初めての下田観光(伊豆箱根呑み鉄旅1日目その1)
12/15、16有給休暇の取得も兼ねて夫婦で伊豆箱根の旅へ。
今回の旅行の目的は2つ、前々から妻が「伊豆に行ってみたい、しかもスーパービュー踊り子号に乗車してみたい」と申しており、私自身仕事で伊豆半島には時々行くものの、伊豆への観光は本当にご無沙汰だったので、是非とも行こうと。しかもスーパービュー踊り子号が後継車両とされるサフィール踊り子が完成し、近々引退の噂も出ており早めに乗りにいかないと乗れなくなってしまうと言う危惧もありました。
もう一つが2018年にオープンした箱根の新しいコンセプトのホテル「bar hotel 箱根香山」に行くこと。
箱根は大学のオリエンテーションで泊まったっきり(しかも研修施設だったので、温泉でもない)。
神奈川県民だと箱根に泊まるってとっても贅沢なんですよね。だって在来線で1時間半程度で帰れますからね....。
オープン当初から気になってまして、レビュー記事を見てもほぼ絶賛の記事ばかり。
「泊まれるbar」と言うBar好きにはとっても気になるコンセプト。
しかもbarでは一部のウイスキーを除き全て飲み放題らしい....。
1泊4万以上はかかるので躊躇していたんですが、清水の舞台から飛び降りてみました。
まず2日前の話。
見慣れない電話番号から電話が。
電話の主は箱根香山。
宿泊の最終確認です。
到着予定時刻と宿までのアクセスの確認。そしてアレルギーの確認。
10月に発生した台風19号の被害で箱根登山鉄道が使えない事など。
あとWeb予約の段階で妻の桃アレルギーを加筆してあったので、それの確認。「桃リキュールは大丈夫なのか?」と言う確認があったのは流石はbar hotelです。
そしてこの日にJR東日本が2020年春のダイヤ改正を発表。正式にスーパービュー踊り子の引退が発表されました。
旅行当日。
乗った列車は9:59横浜発スーパービュー踊り子3号伊豆急下田行。
キチキチ強行旅行が多い自分にとってはかなり優雅な出発。
なにせこれより早く横浜を出発するスーパービュー踊り子がないんです(これより早く出発する臨時便があったようですが、秋から消滅しました)。
新宿始発でやってきた251系。あと3か月で伊豆路から引退です。
スーパービュー踊り子は全席指定席。
JR東日本では珍しく車両に入る扉の前でアテンダントさんが検札します。
今回座った席がこちら。
普通席ですがなんと前面展望席の最前列!。
251系は先頭車両の伊豆側がグリーン車の前面展望席、東京側では普通車の前面展望席が配置されてます。
出発20日前にホテルの予約と同時にスーパービュー踊り子の指定席もえきねっとで予約を試みたんですが、さすがに進行方向側になるグリーン車の前面展望席の最前列は埋まってましたが、なんと後ろ向きながら東京側なら前面展望最前列が空いているじゃないの。
鉄道ファンでなくても憧れの一つ、前面展望席最前列。なんと奇跡的に席を確保できました。
座った席からの光景はこんな感じ。
運転席も天井までガラス張りでかなりオープンです。
海側の席ではありませんでしたが、この展望なら何も言うことはありません。
伊豆急下田まで2時間強の旅、車内の売店で角ハイボールを購入し、横浜駅の崎陽軒で購入した炒飯弁当をアテに優雅な鉄道旅。
「後ろ向きは酔う」なんて記事も見ましたが全く気になりませんでした。
また、スーパービュー踊り子の引退が発表された直後だったので、沿線には最後の雄姿を撮影しようとする「撮り鉄」さんがまぁ多かったこと。普通席ですが、殿様気分です。
熱海を過ぎると多くの乗客が下車。さらに伊豆高原では大部分が下車。伊豆急下田まで行く人はごく一部でした。
宇佐美駅で伊豆急下田発東京行のスーパービュー踊り子2号とすれ違い。
伊豆高原で長い停車時間があったので、そこで撮影タイム。
このマークも3月で見納めです。
車両基地にはTHE ROYAL EXPRESSが。これも乗車したいのですが、片道乗車して食事するだけで高いコースだとなんと39,000円!安いコースでも26,000円(なんとドレスコード有)。いくらなんでも高すぎです。
車窓を眺めているとあっという間に時が過ぎ、12:13に終点伊豆急下田駅に到着。
仕事で車では何度か訪れたことのある下田ですが、鉄道で来るのは初めて。
上野駅13~17番線、函館駅、旧東横線渋谷駅、東急線蒲田駅他、このターミナル駅感がとっても大好き。
帰りの電車は15:20。下田滞在はわずか3時間8分です。
時間もないので、駅周辺の観光地をぐるっと回ってフォト散歩。
まずは了仙寺。日米和親条約の付属条約、下田条約が締結された場所ですね。
すぐお隣にあるのがペリーロード。
下田の観光名所ですが、とっても短いのでちょっとがっかり。とってもフォトジェニックなんですけどね.....。
ペリーロードの終着点に立つ旧澤村邸はなまこ壁と伊豆石造りの建築様式を用いた建造物。
このなまこ壁の家ってのが下田には何軒か残っています。
下田と言えば、金目鯛と干物。
干物を干しているところとか撮りたいなーと思ってたらちゃんとありました。
漁師の親父さんがGOODです(この後、この親父さんの干物の話に長時間つき合わされます(笑))。
港町と言えば猫なんですが、あんまりいなかったんですよね.....。
天気には本当に恵まれました。こんな港町の風景も。
ここまで来たら下田の海の幸が食べたい!。
港を沿うように道の駅開国下田みなとへ。
しかし、ここに着いた時点で帰りの電車まで1時間を切っていて、ささっと刺身と金目の煮つけさえ食べられるとこ!と探したらお食事処で刺身と金目の煮つけを食べられるところを発見!。
どちらも美味!。
港内には遊覧船も走っていましたが、すでに帰りの電車まで30分を切っています。とても無理なので、断念。流石に3時間8分が短すぎました。
早足で伊豆急下田まで。着いた時には出発11分前。慌ててロッカーから荷物をとり、売店で買い出し。
流石は伊豆急下田。売店の品揃えは充実。酒のアテには事欠きません。帰りの車中用の酒のアテとサッポロビールの静岡限定「静岡麦酒」を買い込んで改札を通ります。
帰りは伊豆クレイル。
伊豆急下田〜小田原間を走るリゾート列車。
快速扱いなんですが、4両のうち2両がびゅう旅行商品専用車両、1両がバーカウンターとラウンジ、そしてもう1両が全席指定の一般車両。今回は一般車両に乗りました。びゅう旅行商品専用車両であればアフタヌーンカフェセット付きだったりするんですが、あまりにも他のリゾート列車と比べても高いんですよ...。びゅうプランが9600円、一般車両なら3630円。昨年乗ったTOHOKU EMOTIONは食べ放題飲み放題で4600円ですからね....。
一般車両でもこの通り、十分綺麗なんですよ。しかも流れるBGMはBOSEのスピーカーから流れます。スピーカー重要です。
快速なので、踊り子に比べ比較的ゆっくり。途中海が綺麗なところは途中停車してくれます。
バーカウンターではアイスクリーム、スイーツ、おつまみ、コーヒー、ソフトドリンクのほかワインや生ビール、オリジナルカクテルも。
わざわざ伊豆急下田駅の売店で缶ビール買う必要なかった....。
伊豆急下田駅を出て約40分でラウンジではミニライブが。
こう言うのあるとリゾート列車感が増しますよね。
主要駅ではこのようなお出迎えが。リゾート列車ではお決まりですね。
2時間弱、17時14分に小田原駅到着。
降りたホームには撮り鉄さんがわんさか。これが何を狙っていたか?はわからずじまい。
そこから箱根登山鉄道に乗って箱根湯本まで。
現在、箱根湯本より先強羅までの急勾配区間は台風19号の被害で運休中。再開の目処は一切立たず。
箱根湯本へ向かう車中は当然。
箱根湯本の駅では活躍の場を失った登山電車が寂しそうな有様です。
夜に箱根湯本に来るなんて初めて、17時過ぎから箱根の山登るっているんだから。
箱根湯本駅からバスで今宵のお宿に向かいます。
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