BAR "THE BAR" (奈良ホテル:奈良・伊勢旅行1日目 その6)
初日の締めはBARで一杯です。
奈良ホテル1階にあるBAR "THE BAR"
もともとはラウンジバーだったようですが、2013年にカウンター付きのBARにリニューアルされました。
前述通り、このBARでの目的は2013年のディアジオワールドクラス世界第三位の宮崎剛志さんのカクテルを飲むこと。
実はホテルの予約段階でこの日に宮崎さんがシフトに入られているか?電話で確認をしたんですが、予約が1か月以上前の話で、その段階ではさすがに宮崎さんのシフトがわからなかったんです。
大きな賞もとり、全国各地でセミナーなどにも出向かれていると思うので、いらっしゃる確証がないもんで。
仕方がないと思い、予約をし、もし会えなかったらツイてなかったと思えばいいと開き直っていたんです。
ですんで、予約時以降、BARの扉を開けるまで、ホテルの方に確認もとりませんでした。
barに入ると、いらっしゃいました!。
インペリアルスイートの件で全て運を使いきったと思っていたんで、半ばあきらめてました(^^;。
ちょうどこの日は宴会場でバンケットがあったようで、その2次会で43席の店内はほぼ満席状態。
普通のBARならこのキャパならせめて2~3人のバーテンダーで対応するんでしょうが、宮崎さんは一人カウンターに立ち、黙々と注文されたお酒を作って行きます。
しかも宮崎さんの評判を聞いてか?、注文されるお酒のほとんどが手間のかかるカクテル。
普通のバーテンダーならかなりアップアップになるでしょうが、そこはワールドクラス世界第三位の実力の持ち主、全く取り乱すことなく、カクテルを作って行きます。
私はBARでカクテルを頼むときのmy定番の一つ、サイレントサードを注文。
カクテルを頼むときは特別な場合を除き、ジントニック、マティーニ、サイレントサードのどれかを注文します。
ジントニックとマティーニはジン、サイレントサードはスコッチウイスキーがベースとなりますが、どのジン、どのスコッチウイスキーをバーテンダーは選ぶか?と言うのも楽しみの一つにしています。
ちなみに
ブランデー+ホワイトキュラソー+レモンジュースで超定番のサイドカー。
サイドカーのベースのブランデーをウイスキーに変えるとウイスキーサイドカー。
ウイスキーサイドカーのウイスキーをスコッチに限定するとサイレントサード。
になります。
(さらに注釈するとジン+ホワイトキュラソー+レモンジュースで超定番のホワイトレディ)
だから、サイレントサードを注文する客はまずウイスキーに多少なりともこだわりがあることはバーテンダーなら必ずわかるので、サイレントサードを注文すると、ほぼ必ず何を使うか?を聞かれます。
実際に聞かれましたが、私はいつも通り、「お任せします」と。
過去の経験上、THE FAMOUS GROUSEか、JOHNNIE WALKERがほとんど。
この二つが最もバランスのとれたスコッチだからでしょう。
出てきたサイレントサードはJOHNNIE WALKERのゴールドラベルがベースでした。
ワールドクラス世界大会出場者としてはレミーコワントローのFAMOUSよりはディアジオのJOHNNIE WALKERなんですね。
うん、美味しい!。
とってもスタンダードなサイレントサード。基本に忠実なお味でした。
2杯目はシングルモルトにしてみました。
GLENMORANGIE The QUINTA RUBAN。
バーボンカスクで熟成させた後、最良のルビーポートで後熟させた一品。
バーボンカスクの安定した味わいとポートカスク由来の素晴らしい香り。
ポートカスクを使用しているので、宮崎さんはポートワイン用のグラスで出してくれました。
これも名バーテンダーの気配りですね。
ラストオーダー直前となると、お客さんもほとんどいなくなり、宮崎さんともいろいろお話することができました。
ホテル&BAR目当てで奈良に来たことを話すととっても喜んでいただき、ワールドクラス2015ジャパンファイナル優勝の金子さんのBARに明日行く予定であることを話したところ、宮崎さん直々にお店の席の予約までしてくれました。
最後に写真も撮らせていただきました。大満足!。
ホテルバーのバーテンダーは単独店のバーのバーテンダーとはまた違う良さがあることを認識しました。
なかなかホテルバーって行くことなくって(特に関東では)。
東京にも素晴らしいバーテンダーがいるホテルバーがいっぱいあるので、行かないとな.....って。
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