ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所再訪(2018東北旅行1日目 その2)
作並駅からバスに乗り、最寄のニッカ橋へ。
そこから700メートルぐらい歩くと蒸溜所の受付。
実に11年ぶりの宮城峡蒸溜所。
11年前の頃は「宮城峡蒸溜所」よりは「仙台工場」って名前の方が前面に出てたような。
この11年で「宮城峡」のブランド力が比較にならないくらい上がりましたからね。
できたとは聞いていましたが、本当にきれいなビジターセンターが。
ココ、11年前はレストランだったんだよね。ウイスキーしゃぶしゃぶ食べたな。
他の蒸溜所に比べ、キリン御殿場蒸溜所並にグレーンウイスキーに関する説明が多いのも連続式蒸留機が設置されている宮城峡ならでは。
ガイドツアーも事前予約制。以前はそんなことなかった気がするけど。どうにしても平日であれば予約なしでも少人数であれば対応してくれそう。
山崎は中に入れなかったけど、よくよく考えれば津貫以来1年ぶりの蒸溜所見学。結構頻繁に行ってるのよね。
麦芽を乾燥させるキルン塔、今は全く使ってないんだよね。今の大量生産の状況では自社で麦芽乾燥させてる場合じゃないんだろうけど。
麦芽の保管塔。前回来た時はこんな大きい保管塔があるの気づかなかったな。
この中の麦芽がベルトコンベアでマッシュタンに行くわけで。
マッシュタン、ウォッシュバック。
そして、ポットスチル。
しめ縄と紙垂(しで)のついたポットスチルを見ると、ニッカに来たんだって実感しますね。
水温が上昇する夏は原酒作りには不向きのため、国内のどこの蒸溜所も真夏は蒸留作業は行いません。
さらに宮城峡蒸溜所は仕込み水になる川の水に夏は取水制限がかかる為、7月上旬には春の蒸留を終えたそうです。
連続式蒸溜機がある、蒸留棟。
カフェ式連続式蒸溜機見れないのはわかっちゃいるけど、見たいな〜。
(ポットスチルでできる原酒はアルコール度数約65~70度に対し、連続式蒸留機は最高94度。危険物扱いになる為、見学は制限されるのです)。
貯蔵庫。
ここは全然変わらないね。
展示用の貯蔵庫の為、ほとんどが空樽なのかな?。
11年前の記憶でいい加減なんですが、ゲストホールで貯蔵の次の工程、ブレンドの紹介。これはなかった気がする。
ゲストホールの一角に柏のブレンダー室の写真が大きく貼られ擬似ブレンダー室に。真ん中のディスプレイでブレンダーのお話。
佐久間チーフブレンダーを中心にブレンダーの役割と重要性を映像で。
ここに来る人でもポットスチルで蒸留して樽に詰めて熟成することを知っててもブレンドのことを知らない人も多いだろうしね。
かつては鶴も無料試飲で飲めたんだよね。
有料試飲はこの通り。
樽出し原酒無くなっちゃったのは悲しいけど、まだ鶴も飲めます。
あと休売中のPURE MALT赤、黒も試飲だけでなく、ボトルも売店にてまだ売ってます。
竹鶴17年、21年、鶴をいただきました。
ビジターセンターでは「マッサンとリタ」展なる企画展やってました。
山崎、白州ほどの大騒ぎはないけど、マッサン効果はまだまだ健在、平日だけど、お客さん多かったね。
何分、仙台からさらに車で1時間かかる場所なのにね。
改めて来てよかった。
今度来るときには樽出し原酒が用意できるほど原酒が豊富になってればいいな….。
行きも歩きましたが、ニッカ橋までの道のり。
見学では案内されない。各建物の裏側、そして、実稼働している貯蔵庫も見ることができます。
運よく、樽を搬出している光景も見られました。
宮城峡からバスに乗って、仙山線の愛子駅へ。そこから仙台へ。
バスで作並まで戻ってもいいんですが、バスが数分遅れたら、1時間に1本しかない仙山線に間に合わないダイヤだったので、安全策をとりました。
仙台に着くと、駅前広場が物々しい雰囲気。
私服警官、どっからどう見てもSPな皆さん、そしてマスコミと思われるカメラ。
特にSPと思われる男性が集中しているのが、ロータリーの車寄せ。
「こりゃ、VIPでも来るのかな?」とiPhoneでググってみると。
この日の首相動静。
安倍さん、仙台来てる!。
その前に安倍さんが朝乗って来た新幹線、自分が乗って来たのと一緒じゃん!。
警備員多かったのはこれが理由か….。
その後、ロータリーにやって来たのが。
あっ、安倍さん。
恐らく生総理大臣初めてだな。
まさか仙台で会うことになるとは。
安倍さんは東京に帰りましたが、私は仙台からさらに北に向かいます。
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