渋谷にできたBarのこととBarでの喫煙のこと(THE SG CLUB)
またカクテルネタです。
昨日グランドオープンしたBar「THE SG CLUB」に行ってまいりました。
こちらを開いたのがオーナーの後閑信吾さん。
ニューヨークでバーテンダーの下積みを経て、2012年のBacardi Legacy Cocktail Competitionで全米代表として出場し、世界一に。
昨年は世界のバー業界のアカデミー賞といわれるTales of the Cocktail のInternational Bartender of the Yearを受賞。
2014年に上海にオープンしたBar「Speak Low」 は「THE WORLD'S 50 BEST BARS 2017」で世界第10位に(昨年2号店「Sober Company」をオープン。
ゲストバーテンダーとして世界中から招かれ活躍している、今、世界で最も有名な日本人バーテンダーです。
世界で大成功をおさめ、いよいよ日本に凱旋。今年のバー&カクテル業界で最注目のBarです。
日本初出店の地に選んだのは渋谷。
公園通りの坂を登りきる寸前を右に曲がったところ。
Barのコンセプトは、「1860年に徳川幕府により遣米使節団としてアメリカに派遣された77人の侍たちが、もしアメリカでカクテルやバーを知り、江戸に帰国後、Barを開いたら?」
コンセプトありきで店舗の内装からカクテルまでをプロデュース。
ニューヨーク、遣米使節団が立ち寄ったキューバ、そして日本を意識したカクテルです。
一度綺麗にタイルを貼ったその日にエイジング加工でタイルを割っていくなどそのこだわりにはびっくり。
カウンターが銅と言うのも初めての経験。
1階と地下1階の2フロア構成(別会計)。
1階「Guzzle」はオリジナルのお茶割り、オリジナルサワー、モクテル(ノンアルコールカクテル)など、カジュアルに、がぶ飲みしやすいもの。ハイカウンター、ハイチェアーでフラッと入りやすい作り。行く行くはコーヒーなども用意し、テイクアウト可能となり、目の前の代々木公園まで持って行って飲むなんてことも。
地下1階「SIP」は本格的なBar。
内装は本当に豪華。
カクテルもオリジナリティー溢れたもの。
両フロアを結ぶ階段の踊り場には靴磨きコーナーもあり、お酒を飲みながら靴磨きをしてもらうことができ、最後の仕上げはウイスキーをかけて磨いてくれます。
全て本当に美味しかった。
グランドオープン初日でしたが、今月上旬よりソフトオープンしていた為か、私がお邪魔した18時ごろからは20時過ぎまでは大混雑と言うほどではなく(帰り際は混み始めました)、後閑信吾さんともカクテルのお話を中心に色々お話させていただきました。
最近はネットの情報などの影響で、Barでも人気店では列を作るなんてことも。
世界レベルで有名な後閑信吾さんが満を持してオープンしたお店。外国人観光客も含め、人気店になるのは時間の問題でしょう。
で、途中で気づいたのが、店内でタバコを吸っている人がいないこと。
店員さんに確認すると、喫煙は店の外にある数席のカウンターのみ可能で、店内は全て禁煙。
最近随分話題となっている受動喫煙被害を防ぐ健康増進法改正案の問題。
以前は日本のBarで禁煙なんて考えられてませんでしたが、ここ数年、ウイスキーの香りを楽しむためにウイスキーに特化したBarを中心に禁煙は増えてきましたが、カクテルを中心としたBarではまだまだ少数派って言うかほとんどない。
でもこちらのお店のカクテルの大部分がそうであるように香りを楽しむカクテルも多く、そんなカクテルを飲んでいる隣でタバコを吸われると確かに邪魔なんですよね。
随分前から欧米では禁煙のBarは増えているそうですが、正直「日本でBarで禁煙なんてまだまだ先の話」って思っていました。
愛煙家の国会議員の先生の反対で骨抜き状態になりそうな健康増進法改正案ですが、「THE SG CLUB」のようなお店から禁煙化、分煙化が始まれば、Barの禁煙化、分煙化って意外とそう遠くない話なのかな?って思いました。
私はタバコは全く吸わないので、大賛成なんですが。
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