ウエイターズレースジャパン
23日の祝日。
この日、横浜の日本大通りで「ウエイターズレースジャパン」と言うイベントが行われてました。
これは1930年代にパリでウエイターの仕事の認識を改善するために開始されましたもので、ウエイターさんがトレイにビール瓶1本と水の入った10オンスグラス3個乗せて150メートルのコースを往復するレース。
ちなみにルールは(公式サイトより引用)
・直径30センチのトレイ(ノンスリップトレイ)にボトル1本と水の入った10オンスグラス(プラスチック製)を3個乗せて走行してください。(すべて主催者で用意します)
・レースは全てタイムトライアル形式。トーナメントレースです。
・走っても、歩いても構いません。
・走行中、トレイは必ず片手で持ってください。
・走行中にボトルを落として割れてしまった場合は、即失格です。
※割れなければ拾ってレースを続行できます。
・グラス内の水がこぼれてしまってもそのままレースを続行できます。
※トレイにグラス3個、ボトルが立っている状態で走行してください。
※ゴール時に、グラス3個、ボトル1本が揃っていない場合は失格です。
・トレイを持っていない方の手でグラスやボトルを押さえながらの走行は禁止です。
・トレイ上の物品を反対の手で整えたり押さえたりする場合は停止状態で行ってください。
・レース開始予定時間、5分前にスタート集合場所に集合、遅れた場合は棄権とみなされます。
個人戦
・各参加者の走行距離は、片道150メートルの往復を往復の300メートル。
・折り返し地点のコーンを回り、スタート地点に戻ってきます。
・参加者の内、予選タイム上位順に次レースへと進むことができます。
団体戦
・団体戦は、1チーム5人の編成です。
・5人のうち、1人以上は女性選手の参加が条件です。
・1人あたりの走行距離は、片道150メートルの往復の300メートル。
・5人での総合計は1,500メートルとなります。
・走者の交代時はテーブルに一旦トレイを置き、次走者はテーブルからトレイを持ち上げてスタートをします。
・この時の作業は、5人で協力をして構いません。
300メートルって長さがかなり長い。
一般人が全力疾走しても40~50秒近くかかる距離です。
これをウェイターさんはボトル(瓶ビール)とグラスをトレイに載せて走るんです。
復路はかなりへばっている選手も多かったですね(普段300メートルを走るなんてしないですからね)。
グラスを落として、水がなくなっても失格にはならないものの、水がなくなると倒れやすくなるんですよね(団体戦の走者交代時以外途中給水不可)。
ビールを落として割るとその時点で失格。随分割っている選手もいて、会場はビールの香りが....。
参加者はホテル、居酒屋、キャバクラのウエイターさん。
ホテルは横浜ロイヤルパークホテル、インターコンチネンタル、横浜ベイホテル東急、横浜ベイシェラトンホテル、ローズホテル横浜と横浜を代表するホテルがずらり。
居酒屋さんはコロワイドグループが大会に協賛しているので、コロワイドグループさんのウエイターさんが。
実際に見ていると、強豪選手はとにかく早い!。
300メートルを1分足らずで帰ってくるんだもの。
プロってスゲー!。
個人戦で3連覇を果たしたNIJYU-MARUのウエイターさん。
なんと50秒!。
5人でリレーする「団体戦」
駅伝同様、「ブレーキ」を作らないことが重要。
あと、バトンリレーならぬ、トレイリレーの速さも鍵。
決勝では同じみなとみらいの横浜ベイホテル東急さんと横浜ロイヤルパークホテルさんが熾烈なデットヒート。横浜ロイヤルパークホテルが後半で抜け出したものの、最後の最後の数メートルで痛恨のグラス落下。拾い上げている隙に前年覇者の横浜ベイホテル東急さんが大逆転!。
解説をされていた日本ウエイターズレース協会会長 梶 恒翁さんが、「ウェイターズレースは最後まで何があるか、わからない」、「団体戦にはドラマがある」と言ってましたが、まさにその通りのレース展開。
横浜のホテルのプライドをかけた戦い。興味本位で行きましたが、本当に本当に面白かった!。
ちなみにニュースにも
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