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横浜マラソン2022

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 10月30日。

 横浜マラソンに出走して参りました。

 ランニングを始めて3年、ハーフの大規模な大会は出場経験はあるものの、フルマラソンは過去2度共にローカルな大会。

 大規模なフルマラソンは初の経験。2020年大会から横浜マラソンは申し込んでいたものの、2020年、2021年大会共にコロナで中止。

 やっとやっとの横浜マラソンです。

 申し込んだのが4月20日。申し込んでから半年もあるんですよ。お値段も20,000円。コロナ禍や物価高でここ数年でほとんどのマラソン大会大会の参加費が高騰してますが、その中でもトップクラスに高い大会です。

 まぁ横浜市民ですし、大会コース周辺を普段から走っている自分としては仕事でもない限り参加しないと言う選択肢はありませんでした。

 最初から言い訳になりますが、実はまず春から腸脛靭帯(膝の外側)に痛みが出たんです。これ、俗に言われるランナー膝と言うやつでして、理由はオーバーワーク。いろいろ自分で文献を読みながら自己治療をして治りかけた頃に今度は踵の痛み。これはどうやらアキレス腱の炎症の様子。これも過度なランニングが原因の一つ。

 ずっと走り続けていたんですが、ハードワークは大してやらなかったんですよね。

 ですので、明らかに1年前の自分より持久力が落ちているのは実感してました。 

 で、すでに12月4日の湘南国際マラソンに申し込み済み。

 横浜マラソンは首都高速道路の高架上を走るため、タイムが出ないことで有名なレース。ケガも治りきっていないし、ハードワークもしてないしと言うことで、正直タイムは全く狙える状態になかったんです。

 今シーズンのベストランは湘南国際マラソンに照準を置いて、横浜マラソンはLSD(ロングスローディスタンス)走として楽しく走ろうと。

 コロナもひと段落したとこともあり、この一年で自分にとって随分ランニング環境が変わりました。

 地元のビール工房のランニングクラブに参加するようになったり、ランニングのSNS「Runtrip」が縁でラン友さんが増えたりでまた違ったランニングの面白さが増えました。

  本来ならマラソン後にラン友さん達と打ち上げとかもあったんですが、実はマラソン当日夕方から仕事が入っちゃってまして。

 もともと後輩にその仕事は任せる予定だったのですが、それも別の社用でNGになり、15時には出社し、23時ごろまで仕事。まぁサブ4(4時間切り)できれば間に合うだろうと。

 しかも翌日も欠席できない会議があり、翌日も休めないと言うヘビーっぷりです。

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 当日はこんなかっこで走りました。

 Tシャツは地元ビール工房のランニングクラブのTシャツ(2日前に発売されたばっかりでした)。頭には横浜野毛の非公認キャラクター「のげやまくん」をつけて走りましたよ。

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 スタートはランドマークタワーの真下から8時半。

 まずは6時20分にインターコンチネンタルホテルの下に集合。

Runtripで出会ったメンバーさん達と集まり集合写真を撮り、健闘を誓い、パシフィコ横浜の展示ホールの手荷物預かりスペースへ。

 そこで着替えもするのですが、以前に比べてかなりスペースを広げたらしいのですが、それでも混雑してましたね。参加者は21839人ですからね。

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 大規模マラソンならではですが、仮設トイレは山ほどありましたが、まぁどれもスタート前には混んでました。

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 パシフィコからスタート位置へ。私のスタート位置は北仲橋だったのですが、誘導路に沿って歩くこと1.9キロ!。しようがないけど、随分と歩きました。

  8:30にスタートの号砲が(自分は400m近く離れていたのでよくわかりませんでしたが)。

 自分は4分遅れでスタート。どうやら最後尾のスタートは8:55頃だったみたい。 

 まずは北へ進み、横浜中央卸売市場を回って、またパシフィコに戻ってきます。首都高速を除けばほとんど一度は走ったことのある道ですが、今回はもちろん歩道ではなく車道!。この気持ちよさですよ。

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 パシフィコから赤レンガ倉庫前~神奈川県庁前~山下公園と横浜のゴールデンスポットには多くの観客の声援が。これだけの声援のマラソンは初めて。やっぱりテンション上がっちゃうんですよね。このあたり、明らかにオーバーペースだったんですよね。スタート時に同じところにいたランナーは自分のPB(自己ベスト)の3時間半切りを達成した人ばかり。この人たちと同じペースだったので、自分の現時点での走力には合ってない人たちなわけですが、ペースを合わせてしまったんですよね(完全に失敗でした)。

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 ガンダムが鎮座する山下ふ頭を過ぎると本牧へ。ここから沿道の声援がほぼなくなります。

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 今までの横浜マラソンですと、給水の他に「ラッキー給食」と言うことで横浜の名産品がエイドステーションで食べることができたのですが、新型コロナウイルス対策で「ラッキー給食」は全てゴール後に配られると事前の配布資料で周知されており、「何もないの?」と思ったんですが(念のため、エナジージェルは3袋持参してました)、チョコや、お饅頭?、塩飴や梅キャンディ?など個別包装されているものがエイドステーションには置いてありました。

 これに後になってとっても救われることに。

 給水はアクエリアスといろはすでした。

 10数キロあたりかな?、隣にかなりスレンダーなお姉さん。

 「おや?」と振り向くとランニング界のスーパーアイドル、福島和可菜さん。女性芸能人初の3時間切りを達成したランナーです。

 見事に目が合い、咄嗟に「ランスマ見てます!」「ありがとうございます!」少しの間ですがランニング話をすることができました。

 あっという間に抜かれましたが、その後も多くのランナーに声をかけながら、走ってました。凄いわ。

 この辺りで「Runtrip」の応援隊が待ち受けてくれました。

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 あと14キロ過ぎ、中盤での沿道が一番多いスポット根岸駅前でもラン友さんが待ち受けてくれました。

 知り合いが応援してくれるとやっぱりテンション上がりますよね。

 でも元気よく走れたのはなんとここら辺までで、20キロすぎ辺りから(まだ前半戦なのに)スタミナ切れの兆候が。

 驚きました。「え!早すぎじゃね!?」と。

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 21キロ、いよいよ来ました横浜マラソン最大の難所、首都高速湾岸線。

 日陰全くなし、”自動車専用道”なので、アップダウンも激しく、一般道ではありえないバンクがある。しかもコース変更で今年から首都高速の部分がさらに延長され、約15キロ。

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 まずは杉田入口から急こう配を登り、横浜駅方向に進み、本線に入ったところでいきなりUターンで逆走。ベイサイドマリーナ近くまで約3キロ弱。ここで折返し、ここから12キロ、沿道の声援もなく、しかもこの日の横浜20度近くまで気温が上昇したんです。

 首都高の途中でハンガーノック、そして太ももの痛みが頂点に。

 スピードがガタ落ち。エイドステーションの甘味、横浜消防さんのかぶり水には助けられたのですが、それでも焼け石に水状態。本当に本当に首都高がキツかった....。

 37キロ地点辺りでやっと首都高終了。本牧ふ頭入口から降りるので、最後にUターンするのですが、ここで急角度に回りすぎ、足をひねるアクシデント。本気で足がボロボロ。

 降りた直後に現れたのが個人でランナーにエアーサロンパスをかけてくれるおじさん。

 「おっ!どこかけて欲しい!」と言っていただき太ももにかけていただきました。これなかったらリタイアしてたかも....。

 首都高を降りると、山下公園はもうすぐそこ。また沿道の声援が戻ってきます。普段なら大したことがない5キロが辛くて辛くて….。声援には助けられたな…。40キロ地点には妻も駆けつけてくれました。そこだけは頑張りました(笑)。

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 どうにかこうにかゴール。

 タイムは4時間と数十秒。

 反省だらけのランになりました。

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 着いたら完走メダル、フィニッシャータオル、そしてラッキー給食が。

 バナナとアクエリアス、ゆでたまごはその場で頰張りましたよ。完全にエネルギー切れですね。

 ゴール地点では飲み仲間の一人がボランティアとして働いてまして、無事合流。労ってもらいましたよ。

 その後着替えて、職場の近くのネットカフェでシャワーを浴びて、夕方からお仕事、22時近くまで。

 長ーい一日でした。

 とにかく練習不足を痛感しました。スピードも距離も全く足りない。

 「練習は噓をつかない」身に沁みましたよ。もっとトレーニングせねばと。

 フルマラソンを走りこの半年弱苦しめられた膝と踵の痛みが出ないか?が一番の心配事でした。結果全く出ませんでした。今まで気にしながら走っていたのがバカバカしくなるくらい。

 太ももの筋肉痛はひどいもんでした。早歩き程度のジョグができるようになるのに2日、無理して走れるようになるのに4日、筋肉痛が完全に止むのに1週間かかりました。

 それでも練習を再開して11月5日には皇居でハーフマラソンの距離をほぼノンストップでキロ4分52秒ペースで。最近にしては結構なハードトレーニングを決行。それでも膝と踵の痛みはほぼ出なかったので、来週末ぐらいはもう2~3回は、激しい長い距離のトレーニングをしてみようと。

 次のレースは12月4日の湘南国際マラソン。正直あまり時間がないんです。

  とにもかくにも初めての大規模マラソン。つらかったですが、とっても楽しかったです。

 新型コロナウイルスがまた増加傾向ですが、もうマラソン大会がコロナを理由で中止にすることはないでしょうし、これからも参加したいと思ってます。

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