これはどうやらアキレス腱の炎症の様子。これも過度なランニングが原因の一つ。

 ずっと走り続けていたんですが、ハードワークは大してやらなかったんですよね。

 ですので、明らかに1年前の自分より持久力が落ちているのは実感してました。 

 で、すでに12月4日の湘南国際マラソンに申し込み済み。

 横浜マラソンは首都高速道路の高架上を走るため、タイムが出ないことで有名なレース。ケガも治りきっていないし、ハードワークもしてないしと言うことで、正直タイムは全く狙える状態になかったんです。

 今シーズンのベストランは湘南国際マラソンに照準を置いて、横浜マラソンはLSD(ロングスローディスタンス)走として楽しく走ろうと。

 コロナもひと段落したとこともあり、この一年で自分にとって随分ランニング環境が変わりました。

 地元のビール工房のランニングクラブに参加するようになったり、ランニングのSNS「Runtrip」が縁でラン友さんが増えたりでまた違ったランニングの面白さが増えました。

  本来ならマラソン後にラン友さん達と打ち上げとかもあったんですが、実はマラソン当日夕方から仕事が入っちゃってまして。

 もともと後輩にその仕事は任せる予定だったのですが、それも別の社用でNGになり、15時には出社し、23時ごろまで仕事。まぁサブ4(4時間切り)できれば間に合うだろうと。

 しかも翌日も欠席できない会議があり、翌日も休めないと言うヘビーっぷりです。

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 当日はこんなかっこで走りました。

 Tシャツは地元ビール工房のランニングクラブのTシャツ(2日前に発売されたばっかりでした)。頭には横浜野毛の非公認キャラクター「のげやまくん」をつけて走りましたよ。

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 スタートはランドマークタワーの真下から8時半。

 まずは6時20分にインターコンチネンタルホテルの下に集合。

Runtripで出会ったメンバーさん達と集まり集合写真を撮り、健闘を誓い、パシフィコ横浜の展示ホールの手荷物預かりスペースへ。

 そこで着替えもするのですが、以前に比べてかなりスペースを広げたらしいのですが、それでも混雑してましたね。参加者は21839人ですからね。

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 大規模マラソンならではですが、仮設トイレは山ほどありましたが、まぁどれもスタート前には混んでました。

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 パシフィコからスタート位置へ。私のスタート位置は北仲橋だったのですが、誘導路に沿って歩くこと1.9キロ!。しようがないけど、随分と歩きました。

  8:30にスタートの号砲が(自分は400m近く離れていたのでよくわかりませんでしたが)。

 自分は4分遅れでスタート。どうやら最後尾のスタートは8:55頃だったみたい。 

 まずは北へ進み、横浜中央卸売市場を回って、またパシフィコに戻ってきます。首都高速を除けばほとんど一度は走ったことのある道ですが、今回はもちろん歩道ではなく車道!。この気持ちよさですよ。

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 パシフィコから赤レンガ倉庫前~神奈川県庁前~山下公園と横浜のゴールデンスポットには多くの観客の声援が。これだけの声援のマラソンは初めて。やっぱりテンション上がっちゃうんですよね。このあたり、明らかにオーバーペースだったんですよね。スタート時に同じところにいたランナーは自分のPB(自己ベスト)の3時間半切りを達成した人ばかり。この人たちと同じペースだったので、自分の現時点での走力には合ってない人たちなわけですが、ペースを合わせてしまったんですよね(完全に失敗でした)。

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 ガンダムが鎮座する山下ふ頭を過ぎると本牧へ。ここから沿道の声援がほぼなくなります。

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 今までの横浜マラソンですと、給水の他に「ラッキー給食」と言うことで横浜の名産品がエイドステーションで食べることができたのですが、新型コロナウイルス対策で「ラッキー給食」は全てゴール後に配られると事前の配布資料で周知されており、「何もないの?」と思ったんですが(念のため、エナジージェルは3袋持参してました)、チョコや、お饅頭?、塩飴や梅キャンディ?など個別包装されているものがエイドステーションには置いてありました。

 これに後になってとっても救われることに。

 給水はアクエリアスといろはすでした。

 10数キロあたりかな?、隣にかなりスレンダーなお姉さん。

 「おや?」と振り向くとランニング界のスーパーアイドル、福島和可菜さん。女性芸能人初の3時間切りを達成したランナーです。

 見事に目が合い、咄嗟に「ランスマ見てます!」「ありがとうございます!」少しの間ですがランニング話をすることができました。

 あっという間に抜かれましたが、その後も多くのランナーに声をかけながら、走ってました。凄いわ。

 この辺りで「Runtrip」の応援隊が待ち受けてくれました。

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 あと14キロ過ぎ、中盤での沿道が一番多いスポット根岸駅前でもラン友さんが待ち受けてくれました。

 知り合いが応援してくれるとやっぱりテンション上がりますよね。

 でも元気よく走れたのはなんとここら辺までで、20キロすぎ辺りから(まだ前半戦なのに)スタミナ切れの兆候が。

 驚きました。「え!早すぎじゃね!?」と。

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 21キロ、いよいよ来ました横浜マラソン最大の難所、首都高速湾岸線。

 日陰全くなし、”自動車専用道”なので、アップダウンも激しく、一般道ではありえないバンクがある。しかもコース変更で今年から首都高速の部分がさらに延長され、約15キロ。

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 まずは杉田入口から急こう配を登り、横浜駅方向に進み、本線に入ったところでいきなりUターンで逆走。ベイサイドマリーナ近くまで約3キロ弱。ここで折返し、ここから12キロ、沿道の声援もなく、しかもこの日の横浜20度近くまで気温が上昇したんです。

 首都高の途中でハンガーノック、そして太ももの痛みが頂点に。

 スピードがガタ落ち。エイドステーションの甘味、横浜消防さんのかぶり水には助けられたのですが、それでも焼け石に水状態。本当に本当に首都高がキツかった....。

 37キロ地点辺りでやっと首都高終了。本牧ふ頭入口から降りるので、最後にUターンするのですが、ここで急角度に回りすぎ、足をひねるアクシデント。本気で足がボロボロ。

 降りた直後に現れたのが個人でランナーにエアーサロンパスをかけてくれるおじさん。

 「おっ!どこかけて欲しい!」と言っていただき太ももにかけていただきました。これなかったらリタイアしてたかも....。

 首都高を降りると、山下公園はもうすぐそこ。また沿道の声援が戻ってきます。普段なら大したことがない5キロが辛くて辛くて….。声援には助けられたな…。40キロ地点には妻も駆けつけてくれました。そこだけは頑張りました(笑)。

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 どうにかこうにかゴール。

 タイムは4時間と数十秒。

 反省だらけのランになりました。

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 着いたら完走メダル、フィニッシャータオル、そしてラッキー給食が。

 バナナとアクエリアス、ゆでたまごはその場で頰張りましたよ。完全にエネルギー切れですね。

 ゴール地点では飲み仲間の一人がボランティアとして働いてまして、無事合流。労ってもらいましたよ。

 その後着替えて、職場の近くのネットカフェでシャワーを浴びて、夕方からお仕事、22時近くまで。

 長ーい一日でした。

 とにかく練習不足を痛感しました。スピードも距離も全く足りない。

 「練習は噓をつかない」身に沁みましたよ。もっとトレーニングせねばと。

 フルマラソンを走りこの半年弱苦しめられた膝と踵の痛みが出ないか?が一番の心配事でした。結果全く出ませんでした。今まで気にしながら走っていたのがバカバカしくなるくらい。

 太ももの筋肉痛はひどいもんでした。早歩き程度のジョグができるようになるのに2日、無理して走れるようになるのに4日、筋肉痛が完全に止むのに1週間かかりました。

 それでも練習を再開して11月5日には皇居でハーフマラソンの距離をほぼノンストップでキロ4分52秒ペースで。最近にしては結構なハードトレーニングを決行。それでも膝と踵の痛みはほぼ出なかったので、来週末ぐらいはもう2~3回は、激しい長い距離のトレーニングをしてみようと。

 次のレースは12月4日の湘南国際マラソン。正直あまり時間がないんです。

  とにもかくにも初めての大規模マラソン。つらかったですが、とっても楽しかったです。

 新型コロナウイルスがまた増加傾向ですが、もうマラソン大会がコロナを理由で中止にすることはないでしょうし、これからも参加したいと思ってます。

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プロギングを試してきました

 5月1日の話。

 妻がお出かけのため、朝はいつも通りランニングと思っていたんですが、前日にこんな記事を見かけて。

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「横浜ビール」がジョギングとごみ拾いの「プロギング」初開催 終了後は乾杯も:ヨコハマ経済新聞

 

 プロギングは、スウェーデン語の「plocka upp(拾う)」と英語の「jogging(走る)」を合わせた造語。

 ゴミ拾いをしながら走りましょうってことで。

 プロギングと言う言葉はもともと知っておりまして、関心はあったものの、一人でやるのにも躊躇いはあるし…。

 そんなところにご近所でイベントが行われ、事前に申し込みも不要とのことで「それじゃあ行ってみようかな?」と軽い気持ちで行ってまいりました。

 

 あとランニングを始めて2年半。ランニングに慣れてきた途端にコロナ禍でランニングイベントやランナーの集まり的なものにも出た経験がなく(マラソン大会ぐらいで)。他のランナーさんと(オフラインでの)交流の経験がなく、そんなことにも期待していました。

 横浜に日本法人本社を置くスイスのスポーツブランド「Onと、横浜最古参のクラフトブルワリー「横浜ビール」がメインで実施するイベント。

 「横浜ビール」さんは4年近く前から月一でランニングイベントをやっているそうで。何度も「横浜ビール」さんのビアレストランは行ったことがありますが、全く知りませんでした。

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 「On」は2010年創立、2015年に日本法人が出来たばかりの新進気鋭のブランド。

 先日表参道にフラッグシップストアもできてランナーの注目の的になっております。

 私も2足持ってますが、普段履きもしやすいデザインととても高い機能性がお気に入りのブランドです。

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 10時半に桜木町駅近くの「横浜ビール」の「ヨコハマビアスタンド」にて集合。

 総勢20名強の参加者。

 ほとんどの方が「横浜ビール」のランニングイベントの常連さんなのかと思いきや、初参加の方も多かった様子。

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 最初に「横浜ビール」の広報担当の横内さんと「On」の日本法人代表の駒田さんからご説明が。

 プロギング経験者の駒田さんから「あまり根詰めないこと。根詰めると虚しくなるので。他の人が取ってくれるだろうと思う気持ちも大事。楽しくやりましょう」と言う内容のアドバイスが。結構気楽になりました。

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 私は他の方が拾ったゴミをゴミ袋(袋が派手)に回収する役回りに。ゴミ袋に入れる際に回収する人が「ナイス~!」と言うのが日本のプロギングの習慣だそうで(ちょっと恥ずかしい)。

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 ゴミ袋に溜まったゴミはプロギングを横浜に広める活動に関わる「about your city」代表の小泉瑛一さんが乗るごみ箱を積載した自転車「Dumpster CARGO」に載せ換えます。

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 コースはヨコハマビアスタンドをスタートして、吉田町~大岡川沿い~若葉町~イセザキモール~馬車道~ヨコハマビアスタンドゴール。

 本来であればもっと走る予定でしたが、途中から雨が降ってきてしまい、3キロちょいになってしまいました。

 いままでゴミ拾いをして歩くことが正直なかったんですが、てっきりイセザキモールなどの繁華街の方がゴミが集まるのかと思いきやそう言うところはお店の方が日々掃除をしているようで、あまりゴミが落ちておらず、商店がある通りから一本外れたところはほぼ掃除がされてない為、ゴミが拾われずに残っているんですよね。

 あとはタバコの吸い殻は正直拾っても拾っても拾いきれないんですよね。

 もう一つ印象的だったのが、2日前に風が強い雨が降り、ボロボロになった雨傘が多かったこと。

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 45分程度でしたが、集まったゴミは燃えるゴミが3.2kg、燃えないゴミが6.2kg、計9.4kg。梅田で同様のイベントを行ったときは4kgも集まらなかったとのこと。横浜市民として不名誉と思っていいのか?

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 まだまだ世間での認知度が低いプロギング。集団のランナーがゴミを拾いながら走る姿はかなり注目を浴びました。

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 それもみんなでやれば楽しいわけで。自分自身、集団で同じペースで走ることが初めての経験。これも新鮮でとっても楽しかったです。

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 ランニングの後はお店の前でビールで乾杯!。これは楽しい。

 

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 そのあと希望者のみで「横浜ビール」のビアレストランで打ち上げ。

 大勢のランナーさんとアレコレおしゃべりすることが初めて。

 大会のこと、シューズのこと、普段のランニングのこと。あとビールのこと(ランナーさんは酒飲み多し!)。

 コロナ禍もあって、オフ会みたいな集まりも本当に久しぶりでしたので、本当に楽しかった。

 仕事以外で今まで会ったことがない方と交流したのもコロナ禍後初めて。参加して本当によかった。

 

 プロギングイベントも今後も継続予定だそうで、その他も「横浜ビール」さんでは定期的なランニングイベントを行うとのことでコロナ禍も落ち着いてきたし、このようなイベント参加も積極的に参加してきたいなと思ってます。

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大阪朝ラン(大阪旅行2日目その1)

 二日目。

 最近の旅先でのルーティーン。朝ラン。

 大阪ランナーの聖地、大阪城公園には行きたいと思いつつ、あとはテキトーに。(結果として)南森町〜扇町〜北浜〜中之島〜大阪城公園〜桜之宮〜南森町と言うコースで。

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 5時半にはホテルを出発。実は本来ならいきなり中之島に向かうつもりだったのですが、南北を完全に誤り、天満駅の先まで来てから南北逆に走っていることに気づき慌ててUターンしたり。

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 天満、中之島をみてやっぱり東京、横浜より桜は遅く、花見が可能なレベル。

 建物や公園もきれいで。改めてお散歩に来ようと。

 朝ランしながら朝ランしている方とClubhouseするのが日曜朝のルーティーンだったりするのですが、そこで大阪の方に大阪の街をリアルタイムで案内してもらいながらランニング。

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 大阪府庁前は大阪マラソンのスタート地点。

 

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 ランスマ倶楽部でも取り上げられた大阪城公園の屈指の上り坂、雁木坂。約100m程度かな?。

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 こちらが大阪マラソンのゴール地点。

 

  「大阪城公園の真下で行われているラジオ体操がすごい」と聞き、大阪城天守閣の真下まで。

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 着いたのは6時27分。ラジオ体操が始まる直前。

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 おおっ、凄い人!。

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 常設の朝礼台も2基設置されており、実質「お立ち台」

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 ざっくり200人は軽くいました。400人近く集まることも。

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 もう一つの目的だったのがタイムカプセル EXPO'70。

 1970年の大阪万博の際に埋設された文部科学省管理のタイムカプセル。

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 2基設置され、1台は2000年に開封され、あとは2100から100年ごとに開封。

 もう一台は5000年後の6970年まで未開封のまま保管すると言う壮大なプロジェクト。

 6970年ですよ、ロマンです!。

 ここに設置されているのも再開発の工事や天災、人災の影響が少ない場所と言うことでここになったそうで。

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 大阪城公園内は桜もまだ咲いてましたが、見頃を迎えていたのは桃でしたね。

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 そこから大阪ビジネスパークを経由し、天満方面へ。

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 大川沿いの桜はこの通り、間近で見ればかなり散っていますが遠目で見れば花見には十分。

 

 大阪で桜と言えば「造幣局の桜の通り抜け」。 

 大川沿いに造幣局があり、川沿いからのぞくことができます。

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 造幣局の桜はソメイヨシノではなく、八重桜がメイン。

 ソメイヨシノからは満開が遅れる為、タイミング的には満開寸前。

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 様々な種類の八重桜が咲き、これはきれい。コロナ禍の今は事前予約が必要で通り抜けはできませんでしたが、十分堪能できました。

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距離にして11.5KM。1時間半のランになりました。

 

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日本オリンピックミュージアム

 3月12日、フルマラソンも終え、オリンピックも終わり、オミクロン株も感染者数も下り坂になり、ちょっとお出かけしてまいりました。

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 日本オリンピックミュージアム

 ご存知の方は少ないのでは?。

 明治神宮外苑内の日本青年館の隣、神宮球場の向かい側にあるJAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREの1,2階にある日本のオリンピック専門の博物館。

 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUAREと言うのがかつて国立代々木競技場に隣接していた岸記念体育会館(山手線の渋谷~原宿間から見えた「岸体育館」と表記されていた建物)の老朽化に伴い実質の後釜としてできた建屋。

 岸記念体育会館に入居していた日本スポーツ協会日本陸上競技連盟等数多くの競技団体が入居しています。

 神宮外苑の博物館と言うとかつて旧国立競技場内に秩父宮記念スポーツ博物館があったのですが、旧国立競技場取り壊しに伴い、休館。当初は新国立競技場内にて再オープンの予定だったのが、新国立競技場の総工費高騰問題で頓挫。現在は隣接する予定の新秩父宮ラグビー場に入居する予定ですが、早くても完成は2033年の様です。

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 入口には前回の東京、札幌、長野の聖火台のミニチュア、日本のオリンピック参加に尽力した嘉納治五郎と近代オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタンの銅像、五輪のモニュメントが。

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 五輪のモニュメントと記念撮影できるところは(特に東京周辺では)ここ以外ほとんどないのでは?。

 コロナ禍で事前予約制ですが、直前でも予約可能。

 私も当日申し込みました。

 入場料金は500円(高校生以下無料)。

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 過去のオリンピックのポスターから始まり。

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 金メダリストの一覧。

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 1928年のアムステルダム五輪の三段跳びの織田幹雄選手から始まり、(現時点では)2018年の平昌五輪のスピードスケート女子チームパシュートまでの夏季142枚、冬期14枚分の写真が。

 これに東京五輪の27枚、北京五輪の3枚、計30枚が近日中に加わることでしょう。

 ちなみに日本選手団は夏季23回、冬季は22回参加。

 そう考えると去年の東京五輪で27枚金メダルを取れたのも凄いですが、冬季で金メダルを取るのが如何に困難か?がよくわかると共に今年の北京で3枚も金メダルを獲得できたことが如何に素晴らしいことか?がわかります。

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 まずはオリンピックの歴史。

 古代オリンピックの歴史から、クーベルタンによる近代オリンピックの設立、参加国の変遷。

 クーベルタンの五輪のデザインスケッチ、過去の大会の聖火トーチも展示されておりました。

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 覚えてる人もいるでしょうか?リオ五輪の閉会式にて次回開催地東京の紹介で使われた衣装です。

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「日本とオリンピック」コーナーでは過去に行われた1964年東京、1972年札幌、1998年長野の五輪の資料、戦火により中止になった1940年東京大会の資料。1912年のストックホルム五輪の金栗四三選手からの全参加選手一覧(これを眺めるだけでもかなり時間が潰れます)。

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 ちなみに今年2022年は札幌五輪から50年。札幌五輪の展示を多めに展示。

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 1940年の幻の東京五輪ではメイン会場では神宮外苑ではなく、駒沢だったんですよね。建設が予定されていたメインスタジアムの模型も。

 オリンピックゲームスのコーナーではオリンピアンたちの凄さをプロジェクションマッピングを使ったアトラクションで実感(ただしコロナ禍で半分近い展示が休止)。

 バスケットボール、走高跳の選手の跳躍高さ。

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 そして、陸上選手の足跡。

 男子100m世界記録保持者のウサインボルトの歩幅の広さ、そして一歩のスピード。とにかく広い、早い!。

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 陸上投てき競技のやり、ハンマー、円盤、砲丸の展示。持つことをもできます。

 陸上をやってないとまず触りもしない道具たち。

 砲丸は男子は7.26kg、女子は4kg。これをトップ選手は男女ともに20m以上投げます。

 妻は持ち上げることすらできませんでした。

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 オリンピズムストーリーのコーナーでは過去のフェアプレーの他。日本人初のオリンピアン金栗四三選手のユニフォームと足袋が。

 

 ボリュームとしては少なかったものの、パラリンピックの展示も。

 視覚障害のマラソンの伴走用のひもなど、パラスポーツならではのグッズが。

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 目玉は長年無敵の強さを誇る男子車いすテニスのレジェンド、国枝慎吾選手の車いすとラケットの展示。通常の車いすとはまるで違うだけに興味津々。

 現在は先日終わった北京五輪にちなんだ冬季五輪の企画展が。

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 まずは北京五輪公式マスコットの「ビンドゥンドゥン」とパラリンピック公式マスコットの「シュエ・ロンロン」と北京五輪の全メダリストの写真展示がお出迎え。

 夏季に比べ競技器具がとても重要な冬季スポーツ。

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 各競技の器具の展示(しかもほとんどが触れる)。

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 アルペンスキーやフィギュアスケートはともかく、スキージャンプ、スピードスケート、ボブスレーなどはまぁ普段触れる機会はありません。「こうなっているんだ!」と感動。

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 オリンピアンが実際に使った器具やユニフォーム、メダルを獲得した宇野昌磨、坂本花織選手が(平昌五輪で)実際に使った衣装。1972年札幌五輪、スキージャンプの日の丸飛行隊が使用したユニフォームも。

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 先日の北京五輪の日本選手団の公式ユニも

 あまり期待しないで訪問した日本オリンピックミュージアムでしたが、500円分の価値は十分ある展示内容でした。オリンピック好きにはかなりたまらない。

 ちなみに冬季五輪の企画展示は6月19日まで。4月12日以降は展示替えがあるそうです。

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 帰りに新国立競技場をぐるっと一回り。

 先日までバリケードが張られ、周りを通ることもできませんでしたから。

 東京五輪は全て無観客だった為、なかなか入る機会がない新国立競技場でしたが、5/7の日本選手権10000m、5/8のセイコーゴールデングランプリ陸上2022東京はどうやら有観客の方向。ここで入ってみようかな?と思ってます。

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フルマラソン 3時間半切り

 また1か月以上空白を作っちゃいました。まぁコロナ禍であまりお出かけもしておらず、週末は走るか、北京五輪他スポーツ観戦ばかり。

 

 3月6日。今シーズンの唯一のフルマラソン。行ってまいりました。

 

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 スポーツメイトラン葛飾区荒川河川敷堀切橋マラソン大会

 今シーズン最初に申し込んだのが、横浜マラソン。2021年10月31日の開催の予定。

 これは早々にコロナ禍で中止(オンラインマラソンのみ開催)が決定。まぁ仕事でどっちみち参加できなかったんですが。

 本来は記録が望めない横浜マラソンを予行練習としてハイシーズンの2月ごろに今シーズンの最終目標であるサブ3.5(3時間半切り)。の達成と言うロードマップを想定してました。

 横浜マラソン中止により、1月ごろにハーフマラソンでレース感を養い、2月20日の湘南国際マラソンをターゲットに変更しました。

 1月9日にハイテクハーフマラソンを完走。記録も申し分ないタイム。サブ3.5達成には十分なタイムでした。

 

 だがその10日後の1月19日。オミクロン株による急激な感染者増加により、湘南国際マラソンがまさかの開催中止。

 薄々中止になるだろうとは思ってましたが、これはショックでした。

 かなり早い段階で申し込みが終わる大規模大会への参加は事実上不可能に。

 

 もうこうなると昨シーズン同様小規模大会しかありません。

 とにかく今シーズン中にサブ3.5を達成したい。その一心でした。

 

 仕事などの都合を考慮し、3月5日、6日のどちらかの大会。小規模大会だとほとんどが河川敷になるので、(雨天でも大丈夫なように)非舗装じゃないところ、アップダウンが極力少ないところを探し、結果としてスポーツメイトラン葛飾区荒川河川敷堀切橋マラソン大会を選びました。

 

 2月2日に30キロ走。そのあと徐々に走る距離を落として体力温存。

 前回のフルマラソン同様、1週間アルコール断ち、カフェイン断ち。

 「サブ3.5は十分いける!」と言う気持ちで本番に臨みました。

 

 前日の時点で最高気温、15度。風がかなり強くなるとの予報。

 3月の暖かさは頭にありませんでした。しかも風。うーん。

 

 今回のウェアは下は2XUのコンプレッションショートパンツZAMSTのふくらはぎ用サポーター、半袖Tシャツ(中に汗冷え防止用のインナー着用)。アームカバーは不要と思い今回はパス。手袋も使いませんでした。

 シューズは1月のハイテクハーフマラソン同様NIKE AIR ZOOM TEMPO NEXT% 

 自分の実力にはちょうどあってるシューズだと思ってます。

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 横浜から会場の最寄駅の四ツ木まで鉄路。 キャプテン翼の聖地なんですね。実はバリバリのキャプテン翼世代なんですが、当時全くサッカーに興味がなく、ちゃんとは見てません。

 四ツ木から会場へは徒歩。実に17分程度。結構歩かされました。

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 1時間以上前には現地到着。

 今回の参加者はフルマラソンでは25名とのこと。まぁ小規模大会ですから。

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 9時半スタート(ちなみに今回はガチでタイムを狙っていたので、競技中は写真を撮りませんでした)

 コースは東京スカイツリーを望む荒川の河川敷を南北に往復する5キロのコースを8往復プラス端数調整のコース。

 事前に調べた通り、道路や鉄道の橋の下を通る際に多少アップダウンはあるものの、ほぼフラット。

 非舗装面はなし。トイレはコース沿いにいっぱい(一度だけ入りました)。

 ただし、何せ同じところを8往復。しかも河川敷。正直単調なんですよね。メンタル的に結構やられました。

 サブ3.5は1キロを4分58秒平均で走らないと達成できません。

 ですので、前半に貯金を作るためにも1キロ4分50秒を目標ペースに。

 ですが、普段は履かないNIKE AIR ZOOM TEMPO NEXT%。普段のトレーニング用シューズに比べ、かなりの高反発。

 まぁ事前には何度かリハーサルで履きましたが、それでもどれだけ力を抜いて走っても早くなってしまう。

 「ま、無理にスピードを落とさず、自然体で行って、できる限り貯金を作ろう」とそのままで。で、24キロぐらいまではずっと1キロ4分40秒ぺース。

 

 本来の大規模マラソンなら風除けかつペースメーカーになりそうな人を探して、それに合わせるところですが、何せ25人。

 諦めていたところ、2キロぐらい過ぎたところで後ろから足音が。

 なんと逆に後ろに付かれてしまいました。「まぁ仕方がない」とそのまま付かせます。

 まぁそのあと中間点ぐらいで、痺れを切らしたのか、先に行かれましたが。

 

 で、28キロ前あたりが風が強くなり始めます。南方向の往路がかなりの向かい風。

 これが本当に辛い。後になってわかりましたが、実はこの日は東京に春一番。そして最高気温は17.9度。

 コンディションとしてはかなりのバッドコンディションでした。

 

 補給食はアミノバイタルアミノショットパーフェクトエネルギーを20キロと、30キロで1本ずつ、35キロでアミノサウルスジェルを1本。

 適当に選びました。お手洗いが近いので、極力カフェインフリーのものを選びましたが、今考えれば最後の1本ぐらいカフェイン入りを使っても良かったかな?と思います。

 前回のフルマラソンに比べて給水は多めにとりました。暑かったですから。

 

 異変が始まったのは29キロごろ。その辺りから明らかにスタミナ不足を感じ始めます。もしかしたらオーバーペースだったのかもしれません。

 

 今回の目標はとにかくサブ3.5。それを達成することに終始しました。
 その時点でかなり貯金を作っていたので、計算して、「残り○キロを5分○○秒で行けば…」と。

 

 33キロからサブ3.5のペースである4分58秒を超えられなくなります。ここから少しずつ貯金を費やす我慢のレース展開。

 極力1キロ5分30秒以内を維持(それでも40キロで最遅の1キロ5分35秒を記録)。

 

 最終周回の折り返しを過ぎたところでやっと元気が出てきます。それでもそれがペースに跳ね返るのは最後の数百mだけでしたが(笑)。

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 性根尽き果ててゴール。

 それでもギリギリでサブ3.5は達成。本当にホッとしましたよ。達成しないまま来シーズンまで待つのだけは耐えられなかったので。

 着いたら足は全く動きませんでした。本当にギリギリでしたね。

 

 テントに着いたら、「先ほどはありがとうございました!」と。

 誰かと思ったら前半私の後ろにいた彼。

 彼は初フルマラソンで、同じくサブ3.5を狙っていたそうで、ちょうどペースが良かったんですね。

 でも彼は最後までペースが落ちなかったようで、私より15分近く早くゴールしていたようです。

 

 まぁ目標達成したので、反省もないかと思いますが、やはり30キロからのスタミナ切れは大いに反省の余地がありました。

 一つ思ったのは今シーズン30キロ走は2度実施しましたが、完全ノンストップの30キロ走は一度も行いませんでした。

 河川敷などで、信号待ちなどなく、ノンストップでの30キロ走をフルマラソン前に2~3度は実施して、長距離に体を慣れさせることが重要だったなと。

 兎にも角にもサブ3.5達成。フルマラソン完走者全体の1割未満(男性完走者の12%未満)と言われるレベル。中上級者の仲間入りができたかな?と。

 来シーズンは特段目標を作る予定はありませんが、3時間20分を切りたいな..とは思いつつも、かなりの努力が必要であると認識しました。

 普段からランニングはしてますが、正直、筋トレを全然やってない。筋トレも増やし、ランナーに適した身体づくりが重要かな?と。

 

 まずはコロナ禍が収束し、大規模マラソンが復活してくれることを祈るばかりです。

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ミズノランニングフォーム診断システム F.O.R.M.

 1月16日の話。

 夕方から神楽坂で友人4人での飲み会だった為、折角東京まで行くので....と神田へ。

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 神田スポーツ街。

 ひと昔前はスキー&スノボの街。自分も学生から40歳ごろまでは頻繁にスキーに行っていたので、よく訪れてスキーを買ったもんです。

 仕事の都合もあり、ほとんどスキーにも行かなくなり、ここに来るのもかなりご無沙汰。

 今回訪れた理由もスキーではなく、ランニング。

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 お目当ての場所はMIZUNO TOKYO。日本を代表するスポーツメーカー、ミズノのフラッグシップショップです。

 「ミズノランニングフォーム診断システム F.O.R.M. 」と言って、その名の通り、ランニングフォームを診断してくれるサービス。

 自分のランニング友達さん(と言っても一度も一緒に走ったことはないのだが)も受けていて、とても評判が良くて。

 自分一人で始めたランニング。ランニングクラブに入っているわけでもなく、練習会の類にも参加したこともないので自分のフォームがどれだけ正しいのか?もさっぱりわからない。

 湘南国際マラソンを走る前にとりあえず一度ぐらいは診てもらってもいいのかな?と。

 事前にネット予約をして訪問。5時間前まで予約可能なところがすごい。

 持参すべきものは下記の通り(申し込み完了時に届いたメールを転載)。

・履きなれたランニングシューズ

 (計測機能上、白ラインの目立つもの、再起反射の入ったシューズは極力お控えください。)

・動きやすい服装

(計測機能上、白ラインの目立つもの、白いTシャツ/靴下、

  再起反射の入ったウエアは極力お控えください。)

 (また、着衣の上からテープなどを貼らせていただく場合がございます。予めご了承ください。)

・タオル

 あと後述しますが、汗拭き用のボディペーパーを持参した方がいいです。

 別にミズノのランニングシューズじゃなくても大丈夫です。

 改めて考えるとミズノの靴なんて恐らく高校時代に体育用の運動靴として、シューズを買ったのが最後では?。30年年近く買ってない?。

 ウェアも一着もミズノ製は持ってなかったり.....。

 

 私が申し込んだのは6,600円のプレミアムコース

 測定してもらった後に診断、アドバイスをいただいたあとにもう一度測定してもらい、変化もアドバイスいただけるもの。

 2回測定するので計20分以上トレッドミルを走ります。ですので、「動きやすい服装」程度ではなく、ちゃんとしたランニングウェアで挑むのが好ましいでしょう。

 スポーツ街をブラブラしたあとかなり余裕をもって現地到着。

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 向かうは3階の陸上系のフロア。

 この日は私含めて計2名が診断を受けた様子。

 時間までフロアで流れていた都道府県女子駅伝を観戦。

 15分ぐらい前にスタッフに声をかけると、そのまま試着室へ通され、そこでランニングウェアに着替えて、診断室へ。

 まずは身長、体重、ランニング歴、月間走行距離、普段のペース、大会のベストタイム、目標としているレース、抱えているケガなど細かい内容の聞き取り調査。できる限りのアドバイスができるようかなり踏み込んだことも聞かれます。

 それが終わると、測定へ。

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 身体の動きを点で測定するため、測定用のマーカーを装着。

 ミズノさんのサイトから借用

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 装着が終わると、普段のランニングペースに近いペースで10分程度トレッドミルでランニング。それを専用カメラ2台でモーションキャプチャー撮影を行います。

 最近、ジムに行ってなかったので、本当に久しぶりのトレッドミル。多少の雨ならジムに行かずに外で走ってましたからね....。

  ランニング中に撮影しながらスタッフが診断結果シートを作成してくれます。

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 走り終えると、診断結果シートと撮影した動画を見ながらスタッフからの説明。

 ランニングフォームの総合評価になるランニングスコアは76.7点(平均が70点)。総合順位が65人中16位だそうで。

 

 「フォームは悪くないんですが...」と前置きしながらもバシバシ問題点が出てきます。

 まず出てきたのが腕降りの左右バランスの悪さ。左腕の方が高いらしい。

 今まで全く気づかなかったこと。

 あとこれも気づかなかったのは脚が流れて前に戻すと言う動作が遅れているとのこと。その為、ピッチが遅いとのこと。

 これはこのようなシステムを使わないとわからないなぁと思ったのが蹴り上げ時の足のブレ。明らかに外側にブレている。

 

 ちょっとショックだったのは自分としては接地する位置を重心の真下に置くように心がけていたんですが、それでもまだ手前とのこと。

  確かに明らかに前で設置している。これはよくない。自らブレーキをかけてしまっている。

 あとは「まぁそうなんだろうなぁ」と思っていたこと。

 猫背

 上半身が固い。

 かなり強度の高いトレーニングやレースに出た際に起こすハムストリングの張り(フルマラソン時は肉離れを起こした)も内転筋の弱さが原因と診断。これは全く分かりませんでした。

 

 あと一度測ってもらいたいと思っていたプロネーションレベル(着地時にかかとが内側に倒れ込む動き。シューズ選びの参考になる)も標準レベルだそうで、これは一安心。

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 ちなみにフルマラソンの予想タイムは3時間21分。おっ!、余裕でサブ3.5じゃん!。

 診断結果を踏まえて再度10分間のトレッドミル。

 ここでは撮影、測定をしながらその場で問題部分を指摘してくれました。

 一番驚いたのが腕降りの左右バランス。

 左右が同じぐらいになるよう意識して走り始めたのに「まだまだ右側が低いです」と言われ、徐々に右側を上げて行き「かなり右の方が上がっているでしょ?」ってレベルになって初めて「ちょうど今がバランスがいいですよ」と言われ愕然。そんなにバランス悪かったの?と。

 2回目の測定でランニングスコアは78.7点。総合順位が65人中14位と多少上がりました。正直いろんなことを指摘受けたので、すぐには矯正なんかできないわけで。

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 ちなみに自分に合ったミズノのシューズとコンプレッションウェアも紹介してくれます。今のところ買う予定も一切ない....。

 最後に内転筋のトレーニング方法も教えていただき終了。

 暖房も効いている店内での20分のランでしたので半袖、ハーフタイツでもかなり汗をかきました。流石にシャワールームはありませんので、ボディペーパーは持ってきておいてよかったですね。

 診断のあと数日で、MP4ファイルのランニングの動画が届きます。これもとってもありがたい。

 やって正解ですね。

 自分がランニングフォームがダメなところがよくわかりました。

 

 これを踏まえて1か月後の湘南国際マラソンを.....と思っていたんですがオミクロン株の感染拡大でまさかの開催中止。2年連続で申しこんだのにまたもや中止.....。

 どうしても今年のうちに目標のサブ3.5を達成したいと思っているので、昨年同様小規模のマラソン大会に参加を目論んでいます。まだどの大会に出るか?は決めてませんが。

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第22回ハイテクハーフマラソン

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 1月9日、今シーズンの初レース、第22回ハイテクハーフマラソンに参加してきました。

 本番レースは2月20日の湘南国際マラソン(フルマラソン)。それに備えての前哨戦です。

 日本陸連公認大会、東京都最大規模と言われるハーフマラソン大会。

 昨シーズンは小規模な大会しか参加しておらず、大規模大会は人生初レースだった2020年の神奈川マラソン(ハーフマラソン)以来。ハーフ6000人、10km 400人が走ります。 

 年末にインターバル走、30キロ走で走り込みをして、そこから走る距離を縮め、ハーフマラソン本番に備えました。

 実は直前まで少し左脚のハムストリングに違和感があり(年末の走り込みが原因と思われる)、不安は多少がありました。

 ストレッチ他であがいて本番に臨みました。

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 5時前には起床、しっかり炭水化物をとって6時には出発。会場の最寄駅は赤羽。そう言えばレースで神奈川県を飛び出すのは初めてでした。

 6400人以上が参加する大会。現地にはスタート2時間前に着きましたが、すでに駅にはジャージ、ランニングシューズのご一行がいっぱい。

 駅から徒歩10数分とのことでしたが、地図を見る必要は一切なく、そのご一行をついていくことで難なく現地に到着。

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 メイン会場は新荒川大橋野球場

 流石は東京都最大規模のハーフマラソン。会場はこの通りとっても大規模。

 ちなみにこの大会も昨年はコロナ禍で中止。2年ぶりの大会になります。ワクチン接種の提示まではありませんでしたが、1週間前からの検温と体調管理のチェックシート提出が必須になっておりました。

 1月6日に関東南部を中心に雪が降りました。待機場所がグランドであることがわかっていて、グランドはぐしゃぐしゃかな?と思い、念の為レジャーシートを持参しましたが、ウォーミングアップ用の走路を除けばほとんどがしっかり乾燥していました。ちょっと驚き。

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 規模が大きい大会、ゲストや参加者も豪華でした(敬称略)。

 確認した中では猫ひろし福島和可菜姉妹、エリックワイナイナ平塚潤岩出玲亜下門美春

 ランチューバーではSUIランニング食堂RUN MAXチャンネルHAGIRUNちゃんねるガチオ

 その他に青山学院大学駿河台大学の選手が参加。駿河台大学は徳本監督が直々に参加したそうで。

 荒川の河川敷を上流に向かい折り返して帰って来る往復コース。

 ちなみにウェアは昨年のフルマラソンと同じスタイル。

 下は2XUのコンプレッションショートパンツZAMSTのふくらはぎ用サポーター、半袖Tシャツ(中に汗冷え防止用のインナー着用) にアームカバー。

 この日は東京の最高気温は13度超え。1月上旬としてはかなり暖かかったんですね。見事なマラソン日和。結局アームカバーは走り始めて30分足らずで手首まで縮めてしまいました。

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 シューズですが、レース用に11月に購入したNIKE AIR ZOOM TEMPO NEXT%

 皇居ランの際にランニングステーションで借りたNIKEの厚底シューズで、トップモデルでも使われる高反発素材にさらに反発を高めるエアポッド装着のモデル。他のNIKEのシューズに比べ、幅広なのも自分の足に合ってました。(ちなみにトップモデルのAIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%も履いたことがありますが、足幅が狭すぎて全く自分の足には合いませんでした)。

 厚底高反発シューズを使えば1キロあたり10秒以上はタイムが縮まります。それは経験済み。 

 たまたまスポーツオーソリティに寄った際にセールをしていて迷わず購入しました。これで2月の湘南国際マラソンでもこれを履く予定。

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 ちなみに計測タグはこの通り紙製のリボン状のものを左右に2本。今までの大会の計測タグはプラスチックプレートで返却義務がありましたが、これは返却不要。 

 ちなみにスタート前は5キロ、10キロ…とスプリットタイムを計測してくれると思っていたんですが、どうやらスタートとゴールのみ。

 目標タイムは12月7日ランニングステーションで借りたNIKE ZOOMX VAPORFLY NEXT% 2を履き、皇居ランにて達成した1時間35分04秒を超える1時間35分切り。1キロあたり4分30秒以下で走る事がマストになります。

 スタートは6000人を超える選手を円滑にスタートさせる為、3段階に分けてスタートするウェーブスタート方式。

 私は第2ウェーブのスタートで9:45スタート。

  早めに到着し、着替えなどの準備とウォーミングアップをしたつもりでいたんですが、荷物を預け、さぁスタート地点に行こうと思った矢先にまさかの尿意(現地に着いてから2度も行ったのに)。すでにその時にはトイレは長蛇の列。

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 トイレを済ませ、スタート地点に着いたのは9:45ジャスト。結局第2ウェーブの最後尾からスタート。スタート地点にたどり着くまで2分近くかかることに。大いに反省です。

 最初の3キロ程度はぎゅうぎゅうの中でランナーをどんどん追い越しながら、スピードを懸命にキープ。

 久しぶりの大規模レースでしたからこれにも手を焼きました。

 それでも最初の1キロは4分32秒。転倒しないように走ろうとするとこれが限界でした。

 コースは荒川の上流方向へ10キロ過ぎまで河川敷を進みます。ほぼフラット。

 自分のペースで走れるようになってからは4分20秒台前半で快調に進みます。前半で極力貯金を作っておく作戦(ポジティブスプリット)です。

 普段はいつも一人で走ってますが、今回は同じコースを走る”同志”が一緒。嫌が応にもペースが上がります。

 よく前半に力を温存し、後半にスピードを上げるネガティブスプリットの方が良いとよく言われますが、性格的に自分には不向きなので。 

 10キロすぎに荒川の分流の新河岸川を超えるための朝霞水門を通る為に一旦堤防の上までの上り、水門を過ぎた後にまた河川敷に降りたところが折返し地点。ここが唯一のアップダウン。ここでのペースが1キロ4分34秒。多少貯金を使います。

 

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 前半にかなり貯金を作れたので、そこからはちょこっとだけペースダウン。1キロ4分25秒前後にペースをコントロール。

 それでもハーフ走では今まで走ったことのないペース。明らかに足に疲労が出始めます。それでも17キロ〜18キロの1キロ4分31秒が後半の最遅ラップ。ここから最後の力を振り絞り、これ以上遅れることなくペースをキープ。ここで1キロ4分30秒台が続かなかったのは自分でも意外でした。

 最後の1キロはラストスパートで4分20秒切り。

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 無事完走。

 グロスタイム(スタートの号砲からゴール)は1時間35分を僅かながら切ることはできませんでしたが、ネットタイム(スタートライン通過からゴールまで)は1時間33分前半でゴール。スタート前のトイレさえ回避していれば…..。

 

 自分としてはサブ3.5(3時間半切り)を目標としている湘南国際マラソンのの前哨戦として、今回の目標1時間35分切りは悠々クリアできたのは自分としては大きな収穫でした。

 

 往復コースだったので、先頭グループとすれ違いましたが、ほとんどが青山学院の選手。まぁ早かった!。

 そのあとかなり遅れて駿河台大学の選手。

 今回参加したのは箱根駅伝の出場できなかった選手。青山学院の層の厚さを実感しました(どうやら駿河台大学の選手は全て1年生だったようです)。

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 結果も上位はこの通り。

 3位のダニエル・ムイバ・キトニー選手は日本大学出身で現カネボウ所属の実業団ランナー。箱根駅伝では3年連続で5区山登りを担当した異例の留学生。4年生の時は区間賞を獲得しています。

 完走賞はこの通り。

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 フィニッシャーメダルは初めてもらいました。初めてだったので嬉しかったです。

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 あとはフィニッシャータオル、経口補水液、ヤマザキランチパック。

 

 反省点もありました。

・スタートまでの段取り(レース前のトイレ)。

 着ていた服を全部預け、スタートラインに着く前に最後に一度トイレに行くことを前提で行動すべきだった。

 

・ペーサーを見つけられなかった。

 そもそも風が強くなかったことも一因ですが、風除けにもなるペーサーとなるべきランナーを作って、そのランナーの後ろを走ればもっと体力を温存できたのではないか?とは思いました。正直レース中にもそれを考えていたんですが、しっくりくるランナーを見つけることができなかったんですよね。

 2月の湘南国際マラソンは海岸沿いのみを走るコース。嫌が応にも風は吹きます。ペーサー作りでタイムが大きく変わる可能性は強いので大いに反省の余地があります。

 

 でも久しぶりの大規模レース。集団で走るのってやっぱり楽しいですね。マラソン大会とっても満喫させてもらいました。

 この1年半、ほとんどのマラソン大会がオンラインマラソンになりましたが、やっぱりリアルですよリアル。

 湘南国際マラソンは国道134号線、西湘バイパスを封鎖する1万人規模の大会。もっともっと盛り上がることでしょう。

 あと、不安だった左脚のハムストリングは全く痛むことはありませんでした。

 翌日以降も痛んだのは両腿の筋肉痛だけでした(無意識に実力以上の力を出していたんでしょう)。

 

 今回の成績、反省を糧に湘南国際マラソンまで準備を進めていきたいと思ってます。

 気になるのは新型コロナウイルスの第6波ですね。中止にならなければ良いのですが…..。

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本格ランニングウォッチ購入(本日のお買い物:12/8)

 さんざん悩んで買いました。

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 GARMIN FOREATHLETE 745

 GPS対応ランニングウォッチです。

 

 ランニングを始めて2年が過ぎました。

 住友生命Vitalityに加入して、当初はそのポイント稼ぎ程度で走っていたのが、ドンドンはまり込み、加入後半年でハーフマラソンの大会に参加、1年半で遂にフルマラソン完走(4時間切り達成)。毎月200キロ前後をランニングと住友生命Vitalityに加入する前は想像もつかなかった生活スタイルに。

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 住友生命Vitalityを通して購入すると最大24000円分ポイント還元があると言うことで(実際24000円キッチリポイント還元させました)購入したApple Watch Series 5

 ランニングウォッチとしてだけでなく、SuicaLINEやメールの通知、いざ使ってみるととっても便利。スマートウォッチなしの生活は考えられなくなりました。

 そんな中、この半年ぐらい前から気になり始めたのが、GARMINのランニングウォッチ

 ガチで走り始め、ランニングのタイム、ペースがかなり気になるように。

 特に初マラソンだった「35UP RUN新横浜鶴見川マラソン大会」で3時間35分切りを達成し、マラソン男子全完走者の約12%しかいないと言われるサブ3.5(3時間半切り)へあと5分で達成できるところまで自分のレベルが達していることを知り、次回のマラソンでは是非ともサブ3.5を達成したいと思ってました。

 ランニングする時はもちろんApple Watchをつけて。

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 心拍数、距離、ペースは性格の問題かもしれませんが、結構こまめに見ます。

 ですが、使い込むにつれ、いろいろ気になることが。

心拍数が走り始めて約1キロ弱測定できていないことが多い。

距離も高架下や建物の下を走って通過すると、距離を長く測定することが多い(ペースが実際よりやたら早くなる)。

Apple Watchにリアルタイムで表示されるペースが怪しい。と言うよりあまりあてにならない。

走りながらのタッチパネルの操作がやりづらい。

野良Wi-Fiを拾っている途中で一時停止などの操作をすると正しく動作しないことがある。

 こんな点に不満がありました。

 このような点を調べてみると大抵出てくる答えが「所詮、ランニングウォッチ専用機じゃないし」。

 で、さらにまわりのランニングを趣味にされている方から聞こえてくる「GARMINいいよ!」の声。

 随分前から、いろいろ調べていたんですよね。

 高架下や建物の下を通過する際のGPSの乱れはGARMINでも発生するものの、Apple Watchよりはよさげ。

 GARMIN Connectを使用することにより、Apple Watchでは比較にならないぐらい細かいランニング解析を見ることができる。しかもiPhoneだけでなく、Webブラウザで見られる。

 2021年の箱根駅伝で大旋風を巻き起こした創価大学陸上競技部駅伝部は全ての選手がGARMINを着け練習し、それを監督が一元管理し、体調や練習内容を確認しているそうで。

 

 買い替えるきっかけが2つ。

 一つは購入して2年が経過し明らかにバッテリーの持ちが悪くなり、「フルマラソン、3時間半持つ?」と心配になり始めたこと。

 実はBLOGには書かなかったんですが、10月の終わりに仕事中に転倒して、前歯を折り、指を10針縫う大けがをしました。

 その際にApple Watchのガラスパネルに擦り傷が入ってしまったんです。

(液晶カバーをつけてたつもりがいつの間にが外れてた)

 立ち止まったり、歩いてApple Watchを見る分には全く支障がないものの、走りながら見るにはかなり厳しいレベル。

 バッテリーの問題もあり、ガラス交換に修理代を払ってApple Watch Series 5を使い続ける気は全くなく(住友生命Vitalityのポイント還元を考慮すると買い替えるのと大差がない)、すぐにApple Watch の最新モデルに買い替えるか?、Apple Watch Series 5を使い続けて、さらにGARMINのランニングウォッチを買うか?で悩むことになりました。

 androidのスマホユーザーであればGARMINのランニングウォッチのみを所有する人は多いのですが、iPhoneユーザーの場合はかなりの割合でGARMINのランニングウォッチ、Apple Watch を持っている人が多いんですよね。

 ランニング以外の普段使いであればやはりApple Watch 一択。

 iPhone専用だけにApple Watch との親和性は言うことなし、アプリの豊富さも魅力。さらにSuicaでは定期券を入れることやオートチャージの設定も可能。普段使いでGARMINを使おうとは少なくても購入する前まではこれっぽっちも思ってませんでした。

 ボーナスもそれなりに出そうなこともわかり、悩みに悩んだ末、GARMINのランニングウォッチを買うという方向に。

 しかも1月9日に開催される首都圏最大規模の日本陸連公認のハーフマラソン「ハイテクハーフマラソン」に申し込んでおり、それまでには操作に慣れておきたい。早めに注文しようと。

 

 で、何を買うか?。

 悩んだのが3機種

 FOREATHLETE 745FOREATHLETE 245FOREATHLETE 245 music

 どちらも市民ランナーからプロランナーまで幅広く使用されている機種です。

 FOREATHLETE最高機種の 945はトレイルランニング、ウルトラマラソン向けの機能が多く、ロードランナーには不必要な機能も多く、オーバースペック。

 それ以外の機種は機能が少なく、「せっかく買うなら....」と却下。

 FOREATHLETE 245は電池の持ちもよく、ロードを走る分には全く問題ない性能。245 musicならさらに音楽をスマホを携帯せずに聴くことができる。

 FOREATHLETE 745はなによりSuica搭載。あと音楽も聴ける。

 もう一つ気になった機能がFOREATHLETE 745のみに搭載されている「トラックラン機能」。

 それほど走るわけではないですが、近所に陸上競技場があり、そこでインターバル走などのポイント練習を今後は増やしていきたいと思っているんですが。

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 これは日産スタジアムのトラック無料開放の際に計測したApple WatchGPSの軌跡。

 5キロ走をやって同じトラックを12周半したんですがこの通り。もうメチャメチャ。

 GPSが示した距離は6.23キロ。

 どのGPSウォッチは普通はこんなもんだそうで。

 ですが、「トラックラン機能」を使用することによりちゃんと補正してくれるらしい。しかも精度はかなり高いとのこと(しかも第何コースを走ったか?も加味してくれるらしい)。

 245745で定価ベースで1万円差。折角買うならこの機能は欲しい。悩みに悩んで745を買うことに。

 GARMINを購入するにあたり、背中を押したのが住友生命Vitalityの加入者は特別価格で購入できること。あまり量販店でも値下げをしないGARMINですが、FOREATHLETE 74525%引きで購入できました。

 住友生命Vitalityのサイト経由のGARMIN公式のオンラインショッピングで12/6に申し込んで、12/8に到着。メチャクチャ早い。

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 専用の液晶保護シートは別途ヨドバシカメラで購入。

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 Apple Watch以来の新デバイスの開封の議です。

 すぐに液晶保護シートは貼り付けたものの、きれいに貼れず結構凹む。

 液晶保護シート代もバカにならないのでとりあえず、そこそこ汚れるまではこのままで行きます。

 事前に予習しておいたランニングウォッチとして必要なアプリ、GARMIN ConnectConnect IQ Storeをインストール。GARMINのを使うにあたり、必要なGARMINのアカウントはオンライン購入した時点で登録済み。

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 GARMINの電源を入れるとすぐに初期設定開始。ペアリングなどはかなりスムーズに進み、あと身長体重等の必要なデータを入力。

 最低限使えるようになるまではあっという間。

 ただし、Apple Watchを使っているのと、にわか予習をして使えるはずの機能が頭に入っているので、「**をやるのはどこから入っていくんだ?」とそこで悩みます。

 基本わからないことは全てgoogleで検索。大抵答えにぶつかります。

 もう一つぶつかった壁が操作。

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 ランニングウォッチです。走りながら操作できなきゃ意味がありません。

 GARMINFOREATHLETEシリーズは左3つ、右2つのボタンの構成。タッチパネルではありません。ボタンで確実に操作できるのがランニングウォッチに特化したFOREATHLETEシリーズの特徴。

 ただし、どのボタンがどの機能を有しているのか?を頭だけでなく体で覚えなければなりません。

 正直AppleWatchを買った時も慣れるまでストレス溜まったんですが。

 これも2~3回ランニングして次第に慣れました。

 

 で、実際に使ってみた結果.....「買ってよかった!」

 とにかくランニング専用機と言っていいだけにランニング中のデータの確認、操作がApple Watchに比べて圧倒的に上。

 全く勝負になりません。

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 これが普段ジョギングしている時にメインの画面。

 距離、タイム、ペース、心拍数。

 これも項目数などを含め、デザインが可能。

 画面も大きく、老眼気味の自分にはApple Watchでは走りながらでは見辛かったですが、FOREATHLETE745では全く問題なし。

 

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 またメインの画面以外にも複数のページ(FOREATHLETE74510ページらしい)を作成できて、ランニング中でもページ送りも簡単。タッチパネル操作ではなく、ボタン操作なので反応しなかったり、押し間違えることが全くなし。

 信号待ち等で経過時間を止める時も画面を見ないで止められます。

 これが一番役に立つのはオンラインマラソン。

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 Apple Watchだとタッチパネルなので使用するアプリによっては一時停止ボタンの隣に終了ボタンがあるものもあり、押し間違えて一時停止のつもりが途中棄権!なんてこともなくはないわけで。

 
GPS
の精度も自分が使っているAppleWatch series5よりはかなりいいような気がする。

 AppleWatch series5だと高架の下とかを走ると途端に距離が実測値よりも走った距離が長く計算されるようなことがあったんですが、それも今のところはなさげ。

 心拍数も測れてないことは全くなし。

 

 で、一番感動したのがトレーニング用の機能とトラックラン機能。

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 1225日に新横浜公園にある日産スタジアムのサブトラック、日産フィールド小机が無料開放日だったので、久しぶりのトラック練習。

 1月のハーフマラソンに備えて、ちょっと変わった練習をしようとインターバル走を。

 試したのはヤッソ800

 目標タイム時間分の人は800m(トラック2周)を秒で疾走し、そのあと休息ランとして400m(トラック1周)を秒で走る。これを10セット。

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 このようなトレーニングもスマホでも時計でも設定可能。

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 まずはトラックランの設定を行います。

 トラックは当たり前ですが、レーンによって距離が異なります。

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 トラックが開放される場合、ほとんどの場合は1レーンが路面保護の為、閉鎖されてます(コーンが大抵置かれている)。今回は走ることができる最も内側のレーン2で設定。

 数周するとトラックを覚えるそうで、ウォーミングアップで数周走り。そこからヤッソ800スタート。

 私はフルマラソン3時間30分目標だったので、800m(トラック2周)を3分30秒で疾走し、休息ランとして400m(トラック1周)を3分30秒で走る設定で。

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 これがトレーニング中の画面(この時はスクリーンショットが撮れることを知りませんでした)。

 いくらでもデザイン変更可能ですが、この画面(休息ラン)だと、上に休息終了まで距離、左側にペース(1キロ当たり。自分の目標では疾走時に422/km、休息ランは844/km)、右側に時間(自分は疾走時は800mを330秒、休息ランで400m330秒)。

 下に繰り返した回数を表示。

 これさえ見れば。インターバル走は簡単にできます(別にトラックじゃなくてもどこでもできる)。これはAppleWatchでは絶対できない。今後、インターバル走がとてもたのしくなりそう。

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 記録もこんな感じで残ります。

 そして、トラックランですが。

 

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 先ほどの日産スタジアムのトラックで5000m走った時のAppleWatchでのGPSの軌跡(日産スタジアムは観客席に屋根があるので、特にひどい)。

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 そして今回、トータルで12000m走った時のGARMIN FOREATHLETE 745の軌跡。

 この通り!素晴らしい!(疾走中は2レーン、休息ランは3レーンを走っているので実際に多少ジグザク走っています)。

 トラックで使って、本当に買ってよかったと思いましたよ。

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 AppleWatchとの大きな違いはAppleWatchの場合はiPhoneのヘルスケア、フィットネス、あと使用したアプリでのみランニングの情報を見れらますが、GARMINでは前述の通り、GARMINのサーバーにすべて情報が残されるためにwebブラウザにて細かい情報を見ることができます。
 すべてスマホで完結する人からすればどうでもいい機能かも知れませんが、日常でPCを使用しているランナーには本当にありがたい。
 

 あと音楽機能ですが、もちろん使うことはできたんですが。

 AppleWatchのadidas runningなどのアプリを使用すると、1キロごとに音声アナウンスでラップタイムの情報を教えてくれます。当然iPhoneが母艦になっているので、iPhoneからの音楽を聴きながらその情報を聞くことができます。
 で、GARMINでもラップごとの音声情報を聴くことができるのはわかっていたんですが、購入する前の勝手な推測だったんですが、GARMINからの音声情報を聴くことができるのはGARMINの時計に直接イヤホンをペアリングしている時のみで、イヤホンをiPhoneにペアリングしているとGARMINからの音声情報は聴けなくなると思っていたんですよね。それが使ってみると、イヤホンをiPhoneにペアリングしていてもGARMINからの音声情報が聴くことができました。

 「GARMINに音楽再生機能があるから、それ使えばいいじゃん!」と思うかも知れませんが、普段のランニングでは音楽も聴くんですが、radikoやポッドキャストを聴くことが多いんですよ。ポッドキャストもGARMINでも聴くことができますが、最新のコンテンツを聞こうとすると都度パソコンからダウンロードするか、有料サブスクリプションサービスに加入して、都度スマホから転送する必要があります。めちゃくちゃ面倒。

 あと、どっちみちランニング中は写真を撮ることが多いので、iPhoneを携帯しているので、GARMINからの音声情報をiPhoneか経由で聴くことができるのなら、iPhoneから聴けばいいやと。

 今後トラック練習や、大会でガチでタイムを狙いに行くためにiPhoneを持たずに走る時はGARMINの音楽機能を使っていきたいなと思ってます。

 まだまだ機能を使い倒してませんが、これからもいろいろ機能を見つけてランニングライフを楽しもうと思っております。

 

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箱根駅伝往路ラン後編(5区)

 箱根駅伝往路ラン、4区を走れ終えてから1ヶ月後の11月20日。いよいよ5区山登り。

 

 4区までは大した準備もなく出掛けられましたが、5区は別格です。

 一番気になったのは気温。スタートの小田原中継所は標高36m、最高地点が874m、ゴール芦ノ湖が723m。 

 真冬ではないですが、11月下旬。

 今までは汗びしょ濡れの状態でも中継所から最寄りの駅までは徒歩などで戻れましたが、 標高が700mを超えるゴールはかなり寒いことが想定され、芦ノ湖から小田原まで戻るのは….。

 で、妻に同行してもらい、小田原中継所の最寄駅の風祭までの衣類、着替え、その他荷物をゴール芦ノ湖まで持って行ってもらいました(バイト代はその夜の旅館の宿泊。もちろん宿代は私のポケットマネーから)。

 1区から4区まではコロナ禍の人のすれ違いなどを考慮し早朝走り始めましたが、5区は宿のチェックイン時刻と気温を考えてお昼前にスタートにしました。

 服装ですが、当初はどのくらい厚着をしなければならないのか?と悩みました。

 しかし、直前の予報は晴れ、気温もスタートもゴールも15度近い予報。マラソンにしては暑いレベルです。

 もともとは長袖にロングタイツのつもりでいましたが、予定を変更。

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 半袖Tシャツ(中に汗冷え防止用のインナー着用)にランニング用のアームカバーコンプレッションタイプのショートタイツに疲労対策を兼ねてふくらはぎのカーフスリーブ、薄手の手袋と言うスタイルに。ほぼ真冬のマラソンと同じスタイルです。

  横浜から東海道線の普通電車で小田原まで。

 箱根登山鉄道の風祭駅を下車。

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 ちょうどコロナの行動制限はほぼなくなり、しかも箱根は紅葉シーズン。小田原中継所がある鈴廣かまぼこの里は盛況。

 そんな中、ただ一人ランニングウェアの自分。当たり前ですが浮いてました。

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 11時40分ごろスタート。

 5区は今までのように歩道橋登ったり迂回路に迂回させられたりはないだろうと思いきや実はいきなりそんな事態が。

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 まずは小田原箱根道路の箱根口ICの下りの入口を渡れないため、まずはスタートしてすぐ反対車線の歩道に。

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 その後今度は小田原厚木道路の小田原西ICの上りの入口が渡れない為、歩道橋でまた反対車線の歩道に。

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 次は1.2キロ先の箱根新道の山崎ICの入口で車道を跨げず、手前の側道から高架を潜り、反対車線へ。その後湯本周辺でまた下りの車線の歩道に戻ることに。

 芦ノ湖周辺で反対車線に行かざる終えないところはありましたがアップダウンや駅伝コースから大きな迂回が発生するのはここまで。

 この山崎あたりからゆっくり勾配が急になります。

 スタートから約3キロの箱根湯本駅周辺はいったんフラットに。

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 箱根観光の起点となる箱根湯本駅。観光客でかなり混雑しており、危険がないようにスピードをコントロールしながら走行。

  箱根湯本駅の商店街を過ぎるといよいよ本格的な山登りのスタート。

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 5区の映えスポットの函嶺洞門を過ぎ、4キロの塔ノ沢を過ぎるとさらに勾配が急になります。それでもまだ序盤、普段の平地のランニングに比べ1キロあたり20~30秒近く遅いペース(5分20秒~30秒/km。)ではあるものの比較的快調に進みます。

 自分も週末は1キロで約40m近い勾配を必ず登るランニングコースを走っていて、そのおかげか、比較的登りには自信があります。

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 7キロ地点、大平台の急カーブ。ここを超えると若干なだらかに。

 ここでスピードをかなり上げました

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 ちなみにここで気温は15度。

 実際に走って感じたのは体感気温の変化がかなり激しいこと。

 日向だと、アームカバーを捲らないと暑いぐらいの体感、日陰だとアームカバーをしっかり装着してもかなり寒いぐらい。

 アームカバーと言う選択は季節的には正解でした。ただし12月に入ると防寒対策をしないとかなり寒いかもしれません。

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 そして9キロ過ぎの宮ノ下の交差点。箱根の山登りの途中では普段では最も応援が華やかなポイント。

 実はこの交差点を左折したところからが一気に急勾配になります。

 ここからがかなりキツい。恐らく箱根のランナーもここから苦しむことになると思います。

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 宮ノ下からすぐにある一昨年の台風19号による橋梁崩落の現場。橋梁が崩落するような場所だと思えばかなりの急勾配であると言うことがわかります。

 このあたりで尿意が....。

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 どこかないかな?と思っていると登山鉄道の小涌谷の踏切の寸前に箱根町の消防本部があり、そこのトイレが一般開放されてます。

 あと気づいたところでは、宮ノ下の観光案内所、芦の湯に公衆トイレがあります。あと芦ノ湖周辺はいくらでもあります。それほどコース沿いにはコンビニもないし、標高が上がると気温が下がり、お手洗いも近くなるので、早めにトイレには寄っておいた方が安全です。

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 小涌谷の踏切がちょうど10キロ過ぎ。

 11キロ過ぎにあるのが、駅伝中継ではお馴染みのポイント小涌園。

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 現在本館は建て替え中ですが、日帰り施設のユネッサン、全室露天風呂付きの箱根小涌園 天悠が国道1号を挟んで向かい側にあります。

 通過したのが13時ごろ。ちょうど人の出入りが少なかった時間なんでしょうか?。大規模な施設の割には人はまばら。 

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 この周辺まで来ると標高は600mを超えます。気温も5度以上下がります。

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 紅葉もとてもかなり紅くなります。

 このあたりが、5区の中で最もつらかったポイント。12キロ~15キロは普段はまず出さない1キロ6分台。1キロで標高にして80m以上登ってます。

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 15キロを過ぎたところで景色が変わります。曲がりくねっていたコースから一直線に。芦之湯のポイントです。

 この直線でいったん下り、上りきったところが約16キロ、国道1号最高地点、標高874m。

 この登りもかなりやられます。

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 ついに国道1号最高地点。登りきりました。

 正直ここで達成感が生まれます。でもまだ5キロ弱あります。

 ここから芦ノ湖畔までの2キロ強はずっと下り坂、標高にして150m近くを一気に下ります。ピーク時は4分30秒/kmを記録。普段自分が5000m走で出すスピードです。

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 そして、遂に見えました芦ノ湖。

 ここまで麓や宮ノ下以外ではほとんど見なかった観光客がわんさかと。

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 湖畔では観光客の通行に配慮しながら先を急ぎます。

 ラスト2キロは一気にペースアップ。しかしラスト1.5キロ辺りから数百m弱が最後の上り坂。ここが精神的にかなりキツい。「ここを超えればゴール」と気持ちを切替え、ラストスパート。

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 箱根関所南の交差点を右折するとゴールの石碑が見えます。

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 5区20.8km、往路107.5km、遂にゴール。

 所要時間1時間52分48秒(写真撮影&トイレ休憩、信号待ち時間を除く)ペースは5分25秒/km。

 正直もっとかかると思っていたんで(5分前半ペースで走れるとは思ってませんでした)かなりの大健闘です。

 

 各区をまとめると(写真撮影&トイレ休憩、信号待ち時間を除く。括弧内は箱根駅伝区間記録)

1区 1:47:50 5:03/km (1:01:06)

2区 1:58:50 5:09/km (1:05:49)

3区 1:45:52 4:56/km (0:59:25)

4区 1:41:08   4:50/km (1:00:30)

5区 1:52:48   5:25/km (1:10:25)

往路 9:06:28 5:05/km (5:21:16)

 区間記録と見比べると改めて箱根ランナーの脚力に驚かされます。

 

 ゴールすると観光客と思われる方から声をかけられ、

観光客「5区ですか!?」

私「はい!」

観光客「どのくらいで走りました?。キロ何分ですか?」

私(おっ、この人走ってるね!)「キロ5分30秒位ですね」

観光客「お~っ!速い!お疲れさんです!」

 

 ランニングをやらないと1キロでどのくらい走れるか?ってわからないものですよね。ゴールしたあとにこんな風に声をかけられるとうれしいものです。

 

 ちなみに同じことを考えるランナーがどれくらいいるのかな?と思ったんですが、5区、つまり山登りをするランナーには一人も出会いませんでした。

 まぁ同じ方向に走っているので、出会う確率は低いわけですが。逆に6区、山下りをするランナーは10人弱とすれ違いました。芦ノ湖~小田原を制覇したか?はわかりませんが。

 妻から荷物を受け取り、直ぐに着替えて、バスで小涌谷へそこから箱根登山電車で強羅まで。

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 泊ったのは強羅駅前の箱根強羅温泉 季の湯 雪月花

 箱根駅伝のテレビ、ラジオの中継スポンサーでお馴染みの共立メンテナンスさんの旅館です。ドーミイン、ラビスタどれだけ愛用していることだが.....。

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 珍しくダブルベッドで宿泊。理由は簡単、ギリギリで予約しようとしたら宿が空いてなかったんです。まぁ今回は宿を愉しむために来たのではなく、ただ山登りしたあと、そのまま帰る元気はなかろうと泊まりに来ただけなんで....。

 夏に宿泊した箱根白檀に比べればグレードは落ちますが、まぁ値段がまるで違うので....。

 チェックインしてすぐにお風呂で疲労回復。

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 共立リゾートなので、よくわからない乳酸飲料とアイスキャンデーはデフォ。

 

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 この日は日本シリーズ初戦。行儀は悪いですが、食事処でiPad広げて観戦しながら、がっつり夕飯。夕飯後も部屋でチューハイ飲みながら観戦。

 結果はマクガフが崩れ、まさかのサヨナラ負け.....。

 

 翌朝、実は朝ランしました。朝ラン用のウェアも持ってきてました。

 激しい筋肉痛ならやめようとは思ってませんでしたが、筋肉痛はほぼなかったんで。

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 筋肉を解す程度のランニングにするつもりなので、本来ならフラットな道が理想なのですが、強羅周辺って平地がないんですよね。

 結局アップダウンの道。

 筋肉痛はなかったものの、明らかに疲労は残ってましたね。かなりのダラダララン。まぁそれでよかったのですが。

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 お風呂に入って汗と疲労を流して、がっつり旅館メシをいただいて、あとは風祭の鈴廣で晩ごはんの買い出しをして、そのまま家路へ。

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 箱根は混んでましたね。強羅の駅のケーブルカーの乗車待ちもこの通り。

 普段の紅葉シーズンならもっともっと混雑しているんでしょうけど。

 

 これで、箱根駅伝の往路は制覇です。復路まではやる気はないです。

 このランニングでさらに箱根駅伝観戦を楽しくなることでしょう。

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