GIN-POSIUM JAPAN 2018
これも先週の話。
11月25日の日曜日。
東陽町のイースト21へ。
かつてはここでウイスキーフェスティバルもやってましたね。
行ってきたのはGIN-POSIUM JAPAN 2018。
ジンを盛り上げ、普及し、楽しむ人たちが集い、様々なジンを一緒に飲み語り合うジンのシンポジウム。
去年から始まり、今年で2回目。
ちょうど11月24〜25日がウイスキーフェスティバルと日程が重なり、どちらか苦渋の選択をした方、2日間で両イベントをハシゴをした方もいらっしゃるでしょう。
自分も久しくウイスキーフェスティバル行ってないんで、行きたかったんですが、ウイスキーフェスティバルは近年のウイスキー人気で大混雑だと言うの聞いていたし、ジンのみのイベントに興味があったので。
前半戦は座学。
日本ジン協会会長の挨拶のあとGIN GUARDIANS授与式。
GIN GUARDIANS日本のジンの普及・発展に寄与した人物に日本ジン協会から授与される称号だそうなんですが、まだ日本ジン協会もまだ歴史の浅い協会なのでまだこう言うのは時期尚早かな....気もしないでもないんですが。
最初のセミナーはAngus Winchester氏によるジンを知るセミナー「ジンのローカリズム化」。
ジンの種類からジンの定義、ローカルジンにおいて、守るべき重要な要素。
ジュニパーベリーをさえ使ってればジンなんですよね。スピリッツとしては大きなカテゴリーになる訳で。
ぶどう、さとうきび、主原料だけでもかなりあるし。風味をつけるボタニカルは別に現地のものを使わなくてもローカルジンとしては構わないの言うのがAngus氏の解釈。
セミナーでの試飲はニッカ Coffey Gin、Gin Mare、St George Terroir Gin、Forest Gin
イギリスのForest Ginは結構気に入りましたね。使用している16種類中10種のボタニカルが原産地のものを使用しているとのこと。
St George Terroir Ginはファンキーなジン。クリスマスで使ったもみの木のそのままボタニカルで突っ込んでしまうとか。味も何となくアメリカン。
2人目はSIPSMITHのマスターディスティラーのJared Brown氏による「ジン製造の秘密」。
蒸留器のことから、原材料の使用方法などなど。
3人目はサントリースピリッツの鳥井和之氏による「ROKU」について。
実はサントリー、1936年に「HERMES Dry Gin」と言うジンを作っていたんですね。
スピリッツやリキュールを作るサントリー大阪工場の写真が見られたのは良かった。
桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の6つの日本のボタニカルを用いているのでROKUなわけですが、その6つのボタニカルに行き着くまでのお話などなど。
あと試飲でROKUの柚子蒸留酒原酒と桜蒸留酒をいただくことができました。
最後はバカルディジャパンの関田寛氏によるトニックエッセンスについて。
春のBAR SHOWでお披露目になったトニックエッセンス。
トニックウォーターの原液でこれにジンとライムと炭酸水を入れればジントニックが出来上がると言うものですが、現在販売予定がないそうなんですが、家庭用に作ってくれないかな....。今や炭酸水はご近所でいくらでも買えるので、自宅でもお手軽にジントニック飲めるのに...。
3時間のセミナーの後、第二部はジンブース試飲会&パーティー。
第二部の前にウェルカムドリンクはNBAの一流バーテンダー提供のジントニック。
パーティーは軽食もきっちりあり、実に34のジンメーカーがブースを並べ、各社のジンを堪能することができました。
ここ数年で日本の酒造(特に焼酎)メーカーが相次いでジン業界参入しており、毎年のように新製品が出ています。
そう言う意味でも今年はGIN-POSIUMに来ておいて良かったのかも。
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