伊香保の老舗旅館、千明仁泉亭へ(群馬・長野旅行1日目 その2)
14時過ぎには本日の宿泊地、伊香保温泉に到着。
雨降ってるし、とにかく今回はゆっくりしたかったので、早めにやってきました。
比較的キチキチ旅行が多い自分にとってはこんな早く宿に入るのはかなり珍しいことです。
伊香保温泉と言えば、石段。
石段の一番下の停留所でバスを下車。
伊香保温泉は高低差もあり、道も全く碁盤の目ではないので、バスで行く場合はどこで降りるべきか?はチェックが必要です。
(しかもバス会社により、同じ場所でも停留所名が違うなんてことも....ややこし過ぎ)
石段にはこの通り、温泉が流れてます。
365段ある石段のちょうど真ん中ぐらい。
本日のお宿に到着。
泊まったお宿は「千明仁泉亭」。
創業五百余年、明治の文豪、徳冨蘆花が定宿とした伊香保の中でもトップクラスの老舗旅館。
館内もとてもノスタルジック。
15時チェックインですが、部屋が開いていたので、チェックイン前に部屋を入ることが出来ました。
大正~昭和初期にできた本館に宿泊。
部屋はとてもノスタルジックですが、ある程度、改装もされており、全く不便なし。
部屋ごとにトイレも洗面台もあるしね。
本来は窓から絶景が見られるはずが....真っ白でした。
お風呂は男女別々に内風呂と露天風呂が。そして貸切露天風呂が4つも!。
男性の内風呂は幅10m強、そして水深が1m以上も!。”泳げます”と言うより、”泳ぎました!”。
でも石段、風情ある旅館、昔ならではのスナック、射的。That's 温泉街。
楽しむことが出来ました。
ひとっ風呂浴びて、夕飯。
本当に久しぶりの部屋食。やっぱり旅館は部屋食でしょ!。
特に豆乳のグラタン風な奴が美味しかったな...。なにせお品書きがなく、口頭で説明してくれたんだけど、さすがに覚えてない....。
そう言えば食事の時担当して頂いた仲居さん、随分おしゃべりで最近のドラマとか、ちょうどこの日やってた24時間テレビの話とかしてくれたけど、ごめんね...おじさんは民放のドラマも24時間テレビも殆ど見たことないんだよ....。
旅館の食事を満喫した後、千明仁泉亭内にあるCafe & Bar 楽水楽山へ。
こちらのお店は昼はCafe、夜はBarとして営業しています。
こちらのBarでバーテンダーをされているのが上田尉江さん。
かつて銀座で伝説のバー「ひみこ」をご夫婦で営まれていた日本女性初のバーテンダー。
実はこの旅館に決めたのもこのBarに是非とも来てみたかったから。
実に御年75歳!。
最初に上田さんのシグネチャーカクテルの一つ、アラスカを
アラスカはジンとシャルトリューズをシェークかステアで混ぜて創るカクテルですが、こちらはあえて混ぜないビルドスタイル。
理由は「時間を気にしないで、味の変化をゆっくり楽しんで!」と言う心遣い。
シャルトリューズは長期熟成のVEPを使います。
かなり強いカクテルですが、上田さん曰く「ゆっくり飲めばいいから。水割り3杯飲むより安上がりよ!」。
お隣の常連さんと上田さんとカウンターでずっと談笑。とっても気さくな素敵な女性でした。
ゆっくりとした時間を満喫。
私は私服でしたが、館内から来たので、スリッパ。常連さんは浴衣にスリッパ。
飲んだら階段上がって、温泉入って寝ればいい。
重鎮バーテンダーのいる店でこんな経験できる店はないことでしょう。
2杯目を何を飲むか?悩みました。「年齢的にシェークしてもらうのはどうなんだろう?」なんて思っていたら、お隣の常連さんに出したのがシェークのカクテルだったので、私もサイドカーを注文。
とっても美味しかった。
またリピートしたいBarが増えてしまいました。
老舗旅館だけあって、お値段もとっても良いお値段の千明仁泉亭ですが、また疲れて、癒やされたくなったら、またここに来よう。
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