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スワローズ29年ぶりのセリーグ連覇

 約3か月ぶりの更新で。

 書くネタはあるのですが、全然記事を書く時間がなく。

 ヤクルト、劇的サヨナラで連覇! 2年連続9度目のリーグ優勝を果たす:サンスポ.com

 既報ですが9月25日に愛する東京ヤクルトスワローズが9回目のセリーグ制覇。92、93年以来29年ぶり2度目の連覇を果しました。

 6試合を残しての優勝ですが、正直夏の初めの頃はここまでずれ込むとは思ってなかったです。

 何せ今年のスワローズは5月21日に首位に立ってから、交流戦優勝、6月は19勝4敗。7月2日には日本プロ野球史上最速のマジック(53)点灯。7月3日は最大の貯金28まで行きました。

  もちろんそのままずっと順調にいくとは思ってませんでしたが、新型コロナウイルスの集団感染で多くの主力選手が戦線離脱。8月には6連敗を喫する大スランプに。

  最大17.5ゲームあった2位とのゲーム差が天王山となった826日 DeNA戦直前には4差まで追い上げられ、もし3連敗すればゲーム差1になる大ピンチに。

 でもここからが底力があるスワローズは強かった。3連勝し、首位を堅持。最後まで首位を譲ることはありませんでした。

 連覇がかかる今シーズンは実は序盤から不安要素はいくらでもありました。

 燕の要とも言える中村悠平捕手が開幕から1ヶ月近い戦線離脱、去年2桁勝利をあげた奥川投手も初戦でケガをしてその後1軍に戻ることなく今に至り、サンタナ選手も途中で手術の為帰国とよく揶揄される「ヤ戦病院」復活とも言える状態に。

 そんな中若手がチームを支えてくれた。

 中村悠平捕手のお留守番を開幕から任された内山壮真捕手はキッチリ任務を果たし、中村捕手が復活した今も出場し、存在感をアピール。

 なかなか定着しなかったショートを長岡選手がシーズンを通して守り通し、去年に比べ不安要素があった中継ぎも木澤投手が見事に払拭。丸山、宮本選手が欠場選手をしっかり穴埋め。 

 なんとか最後まで首位を守り通してくれました。

 これも選手を育てることに重点を置いた高津監督のマネジメントの賜物でしたね。

 「黄金時代」と言われた90年代、野村監督の手腕によるものが大きかったですが、一番の課題だったのがけが人の多さ。高津監督は野村イズムを継承しながらもけが人を最小限に抑え込む無理のない選手起用を重んじ、若手を多用し、”育てながら勝つ”野球を実践。スワローズOBの五十嵐亮太さんを「スワローズの選手の成熟はまだ7割」と言わせるほど優勝してもまだまだ伸びしろがあるチームに育て上げてくれました。

  そしてなんと言っても”村神様”こと村上宗隆選手の功績は外すわけにはいきません。9月26日現在、打撃三冠全て1位。18年ぶりの三冠王がはっきりと見えてきました。

 ここに来て、スランプ状態ですが、王監督に並ぶホームラン55本を打つ等、素晴らしい成績をたたき出してくれました。

 で、自分ですが、9月頭の時点で22~25日の神宮4連戦で優勝決定と決め打ち。

 チケット発売直後に確保し、4日間神宮へ通いました。

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 初日の中日戦。最下位ですが、10勝13敗1分と負け越している相手。

 この時点でマジックは4。

 先発はドラフト1位ルーキーの山下投手。プロ初登板。

 プロ初登板初勝利をつかんでほしかったのですが、4回2/3を投げて被安打9、四死球3で2失点。正直2失点で済んだのが奇跡的な成績。

 なによりガッカリなのがこの日のヒットは山下投手が打った1本のみ。

 村上選手もスランプに陥っており、投手よりも打撃に不安が残る試合になりました。

 2日目。この日から2位DeNAとの3連戦。

 3連戦で2勝すれば胴上げを拝むことができます。

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 試合前から雨が降っており、ライトスタンドはこの通り皆さん緑色のポンチョの花が。

 自分は山登り用のレインウェアを持参したのですが、これが20年近い年代物であっという間に中までずぶ濡れ。

 しかも先発大西投手が2回1/3で6失点、2番手原樹理投手が2回2/3で2失点。対するDeNAの先発濵口投手は8回4安打1失点と絶好調。

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 雨は降り続け、見てるだけの自分すらも精神的に参る試合展開に9回の村上選手の最終打席を見届けて神宮を退散。

  しかし、外苑前駅に着くまでにオスナ選手が3ラン、内山選手が2ランと猛攻。結果的には6-8と惜敗の展開に。残り2戦に希望を残しました。

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 3日目。外苑前に着いたらどしゃ降り。

 この時点で20分遅らせ18時20分試合開始の連絡が。

 SNS他で神宮球場の画像を見ると、外野には大きな水たまりが。

 「これ、試合できる?」と思いましたよ。

 傘をさしていても濡れるような雨だったので球場には向かわずに外苑前の居酒屋さんに試合開始直前まで避難(正解でした)。試合開始が18時40分になり、さらに19時に変更。雨は小降りになったものの、試合開始予定時刻になっても外野の水たまりがなくらならない。

 球団職員の皆さんが懸命なトンボを使って排水作業。

 残り試合を最も抱えている両チームだけあって、中止にはできなかったんです。

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 排水作業が終わり、19時半にいよいよ試合開始(前代未聞の遅さ?)。

 初回に山崎選手のタイムリーヒットを皮切りにオスナ選手のソロHRなど、小刻みに加点。7回終わって8-0!。先発サイスニード投手も7回投げて7安打1失点!。

 試合途中も雨が強くなることもありましたが、球団職員さんの頑張りにスワローズナインが応えました!。

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 結果8-1!。マジックは遂に2まで減らし、いよいよ翌日の勝利で優勝が決まります。試合が終わったのは22時45分でした。

  4日目。25日の朝。

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 横浜から二子玉川までランニング(途中からはグループラン)。

 その帰り道に武蔵溝ノ口へ。

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 溝ノ口駅から徒歩数分の所にある「宗隆寺」へ。

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 そう、村上”宗隆”選手と全く同じ漢字のお寺。しかもここは川崎市”高津”区。

 村上”宗隆”選手のホームランと”高津”監督の胴上げを祈願。

 あとから知りましたが、スワローズファン専用の御朱印まであるそうです。

 10時前でしたが、私以外の参拝客はゼロでした(笑)。

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 いよいよ決戦。この日の神宮は快晴。

 もしホーム神宮で優勝が決まれば祝勝会のビールかけはグランドで実施されることが決まってます。

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 こんな注意喚起も出ています。

 今永ー小川の両チームのエース同士の対戦。

 予想通りの投手戦。

 今永投手は7回投げて被安打3の4四死球。小川投手は6回投げて被安打2の3四死球。どちらも無失点。

 本当にしびれる試合になりました。

 高津監督は7回石山投手、8回清水投手、9回マクガフ投手を起用し全て0封。9回表終了時でスコアレス。もう延長も許されない展開です。

 DeNAは中継ぎの要、34ホールドをマークしているエスコバー投手が9回裏のマウンドに。

 先頭打者、ここ数試合当たっているオスナ選手がショートへのゴロを全力疾走で内野安打に。前日の負傷でベンチに回っていた塩見選手が代走に入り、バントの名手、中村捕手がキッチリ送りバントで1アウト2塁。

 8回からサンタナ選手の負傷で途中出場のルーキー丸山選手の打順。

 ”代打の神様”川端選手、キブレハン選手も代打要員として残っていましたが、丸山選手がそのまま打席に入りました。

 1ボールナッシングからの2球目、左中間真っ二つのタイムリーツーベース!。

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 優勝を決める素晴らしいサヨナラ打!。

 若手が頑張った今シーズンを象徴する結末を迎えました。

 ルーキーがサヨナラ打を放ちリーグ優勝を決めたのは日本プロ野球史上初!。

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 高津監督の胴上げ。そして、場内のパレード。

 昨年はコロナ渦もあり、立ち会うことができなかったので、”生胴上げ”は2015年のCS以来7年ぶり。

 心の底から感動しましたよ。

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 7年ぶりのファンが見ている前でのビールかけ。

 中堅選手以上の選手は覚えてますし、黄金時代を経験した監督コーチ陣は慣れたもんです。

 やっぱ嬉しかった。自分も試合終了後も売られていた生ビールで乾杯!。

 

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 球場を出ると正面玄関は既に模様替え。

 終電に乗り遅れ、タクシー帰りと言うオチでしたが、いい夢見させていただきました。

 

 さぁ次はCS、そして日本シリーズ。

 リーグ2連覇は2度目でしたが、2年連続の日本一は未経験。

 まずは村上選手の56本!ガンバレ!。

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