ヤッホーブルーイング醸造所見学(群馬・長野旅行2日目 その2)
御代田と言うと酒飲みにとってはかつて存在したメルシャンのウイスキー蒸溜所が有名。
酒飲みじゃなくてもメルシャン美術館と言うとご存知の方も多いはず。
メルシャンが1955年~2011年まで「軽井沢」ブランドでウイスキーを生産し続けたのがここ御代田でした。
かつて当blogでも取り上げましたが、2006年にメルシャンをキリンビールが買収。
合理化なのかしれませんが、2011年に蒸溜所、美術館がともに閉鎖。
その後軽井沢のウイスキーが希少性も含め再評価され、現在はオークション市場で1万円以下で買えるものはほぼなく、最高額は数百万円。現在世界で最も価値の高いウイスキーになってます。
どう考えても「キリン、早まったな」と。
完全閉鎖されて、5年。
まだ御代田の駅には名残が残ってます。
そこからタクシーで飛ばします。
タクシーの運ちゃんも場所言っただけで一発でわかります。
着いたのはヤッホーブルーイング佐久醸造所。
今じゃ多くのコンビニでも販売されている日本クラフトビール界の雄、よなよなエールの生産元です。
私も随分よなよなさんにお世話になっております。
ここの工場見学がかなりレベル高いとの話を聞き、醸造所、蒸溜所見学大好きな自分としては是非とも行ってみたいと思いまして。
行楽シーズンの土日祝限定で楽天で申し込みをしてますが、これが(有料なのに)結構予約が埋まってたり。
到着して、名前の確認をすると、まずはウェルカムよなよなエールを一杯!。
うれしいじゃないの。
まずはビールの作り方を説明され、すぐに醸造所内へ。
こちらは大手ビール会社と異なり、醸造所内は見学通路なるものは一切なく、社員と同様に帽子をかぶり、靴カバーをつけて、社員の通路を巡ります。
だから本当に装置類の目の前まで行けます。
クラフトビールの醸造所なのでそれほど規模は大きくないんです。
だから大手ビール工場と違い、1回の見学の定員も限られ、私たちの回で15人で、そこにガイドさんが二人がつきます。
もちろん大手じゃないので、専門ガイドさんなどがいるはずもなく、私たちの回のガイドさんは品質管理と総務がメインのお仕事の方でした。
製造過程の試飲も大手だとせいぜい麦汁だけなことが多いですが、麦汁、麦汁にホップを加えたもの、さらにできたてでろ過寸前の「インドの青鬼(IPA)」を飲ませてくれたりと今までにはない見学にとってものめり込むことができました。
大手さんだと主力ビール1種類を2杯程度が普通ですが、ここはそこも違う。実に今回は7種類もいただきました!(基本は5種類程度だそうです)。
いただいたのは「よなよなエール」、「水曜日のネコ」、「軽井沢高原ビール2016年夏季限定」、「軽井沢高原ビールシーズナル2016」、「インドの青鬼」、「東京ブラック」。そして「ハレの日仙人」
「違いを理解して、飲んで欲しい!」社員の皆様の熱意がよく分かる試飲でした。
秩父蒸溜所の見学じゃないけど、やっぱり作り手がする説明は説得力が違うのです。
同じ会社の製品をここまでじっくり味わうというのは正直面白い。
最後に出てきた「ハレの日仙人」は半年以上熟成させたビール。独特な濃厚な味わい。これはいい経験でした。
試飲もしっかり時間をくれますので、ゆっくり、じっくり試飲ができます。
最後に即売コーナーでがっつりお買い物。
軽井沢高原ビールとハレの日仙人買っちゃった(^^)。
ビール好き、特にエールビール好きなら、ここは絶対来るべきスポットですな。
もともとよなよなエールは大好きでしたが、さらに好きになりました。
この日は佐久平のビジネスホテルに宿泊。
実は佐久平の駅前にモルトウイスキーが数多く置いてあるので、有名なBARがあるというので、行ってみたんですが….。
やってなかった…(泣)。
定休日じゃないのもチェック済みだったんですがね。
ちょうどこの週末、長野県長和町でウイスキー&ビアキャンプをやっていたので、もしかしたら、店員さん、こちらに行っていたのかな?と思うんですが、とっても残念。
ちょっと早めに就寝。明日は”鉄”三昧です!。
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