多摩川・季節のめぐみマラソン
10月24日(土)のことですが。
前回の投稿で触れましたが、2月開催予定の湘南国際マラソンにエントリー。
まだこれはコロナの問題で現時点では開催されるかはわからないんですが(12月に結論が出る模様)。
その前の力試しと言うわけで。ハーフマラソンにエントリー。
前回のハーフマラソンで、ギリギリで2時間を切ることができなかったので、それの雪辱戦も兼ねてます。
もともとはハーフの雪辱戦は前回同様神奈川マラソンを予定してましたが、来年の神奈川マラソンは早々に中止が決まっていたので、規模が小さいですが草レースに出ることにしました。
エントリーしたのは多摩川・季節のめぐみマラソン。
住友生命Vitalityのポイントも付くし、正確に距離を計測された正規のコースを走って自分が今どれだけの走力があるのか?(去年からどれだけ進歩したか?)も気になっていたし、レースでもないと信号休憩なしでノンストップで走る機会も少ないし、レースと言うものの雰囲気にもっと慣れたいと言うのも参加した理由です。
今、改めて考えると、去年の神奈川マラソンは反省点だらけだったんですよ。
初レースでわからないことだらけだったと言うのもありますが。
反省点1、(大して脚力ないのに)前日の朝に5キロ走った。しかもそのあと、ショッピングだのなんだので随分と歩いた(2キロ程度)。
>エリートランナーでもないんだから前日は徹底的に脚を休めるべきだった。
反省点2、当日も周りの雰囲気に飲まれ、ウォーミングアップをやりまくった(なんだかんだで1キロ近く走った)
>エリートランナーでもないんだから、ウォーミングアップはスタートしてからで十分だった。それよりも体力を温存すべきだった。神奈川マラソンは日本陸上競技連盟公認のレース。箱根駅伝を走る大学生も挙って出るようなハイレベルなレース。今考えれば時間制限2時間30分と言うのはハーフマラソンとしてはハードルが高いんですよね。
反省点3、周りの流れに飲まれまくり、ペースがめちゃくちゃだった。
>最初が大混雑でペースがあがらず(今考えればそのペースを維持できれば目標だった2時間切りを達成できた)。そのあとペースを上げ、当時の走力では到底維持できないペースで走り、結果15キロ過ぎからぺースが下がり、18キロから歩き始めてしまった。
反省点4、シューズが長距離には不向きだった。
>言い訳になるけど、履いた靴は当時陸上専門店で店員さんの言われるがままに購入したランニングシューズ「ナイキズームライバルフライ」。当時持っていたのはコレ一足。これがどちらかと言うと、トラックや5000mで学生ランナーがスピード練習をするのを主な目的とした靴で、スピードは出るものの、クッション性が低く、初心者がハーフと言う長距離で使うには不向きだった。まぁそれでも履き心地が好きで、今も後継の「ナイキズームライバルフライ2」を持っていたりするんですが(専ら5~10キロランの時に愛用しています)。
反省点5、着込みすぎた。
>2月の開催で、防寒対策として、長袖のコンプレッションシャツと半袖Tシャツの重ね着、さらに防寒向けのコンプレッションタイツに手袋を着用。それが当日は最高気温13.7℃と想定外の陽気。スタート前にコンプレッションシャツを脱げば良かったものの、踏ん切りがつかず、そのままスタート。暑さにも苦労する羽目に。
まぁこれだけ反省点がありました。
ネットの記事を見まくって備えてもなかなかうまくいかないなと(記事を見すぎたのかもしれませんが)。
前回のレースからはかなり進歩しました。直近5ヶ月は月間走行距離は200キロ。毎週のように20キロランをこなしました。
体重も減りましたし、普段走るスピードも前回の頃とはまるで違います。
今回のハーフマラソンで使用した主なギアを(ランニング始めてなんだかんだで散財してます)
〇シューズ:adidas ADIZERO BOSTON 8
長距離(主に20キロ以上)を走ることを目的に買い増ししたシューズ。ゴールデンウイークに購入し、既に500キロ以上このシューズで走ってます。
厚底シューズではないですが、ショック吸収も反発も適度にあります。ドイツのタイヤメーカーのコンチネンタルタイヤがアウトソールを開発しているので、グリップもいいです。フルマラソン3時間切りを狙えるランナーでもフルマラソンで使えるとのことですからハーフには十分耐えられます。
〇キャップ:AirPeak PRO
当日はこれをかぶるまでの気温ではなかったんですが。
酷暑の中、8月に購入した帽子。通気口が設けられてて空気が帽子の中を流れる仕組みになっていて、頭頂部を冷却してくれます。確かに他の帽子より涼しいです。
〇ソックス:TABIO レーシングラン五本指ソックス
これは前回の神奈川マラソンでも使いました。
5本指の為、豆ができにくく皮もむけません。また、足底にはグリップゴムがついているので、食いつきがいいです
ちなみに普段(特に短い距離の時)はGUの5本指ソックス履いてます。一足390円と激安。
〇ふくらはぎ用サポーター:ZAMST Pressione CALF
これはランニングについていろいろアドバイスをいただいているTwitter仲間の@hitoshyさんからのアドバイスで購入。
コンプレッションタイツだと確かに脚の筋肉や脂肪をサポートし、ブレも抑えてくれるんだけど、膝の動きなども抑えてしまうので、かえってよくないと。さらに冬以外はタイツは暑いし。
確かにふくらはぎの揺れが抑えられ、疲れはかなり抑制できます。
〇ショートパンツ :2XU MCSランコンプショーツ
これは本番直前に急遽購入。
実は2週間くらい前に今まで起きなかったハムストリング(太ももの裏側)に違和感に気づき、多少ランニングを減らしても違和感がなくならなかった為、力ずくで抑えるために買いました。
腰の部分にスマートフォン用プラス小さなポケットがあり、これなら、マイボトルを必要としないランニングならランニングベルトもつける必要がないなと高額でしたが、買ってみました。
これが高かった分だけ、コンプレッション効果もよく、iPhoneも全く揺れずとっても良かったです。
ちなみにハーフマラソン後ハムストリングの違和感はほぼなくなってます。長引かず安心しました。
ちなみに最近は普段のランニングはこのランニングベルトを使用しています
鍵、iPhone、会社のガラケーを入れてちょうどいいぐらい。揺れなくてとてもいいです。
マイボトル持参の時はこちら
その名の通り本当に揺れません。収納力抜群で、マイボトル持参が義務付けられている湘南国際マラソンはこれを付けて走ろうと思ってます。
ちなみに今日、楽天でトレイルバッグポチリました。これはまたいつかレビューを。
多摩川・季節のめぐみマラソンは二子新地から近い川崎側の多摩川の河川敷をハーフマラソン部門は最初の1周は6.0975キロ、残りは5キロを3周、計4周するレース。参加者は226人(前回参加の神奈川マラソンは6200人)。かなりこじんまりです。
で、申しこんだあとに気づいたのですが、コースのほとんどが非舗装。草地か砂利道なんです。あんまり非舗装慣れてないんですよね....。
高低差がほぼないのはありがたいのですが。
過去のレビューを見ると、前日に雨が降った年はかなりランナーがぬかるんだコースに手を焼いたそうで。
6日前の18日(日)に最後のハーフマラソンの距離を走り、脚にダメージを与えないよう、これで長距離練習はストップ。
糖分を貯めこむため、月曜日から木曜の朝まで炭水化物を少なめに、木曜昼からは多めに(あまり極端にはやりませんでしたが)。
月曜日を最後に火曜日から晩酌は中止。体調が悪いわけでもないのに4日間も断酒するのはかなり珍しいことです。
火曜日に6キロ、木曜日に5キロジョギングをして、脚を整え、前日の金曜日は走ることは一切せず、スタミナを温存し早々に就寝。
木曜、金曜と雨予報ですが、思ったほどの大降りにはならず小雨程度、しかも短時間。
河川敷のロードコンディションがどうなっていることだか....。
当日。
今もですが、脂肪を減らすことを主目的に走っているので、普段、食事をとってから走ることがありません(空腹で走ったほうがダイエット効果があるのです)。
10時スタートの為、6時前には食事をとりおえました(基本、マラソン前3時間前に朝食を食べ終わるのが適当と言われてます)。
前日の夕飯の残りですが、この通り結構がっつり。
最寄り駅は二子新地。横浜から東横線と自由が丘乗換で大井町線。
「2本で行けるのか。意外と便利じゃん!」と思いきや、なんと二子新地を通過!。
大井町線って二子新地を通過するんですね....。まぁ余裕をもって出たので、溝ノ口でUターンして悠々間に合ったんですが....。
会場到着。この日はチャレンジラン(400m)、親子ペアマラソン(3km)、ミニマラソン(3km)、10km、ハーフマラソン、30km、フルマラソン、フル駅伝と種目が多岐にわたり、小さなお子ちゃまでも楽しめるので、他のマラソン大会とはかなり異なります。
着いたら、ゲストランナー兼MCの川内優輝 選手のものまね芸人、M高史さんが早速MCをしてました。
ゼッケンをもらい、ランニングウェアに着替えてストレッチを始めたころにはチャレンジランや親子ペアマラソンなどがスタート。
先導をしたM高史さんが早速、これから走るランナー向けにロードコンディション説明。
「〇〇のところがかなりぬかるんでいるので気を付けて!。ほとんど舗装面はないので、普段通りの走りはあきらめて、特に1周目はロードコンディションの把握に集中してください!」とマラソン大会のMC大ベテランらしい説明がありました。結構コレが本番かなり役に立ちました。
10時ジャスト、スタート。
なんとこのハーフマラソン、200人強のレースなのに、1時間40分・1時間50分・2時間とペースランナーが配置されています。
神奈川マラソンなんて全くいなかったのに。
2時間は悠々切れる自信はありました。当初1時間50分を目標タイムに設定してました。
これだとペースが5分15秒/km。正直、最近普段の20キロ近いランニングでもここ最近は5分1桁秒/km程度のペースなので、ひとまず、1時間50分のペースランナー についていき、その後は自分のペースで走って行こうかな?と思ってました。
スタートして最初はどのマラソン大会で同じですが、大混雑。
とりあえず、とにかく転ばないようにと前の人との距離を気にしながらと走ること1キロ弱。ペースランナーを見失います。
探すと1時間50分のペースランナーはかなり後ろに。1キロ超えたところで、ペースは5分06秒。まぁ普段のペースなんですが、1時間50分のペースからするとかなり早め。
わざわざペースランナーを待つのもどうかと思い、とりあえず10キロまであまりペースを気にせず、自分の走りやすいスピードで行こうと。
もしペースが落ちて、1時間50分のペースランナーに追いつかれたら、あとは意地でもついていくと。
そこから10キロまでは4分46秒~5分00秒程度を。極力5分00秒/kmに近いところを狙っていきましたが、実際のところは4分50秒前後でした。
10キロ以降もそこまではへばることなく、そのままペース維持。
最後の一周、16キロを過ぎたところで、1時間45分切りが見えてきました。このペースさえ維持できれば、1時間45分を切れるなと。
ただし前回18キロ過ぎにブレーキがかかったこともあり、無理をしなくてもなんとかなりそうだったのでギリギリまでペース維持。
実際16~20キロは4分50秒/kmを切ることはありませんでした。それなりに脚が疲れていたんだと思います。
ちなみに当日は19℃まで気温が上昇。マラソンするには気温は高めでしたが、耐えられないレベルではありませんでした。
コース上にはクエン酸と水の給水所が2か所あり、4周周回するコースですから計8か所ある計算。
涼しくなると普段あまり給水はしない方なんですが、脱水症状が怖かったので、かなりこまめに給水しました。
20キロ過ぎたところで(疲れていたけど)ラストスパート。実際に20キロ~ゴールが最速ペースになりました。
結果は1時間44分台でゴール(細かい時間書くと本名バレになっちゃうので)。
非舗装の悪条件の中、目標を大きく上回る好タイムでゴールできました。
2月の湘南国際マラソンに向け自信になりました。
(開催されればの話ですが)まだ本番まで3か月ありますので、現時点ではフルマラソンの目標をサブ4(4時間切り)にしていますが、もっと上回れるよう頑張っていきたいと思ってます。
ちなみに参加賞は野菜か果物の詰め合わせ。
いろんな大会に出ている方はTシャツやタオルもらうよりはありがたいのかも。
あとコロナウイルス対策は受付時に検温と検診票の提出、あと仮設の更衣室はこれでもかと消毒をした跡が見られました。
余談。
10月28日。有給休暇を取得し都内へ。
せっかく都内迄行くので、今までコロナで自重していた皇居ランを。
皇居って、信号もなく、英国大使館、最高裁判所、国会議事堂、桜田門他名所がゴロゴロ目の当たりにできるので、走ってて飽きないんですよね(十分見ているんですが)。
ランニングステーションも平日の午前中なのでガラガラ。
何度かお世話になっているランニングステーションRaffine Running Style。
ここは入館料プラス150円でバスタオルとナイキのランニングシューズをセットで借りることができます。
靴とタオルはかさばるので、借りられるととっても楽なんですよね。
で、やってみたかったこと。「話題の厚底カーボンシューズを試してみたい!」。
で、借りてみました。
借りたのはナイキ ズームフライ3。ナイキの厚底カーボンでは入門モデルと言われているシューズです。
カーボンの反発性故、初級者にはかなり脚に来ると聞いているので、果たしてどれだけの影響を与えるのだろうと。
また、厚底カーボンは基本的にフォアフット走法(かかとからではなく、つま先から接地する走法)であることが条件ですが、自分自身、この数か月でフォアフット気味に走るように心掛けたところ、かなりスピードが上がりました。だからどれだけスピードに影響を及ぼすのかな?と。
レースからまだ4日後でしたが、ハーフマラソンの距離を走らないとどれだけ疲れるか?もわからないだろうと21キロラン。
普段の感覚で走り始めます。すると1キロで違いに気づきます。
普段と比べて、1キロ当たり10秒以上早く走っているんです。走っているのは皇居。屋根やトンネル等でGPSが拾えず、Apple Watchのタイムが大幅に狂うことはありません。
5キロ走で出すようなペースで普通に走れていることに驚きました。これが厚底カーボンか.....。
ただし厚底カーボンの凄さに好意的に驚いていたのは10キロ過ぎ迄。問題はそこから。
普段のペースで走っているつもりなのに、体力の消耗、脚の張りが普段に比べかなり激しいのです。
「まさしく記事になっている通りのシューズなんだな....」と驚きました。
頑張ってペースを維持し、21キロを4日前のレースよりも3分近く短縮してゴール。
4日前のダメージはほとんどなかったとは言え、実はかなりアップダウンがある皇居でこのタイムを出せたは驚きも驚きでした。
でも走り終えた後は脚はボロボロ。4日前のレース後よりも格段にくたびれてました。これで入門モデルなんだから、プロランナーや箱根の選手が履いているエキスパートモデル(エア ズーム アルファフライ ネクスト%、ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%)はどんなものなんだろうか?と恐ろしくなります。
ハーフマラソン用に買おうかな?とちょっと思いましたが(笑)。
実は今回湘南国際マラソン用に新しい靴を買おうかな?と思ってまして、参考になればと...と思ってましたが、これでフルマラソン走るのは無理ですわ。
| 固定リンク
コメント