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ミズノランニングフォーム診断システム F.O.R.M.

 1月16日の話。

 夕方から神楽坂で友人4人での飲み会だった為、折角東京まで行くので....と神田へ。

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 神田スポーツ街。

 ひと昔前はスキー&スノボの街。自分も学生から40歳ごろまでは頻繁にスキーに行っていたので、よく訪れてスキーを買ったもんです。

 仕事の都合もあり、ほとんどスキーにも行かなくなり、ここに来るのもかなりご無沙汰。

 今回訪れた理由もスキーではなく、ランニング。

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 お目当ての場所はMIZUNO TOKYO。日本を代表するスポーツメーカー、ミズノのフラッグシップショップです。

 「ミズノランニングフォーム診断システム F.O.R.M. 」と言って、その名の通り、ランニングフォームを診断してくれるサービス。

 自分のランニング友達さん(と言っても一度も一緒に走ったことはないのだが)も受けていて、とても評判が良くて。

 自分一人で始めたランニング。ランニングクラブに入っているわけでもなく、練習会の類にも参加したこともないので自分のフォームがどれだけ正しいのか?もさっぱりわからない。

 湘南国際マラソンを走る前にとりあえず一度ぐらいは診てもらってもいいのかな?と。

 事前にネット予約をして訪問。5時間前まで予約可能なところがすごい。

 持参すべきものは下記の通り(申し込み完了時に届いたメールを転載)。

・履きなれたランニングシューズ

 (計測機能上、白ラインの目立つもの、再起反射の入ったシューズは極力お控えください。)

・動きやすい服装

(計測機能上、白ラインの目立つもの、白いTシャツ/靴下、

  再起反射の入ったウエアは極力お控えください。)

 (また、着衣の上からテープなどを貼らせていただく場合がございます。予めご了承ください。)

・タオル

 あと後述しますが、汗拭き用のボディペーパーを持参した方がいいです。

 別にミズノのランニングシューズじゃなくても大丈夫です。

 改めて考えるとミズノの靴なんて恐らく高校時代に体育用の運動靴として、シューズを買ったのが最後では?。30年年近く買ってない?。

 ウェアも一着もミズノ製は持ってなかったり.....。

 

 私が申し込んだのは6,600円のプレミアムコース

 測定してもらった後に診断、アドバイスをいただいたあとにもう一度測定してもらい、変化もアドバイスいただけるもの。

 2回測定するので計20分以上トレッドミルを走ります。ですので、「動きやすい服装」程度ではなく、ちゃんとしたランニングウェアで挑むのが好ましいでしょう。

 スポーツ街をブラブラしたあとかなり余裕をもって現地到着。

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 向かうは3階の陸上系のフロア。

 この日は私含めて計2名が診断を受けた様子。

 時間までフロアで流れていた都道府県女子駅伝を観戦。

 15分ぐらい前にスタッフに声をかけると、そのまま試着室へ通され、そこでランニングウェアに着替えて、診断室へ。

 まずは身長、体重、ランニング歴、月間走行距離、普段のペース、大会のベストタイム、目標としているレース、抱えているケガなど細かい内容の聞き取り調査。できる限りのアドバイスができるようかなり踏み込んだことも聞かれます。

 それが終わると、測定へ。

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 身体の動きを点で測定するため、測定用のマーカーを装着。

 ミズノさんのサイトから借用

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 装着が終わると、普段のランニングペースに近いペースで10分程度トレッドミルでランニング。それを専用カメラ2台でモーションキャプチャー撮影を行います。

 最近、ジムに行ってなかったので、本当に久しぶりのトレッドミル。多少の雨ならジムに行かずに外で走ってましたからね....。

  ランニング中に撮影しながらスタッフが診断結果シートを作成してくれます。

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 走り終えると、診断結果シートと撮影した動画を見ながらスタッフからの説明。

 ランニングフォームの総合評価になるランニングスコアは76.7点(平均が70点)。総合順位が65人中16位だそうで。

 

 「フォームは悪くないんですが...」と前置きしながらもバシバシ問題点が出てきます。

 まず出てきたのが腕降りの左右バランスの悪さ。左腕の方が高いらしい。

 今まで全く気づかなかったこと。

 あとこれも気づかなかったのは脚が流れて前に戻すと言う動作が遅れているとのこと。その為、ピッチが遅いとのこと。

 これはこのようなシステムを使わないとわからないなぁと思ったのが蹴り上げ時の足のブレ。明らかに外側にブレている。

 

 ちょっとショックだったのは自分としては接地する位置を重心の真下に置くように心がけていたんですが、それでもまだ手前とのこと。

  確かに明らかに前で設置している。これはよくない。自らブレーキをかけてしまっている。

 あとは「まぁそうなんだろうなぁ」と思っていたこと。

 猫背

 上半身が固い。

 かなり強度の高いトレーニングやレースに出た際に起こすハムストリングの張り(フルマラソン時は肉離れを起こした)も内転筋の弱さが原因と診断。これは全く分かりませんでした。

 

 あと一度測ってもらいたいと思っていたプロネーションレベル(着地時にかかとが内側に倒れ込む動き。シューズ選びの参考になる)も標準レベルだそうで、これは一安心。

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 ちなみにフルマラソンの予想タイムは3時間21分。おっ!、余裕でサブ3.5じゃん!。

 診断結果を踏まえて再度10分間のトレッドミル。

 ここでは撮影、測定をしながらその場で問題部分を指摘してくれました。

 一番驚いたのが腕降りの左右バランス。

 左右が同じぐらいになるよう意識して走り始めたのに「まだまだ右側が低いです」と言われ、徐々に右側を上げて行き「かなり右の方が上がっているでしょ?」ってレベルになって初めて「ちょうど今がバランスがいいですよ」と言われ愕然。そんなにバランス悪かったの?と。

 2回目の測定でランニングスコアは78.7点。総合順位が65人中14位と多少上がりました。正直いろんなことを指摘受けたので、すぐには矯正なんかできないわけで。

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 ちなみに自分に合ったミズノのシューズとコンプレッションウェアも紹介してくれます。今のところ買う予定も一切ない....。

 最後に内転筋のトレーニング方法も教えていただき終了。

 暖房も効いている店内での20分のランでしたので半袖、ハーフタイツでもかなり汗をかきました。流石にシャワールームはありませんので、ボディペーパーは持ってきておいてよかったですね。

 診断のあと数日で、MP4ファイルのランニングの動画が届きます。これもとってもありがたい。

 やって正解ですね。

 自分がランニングフォームがダメなところがよくわかりました。

 

 これを踏まえて1か月後の湘南国際マラソンを.....と思っていたんですがオミクロン株の感染拡大でまさかの開催中止。2年連続で申しこんだのにまたもや中止.....。

 どうしても今年のうちに目標のサブ3.5を達成したいと思っているので、昨年同様小規模のマラソン大会に参加を目論んでいます。まだどの大会に出るか?は決めてませんが。

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第22回ハイテクハーフマラソン

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 1月9日、今シーズンの初レース、第22回ハイテクハーフマラソンに参加してきました。

 本番レースは2月20日の湘南国際マラソン(フルマラソン)。それに備えての前哨戦です。

 日本陸連公認大会、東京都最大規模と言われるハーフマラソン大会。

 昨シーズンは小規模な大会しか参加しておらず、大規模大会は人生初レースだった2020年の神奈川マラソン(ハーフマラソン)以来。ハーフ6000人、10km 400人が走ります。 

 年末にインターバル走、30キロ走で走り込みをして、そこから走る距離を縮め、ハーフマラソン本番に備えました。

 実は直前まで少し左脚のハムストリングに違和感があり(年末の走り込みが原因と思われる)、不安は多少がありました。

 ストレッチ他であがいて本番に臨みました。

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 5時前には起床、しっかり炭水化物をとって6時には出発。会場の最寄駅は赤羽。そう言えばレースで神奈川県を飛び出すのは初めてでした。

 6400人以上が参加する大会。現地にはスタート2時間前に着きましたが、すでに駅にはジャージ、ランニングシューズのご一行がいっぱい。

 駅から徒歩10数分とのことでしたが、地図を見る必要は一切なく、そのご一行をついていくことで難なく現地に到着。

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 メイン会場は新荒川大橋野球場

 流石は東京都最大規模のハーフマラソン。会場はこの通りとっても大規模。

 ちなみにこの大会も昨年はコロナ禍で中止。2年ぶりの大会になります。ワクチン接種の提示まではありませんでしたが、1週間前からの検温と体調管理のチェックシート提出が必須になっておりました。

 1月6日に関東南部を中心に雪が降りました。待機場所がグランドであることがわかっていて、グランドはぐしゃぐしゃかな?と思い、念の為レジャーシートを持参しましたが、ウォーミングアップ用の走路を除けばほとんどがしっかり乾燥していました。ちょっと驚き。

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 規模が大きい大会、ゲストや参加者も豪華でした(敬称略)。

 確認した中では猫ひろし福島和可菜姉妹、エリックワイナイナ平塚潤岩出玲亜下門美春

 ランチューバーではSUIランニング食堂RUN MAXチャンネルHAGIRUNちゃんねるガチオ

 その他に青山学院大学駿河台大学の選手が参加。駿河台大学は徳本監督が直々に参加したそうで。

 荒川の河川敷を上流に向かい折り返して帰って来る往復コース。

 ちなみにウェアは昨年のフルマラソンと同じスタイル。

 下は2XUのコンプレッションショートパンツZAMSTのふくらはぎ用サポーター、半袖Tシャツ(中に汗冷え防止用のインナー着用) にアームカバー。

 この日は東京の最高気温は13度超え。1月上旬としてはかなり暖かかったんですね。見事なマラソン日和。結局アームカバーは走り始めて30分足らずで手首まで縮めてしまいました。

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 シューズですが、レース用に11月に購入したNIKE AIR ZOOM TEMPO NEXT%

 皇居ランの際にランニングステーションで借りたNIKEの厚底シューズで、トップモデルでも使われる高反発素材にさらに反発を高めるエアポッド装着のモデル。他のNIKEのシューズに比べ、幅広なのも自分の足に合ってました。(ちなみにトップモデルのAIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%も履いたことがありますが、足幅が狭すぎて全く自分の足には合いませんでした)。

 厚底高反発シューズを使えば1キロあたり10秒以上はタイムが縮まります。それは経験済み。 

 たまたまスポーツオーソリティに寄った際にセールをしていて迷わず購入しました。これで2月の湘南国際マラソンでもこれを履く予定。

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 ちなみに計測タグはこの通り紙製のリボン状のものを左右に2本。今までの大会の計測タグはプラスチックプレートで返却義務がありましたが、これは返却不要。 

 ちなみにスタート前は5キロ、10キロ…とスプリットタイムを計測してくれると思っていたんですが、どうやらスタートとゴールのみ。

 目標タイムは12月7日ランニングステーションで借りたNIKE ZOOMX VAPORFLY NEXT% 2を履き、皇居ランにて達成した1時間35分04秒を超える1時間35分切り。1キロあたり4分30秒以下で走る事がマストになります。

 スタートは6000人を超える選手を円滑にスタートさせる為、3段階に分けてスタートするウェーブスタート方式。

 私は第2ウェーブのスタートで9:45スタート。

  早めに到着し、着替えなどの準備とウォーミングアップをしたつもりでいたんですが、荷物を預け、さぁスタート地点に行こうと思った矢先にまさかの尿意(現地に着いてから2度も行ったのに)。すでにその時にはトイレは長蛇の列。

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 トイレを済ませ、スタート地点に着いたのは9:45ジャスト。結局第2ウェーブの最後尾からスタート。スタート地点にたどり着くまで2分近くかかることに。大いに反省です。

 最初の3キロ程度はぎゅうぎゅうの中でランナーをどんどん追い越しながら、スピードを懸命にキープ。

 久しぶりの大規模レースでしたからこれにも手を焼きました。

 それでも最初の1キロは4分32秒。転倒しないように走ろうとするとこれが限界でした。

 コースは荒川の上流方向へ10キロ過ぎまで河川敷を進みます。ほぼフラット。

 自分のペースで走れるようになってからは4分20秒台前半で快調に進みます。前半で極力貯金を作っておく作戦(ポジティブスプリット)です。

 普段はいつも一人で走ってますが、今回は同じコースを走る”同志”が一緒。嫌が応にもペースが上がります。

 よく前半に力を温存し、後半にスピードを上げるネガティブスプリットの方が良いとよく言われますが、性格的に自分には不向きなので。 

 10キロすぎに荒川の分流の新河岸川を超えるための朝霞水門を通る為に一旦堤防の上までの上り、水門を過ぎた後にまた河川敷に降りたところが折返し地点。ここが唯一のアップダウン。ここでのペースが1キロ4分34秒。多少貯金を使います。

 

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 前半にかなり貯金を作れたので、そこからはちょこっとだけペースダウン。1キロ4分25秒前後にペースをコントロール。

 それでもハーフ走では今まで走ったことのないペース。明らかに足に疲労が出始めます。それでも17キロ〜18キロの1キロ4分31秒が後半の最遅ラップ。ここから最後の力を振り絞り、これ以上遅れることなくペースをキープ。ここで1キロ4分30秒台が続かなかったのは自分でも意外でした。

 最後の1キロはラストスパートで4分20秒切り。

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 無事完走。

 グロスタイム(スタートの号砲からゴール)は1時間35分を僅かながら切ることはできませんでしたが、ネットタイム(スタートライン通過からゴールまで)は1時間33分前半でゴール。スタート前のトイレさえ回避していれば…..。

 

 自分としてはサブ3.5(3時間半切り)を目標としている湘南国際マラソンのの前哨戦として、今回の目標1時間35分切りは悠々クリアできたのは自分としては大きな収穫でした。

 

 往復コースだったので、先頭グループとすれ違いましたが、ほとんどが青山学院の選手。まぁ早かった!。

 そのあとかなり遅れて駿河台大学の選手。

 今回参加したのは箱根駅伝の出場できなかった選手。青山学院の層の厚さを実感しました(どうやら駿河台大学の選手は全て1年生だったようです)。

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 結果も上位はこの通り。

 3位のダニエル・ムイバ・キトニー選手は日本大学出身で現カネボウ所属の実業団ランナー。箱根駅伝では3年連続で5区山登りを担当した異例の留学生。4年生の時は区間賞を獲得しています。

 完走賞はこの通り。

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 フィニッシャーメダルは初めてもらいました。初めてだったので嬉しかったです。

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 あとはフィニッシャータオル、経口補水液、ヤマザキランチパック。

 

 反省点もありました。

・スタートまでの段取り(レース前のトイレ)。

 着ていた服を全部預け、スタートラインに着く前に最後に一度トイレに行くことを前提で行動すべきだった。

 

・ペーサーを見つけられなかった。

 そもそも風が強くなかったことも一因ですが、風除けにもなるペーサーとなるべきランナーを作って、そのランナーの後ろを走ればもっと体力を温存できたのではないか?とは思いました。正直レース中にもそれを考えていたんですが、しっくりくるランナーを見つけることができなかったんですよね。

 2月の湘南国際マラソンは海岸沿いのみを走るコース。嫌が応にも風は吹きます。ペーサー作りでタイムが大きく変わる可能性は強いので大いに反省の余地があります。

 

 でも久しぶりの大規模レース。集団で走るのってやっぱり楽しいですね。マラソン大会とっても満喫させてもらいました。

 この1年半、ほとんどのマラソン大会がオンラインマラソンになりましたが、やっぱりリアルですよリアル。

 湘南国際マラソンは国道134号線、西湘バイパスを封鎖する1万人規模の大会。もっともっと盛り上がることでしょう。

 あと、不安だった左脚のハムストリングは全く痛むことはありませんでした。

 翌日以降も痛んだのは両腿の筋肉痛だけでした(無意識に実力以上の力を出していたんでしょう)。

 

 今回の成績、反省を糧に湘南国際マラソンまで準備を進めていきたいと思ってます。

 気になるのは新型コロナウイルスの第6波ですね。中止にならなければ良いのですが…..。

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本格ランニングウォッチ購入(本日のお買い物:12/8)

 さんざん悩んで買いました。

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 GARMIN FOREATHLETE 745

 GPS対応ランニングウォッチです。

 

 ランニングを始めて2年が過ぎました。

 住友生命Vitalityに加入して、当初はそのポイント稼ぎ程度で走っていたのが、ドンドンはまり込み、加入後半年でハーフマラソンの大会に参加、1年半で遂にフルマラソン完走(4時間切り達成)。毎月200キロ前後をランニングと住友生命Vitalityに加入する前は想像もつかなかった生活スタイルに。

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 住友生命Vitalityを通して購入すると最大24000円分ポイント還元があると言うことで(実際24000円キッチリポイント還元させました)購入したApple Watch Series 5

 ランニングウォッチとしてだけでなく、SuicaLINEやメールの通知、いざ使ってみるととっても便利。スマートウォッチなしの生活は考えられなくなりました。

 そんな中、この半年ぐらい前から気になり始めたのが、GARMINのランニングウォッチ

 ガチで走り始め、ランニングのタイム、ペースがかなり気になるように。

 特に初マラソンだった「35UP RUN新横浜鶴見川マラソン大会」で3時間35分切りを達成し、マラソン男子全完走者の約12%しかいないと言われるサブ3.5(3時間半切り)へあと5分で達成できるところまで自分のレベルが達していることを知り、次回のマラソンでは是非ともサブ3.5を達成したいと思ってました。

 ランニングする時はもちろんApple Watchをつけて。

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 心拍数、距離、ペースは性格の問題かもしれませんが、結構こまめに見ます。

 ですが、使い込むにつれ、いろいろ気になることが。

心拍数が走り始めて約1キロ弱測定できていないことが多い。

距離も高架下や建物の下を走って通過すると、距離を長く測定することが多い(ペースが実際よりやたら早くなる)。

Apple Watchにリアルタイムで表示されるペースが怪しい。と言うよりあまりあてにならない。

走りながらのタッチパネルの操作がやりづらい。

野良Wi-Fiを拾っている途中で一時停止などの操作をすると正しく動作しないことがある。

 こんな点に不満がありました。

 このような点を調べてみると大抵出てくる答えが「所詮、ランニングウォッチ専用機じゃないし」。

 で、さらにまわりのランニングを趣味にされている方から聞こえてくる「GARMINいいよ!」の声。

 随分前から、いろいろ調べていたんですよね。

 高架下や建物の下を通過する際のGPSの乱れはGARMINでも発生するものの、Apple Watchよりはよさげ。

 GARMIN Connectを使用することにより、Apple Watchでは比較にならないぐらい細かいランニング解析を見ることができる。しかもiPhoneだけでなく、Webブラウザで見られる。

 2021年の箱根駅伝で大旋風を巻き起こした創価大学陸上競技部駅伝部は全ての選手がGARMINを着け練習し、それを監督が一元管理し、体調や練習内容を確認しているそうで。

 

 買い替えるきっかけが2つ。

 一つは購入して2年が経過し明らかにバッテリーの持ちが悪くなり、「フルマラソン、3時間半持つ?」と心配になり始めたこと。

 実はBLOGには書かなかったんですが、10月の終わりに仕事中に転倒して、前歯を折り、指を10針縫う大けがをしました。

 その際にApple Watchのガラスパネルに擦り傷が入ってしまったんです。

(液晶カバーをつけてたつもりがいつの間にが外れてた)

 立ち止まったり、歩いてApple Watchを見る分には全く支障がないものの、走りながら見るにはかなり厳しいレベル。

 バッテリーの問題もあり、ガラス交換に修理代を払ってApple Watch Series 5を使い続ける気は全くなく(住友生命Vitalityのポイント還元を考慮すると買い替えるのと大差がない)、すぐにApple Watch の最新モデルに買い替えるか?、Apple Watch Series 5を使い続けて、さらにGARMINのランニングウォッチを買うか?で悩むことになりました。

 androidのスマホユーザーであればGARMINのランニングウォッチのみを所有する人は多いのですが、iPhoneユーザーの場合はかなりの割合でGARMINのランニングウォッチ、Apple Watch を持っている人が多いんですよね。

 ランニング以外の普段使いであればやはりApple Watch 一択。

 iPhone専用だけにApple Watch との親和性は言うことなし、アプリの豊富さも魅力。さらにSuicaでは定期券を入れることやオートチャージの設定も可能。普段使いでGARMINを使おうとは少なくても購入する前まではこれっぽっちも思ってませんでした。

 ボーナスもそれなりに出そうなこともわかり、悩みに悩んだ末、GARMINのランニングウォッチを買うという方向に。

 しかも1月9日に開催される首都圏最大規模の日本陸連公認のハーフマラソン「ハイテクハーフマラソン」に申し込んでおり、それまでには操作に慣れておきたい。早めに注文しようと。

 

 で、何を買うか?。

 悩んだのが3機種

 FOREATHLETE 745FOREATHLETE 245FOREATHLETE 245 music

 どちらも市民ランナーからプロランナーまで幅広く使用されている機種です。

 FOREATHLETE最高機種の 945はトレイルランニング、ウルトラマラソン向けの機能が多く、ロードランナーには不必要な機能も多く、オーバースペック。

 それ以外の機種は機能が少なく、「せっかく買うなら....」と却下。

 FOREATHLETE 245は電池の持ちもよく、ロードを走る分には全く問題ない性能。245 musicならさらに音楽をスマホを携帯せずに聴くことができる。

 FOREATHLETE 745はなによりSuica搭載。あと音楽も聴ける。

 もう一つ気になった機能がFOREATHLETE 745のみに搭載されている「トラックラン機能」。

 それほど走るわけではないですが、近所に陸上競技場があり、そこでインターバル走などのポイント練習を今後は増やしていきたいと思っているんですが。

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 これは日産スタジアムのトラック無料開放の際に計測したApple WatchGPSの軌跡。

 5キロ走をやって同じトラックを12周半したんですがこの通り。もうメチャメチャ。

 GPSが示した距離は6.23キロ。

 どのGPSウォッチは普通はこんなもんだそうで。

 ですが、「トラックラン機能」を使用することによりちゃんと補正してくれるらしい。しかも精度はかなり高いとのこと(しかも第何コースを走ったか?も加味してくれるらしい)。

 245745で定価ベースで1万円差。折角買うならこの機能は欲しい。悩みに悩んで745を買うことに。

 GARMINを購入するにあたり、背中を押したのが住友生命Vitalityの加入者は特別価格で購入できること。あまり量販店でも値下げをしないGARMINですが、FOREATHLETE 74525%引きで購入できました。

 住友生命Vitalityのサイト経由のGARMIN公式のオンラインショッピングで12/6に申し込んで、12/8に到着。メチャクチャ早い。

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 専用の液晶保護シートは別途ヨドバシカメラで購入。

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 Apple Watch以来の新デバイスの開封の議です。

 すぐに液晶保護シートは貼り付けたものの、きれいに貼れず結構凹む。

 液晶保護シート代もバカにならないのでとりあえず、そこそこ汚れるまではこのままで行きます。

 事前に予習しておいたランニングウォッチとして必要なアプリ、GARMIN ConnectConnect IQ Storeをインストール。GARMINのを使うにあたり、必要なGARMINのアカウントはオンライン購入した時点で登録済み。

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 GARMINの電源を入れるとすぐに初期設定開始。ペアリングなどはかなりスムーズに進み、あと身長体重等の必要なデータを入力。

 最低限使えるようになるまではあっという間。

 ただし、Apple Watchを使っているのと、にわか予習をして使えるはずの機能が頭に入っているので、「**をやるのはどこから入っていくんだ?」とそこで悩みます。

 基本わからないことは全てgoogleで検索。大抵答えにぶつかります。

 もう一つぶつかった壁が操作。

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 ランニングウォッチです。走りながら操作できなきゃ意味がありません。

 GARMINFOREATHLETEシリーズは左3つ、右2つのボタンの構成。タッチパネルではありません。ボタンで確実に操作できるのがランニングウォッチに特化したFOREATHLETEシリーズの特徴。

 ただし、どのボタンがどの機能を有しているのか?を頭だけでなく体で覚えなければなりません。

 正直AppleWatchを買った時も慣れるまでストレス溜まったんですが。

 これも2~3回ランニングして次第に慣れました。

 

 で、実際に使ってみた結果.....「買ってよかった!」

 とにかくランニング専用機と言っていいだけにランニング中のデータの確認、操作がApple Watchに比べて圧倒的に上。

 全く勝負になりません。

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 これが普段ジョギングしている時にメインの画面。

 距離、タイム、ペース、心拍数。

 これも項目数などを含め、デザインが可能。

 画面も大きく、老眼気味の自分にはApple Watchでは走りながらでは見辛かったですが、FOREATHLETE745では全く問題なし。

 

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 またメインの画面以外にも複数のページ(FOREATHLETE74510ページらしい)を作成できて、ランニング中でもページ送りも簡単。タッチパネル操作ではなく、ボタン操作なので反応しなかったり、押し間違えることが全くなし。

 信号待ち等で経過時間を止める時も画面を見ないで止められます。

 これが一番役に立つのはオンラインマラソン。

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 Apple Watchだとタッチパネルなので使用するアプリによっては一時停止ボタンの隣に終了ボタンがあるものもあり、押し間違えて一時停止のつもりが途中棄権!なんてこともなくはないわけで。

 
GPS
の精度も自分が使っているAppleWatch series5よりはかなりいいような気がする。

 AppleWatch series5だと高架の下とかを走ると途端に距離が実測値よりも走った距離が長く計算されるようなことがあったんですが、それも今のところはなさげ。

 心拍数も測れてないことは全くなし。

 

 で、一番感動したのがトレーニング用の機能とトラックラン機能。

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 1225日に新横浜公園にある日産スタジアムのサブトラック、日産フィールド小机が無料開放日だったので、久しぶりのトラック練習。

 1月のハーフマラソンに備えて、ちょっと変わった練習をしようとインターバル走を。

 試したのはヤッソ800

 目標タイム時間分の人は800m(トラック2周)を秒で疾走し、そのあと休息ランとして400m(トラック1周)を秒で走る。これを10セット。

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 このようなトレーニングもスマホでも時計でも設定可能。

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 まずはトラックランの設定を行います。

 トラックは当たり前ですが、レーンによって距離が異なります。

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 トラックが開放される場合、ほとんどの場合は1レーンが路面保護の為、閉鎖されてます(コーンが大抵置かれている)。今回は走ることができる最も内側のレーン2で設定。

 数周するとトラックを覚えるそうで、ウォーミングアップで数周走り。そこからヤッソ800スタート。

 私はフルマラソン3時間30分目標だったので、800m(トラック2周)を3分30秒で疾走し、休息ランとして400m(トラック1周)を3分30秒で走る設定で。

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 これがトレーニング中の画面(この時はスクリーンショットが撮れることを知りませんでした)。

 いくらでもデザイン変更可能ですが、この画面(休息ラン)だと、上に休息終了まで距離、左側にペース(1キロ当たり。自分の目標では疾走時に422/km、休息ランは844/km)、右側に時間(自分は疾走時は800mを330秒、休息ランで400m330秒)。

 下に繰り返した回数を表示。

 これさえ見れば。インターバル走は簡単にできます(別にトラックじゃなくてもどこでもできる)。これはAppleWatchでは絶対できない。今後、インターバル走がとてもたのしくなりそう。

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 記録もこんな感じで残ります。

 そして、トラックランですが。

 

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 先ほどの日産スタジアムのトラックで5000m走った時のAppleWatchでのGPSの軌跡(日産スタジアムは観客席に屋根があるので、特にひどい)。

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 そして今回、トータルで12000m走った時のGARMIN FOREATHLETE 745の軌跡。

 この通り!素晴らしい!(疾走中は2レーン、休息ランは3レーンを走っているので実際に多少ジグザク走っています)。

 トラックで使って、本当に買ってよかったと思いましたよ。

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 AppleWatchとの大きな違いはAppleWatchの場合はiPhoneのヘルスケア、フィットネス、あと使用したアプリでのみランニングの情報を見れらますが、GARMINでは前述の通り、GARMINのサーバーにすべて情報が残されるためにwebブラウザにて細かい情報を見ることができます。
 すべてスマホで完結する人からすればどうでもいい機能かも知れませんが、日常でPCを使用しているランナーには本当にありがたい。
 

 あと音楽機能ですが、もちろん使うことはできたんですが。

 AppleWatchのadidas runningなどのアプリを使用すると、1キロごとに音声アナウンスでラップタイムの情報を教えてくれます。当然iPhoneが母艦になっているので、iPhoneからの音楽を聴きながらその情報を聞くことができます。
 で、GARMINでもラップごとの音声情報を聴くことができるのはわかっていたんですが、購入する前の勝手な推測だったんですが、GARMINからの音声情報を聴くことができるのはGARMINの時計に直接イヤホンをペアリングしている時のみで、イヤホンをiPhoneにペアリングしているとGARMINからの音声情報は聴けなくなると思っていたんですよね。それが使ってみると、イヤホンをiPhoneにペアリングしていてもGARMINからの音声情報が聴くことができました。

 「GARMINに音楽再生機能があるから、それ使えばいいじゃん!」と思うかも知れませんが、普段のランニングでは音楽も聴くんですが、radikoやポッドキャストを聴くことが多いんですよ。ポッドキャストもGARMINでも聴くことができますが、最新のコンテンツを聞こうとすると都度パソコンからダウンロードするか、有料サブスクリプションサービスに加入して、都度スマホから転送する必要があります。めちゃくちゃ面倒。

 あと、どっちみちランニング中は写真を撮ることが多いので、iPhoneを携帯しているので、GARMINからの音声情報をiPhoneか経由で聴くことができるのなら、iPhoneから聴けばいいやと。

 今後トラック練習や、大会でガチでタイムを狙いに行くためにiPhoneを持たずに走る時はGARMINの音楽機能を使っていきたいなと思ってます。

 まだまだ機能を使い倒してませんが、これからもいろいろ機能を見つけてランニングライフを楽しもうと思っております。

 

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謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

 たいして更新できていない当blogですがよろしくお願いします。

 今年も旅行記か、ランニングか、野球か、ウイスキーか...と言うblogになると思います。

 すっかり更新を忘れ、2日になりました。

 大晦日まで仕事して、晩酌しながら紅白見て、テレ東のジルベスターコンサート見て、すぐに爆睡して、夜明け前にランニングでみなとみらいに向かい、素晴らしい初日の出を拝んで参りました。

 雲ひとつない横浜、絶好の初日の出日和。

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 この通りでございます。

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 コロナなお正月でしたが、普段通り、都内の実家に戻り、おせちいただいて、甥っ子姪っ子と遊んで、晩ごはんいただいて、ちょろっと馴染みのbarに挨拶がてら一杯いただいて戻ってまいりました(去年のコピペ)。

 今日はtwitterで実況しまくりの箱根TV観戦。昨年、実際に自分の足で走っただけにまぁ楽しかった。

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