それがAppleらしさ
1週間以上遅れですが、先週のAppleの新製品発表のネタ。
Mac史上、最も薄く最も軽い「12インチMacBook」が登場
色々ネット上では意見が出てましたね。
(買う気はないですが)批判意見として最も多かったのが、インターフェースがUSB-Cたった一つになったことですね。
自分は「これこそ”Appleらしさ”じゃないか」と思ったんですよ。
17年前に発売されたiMac。
PCの歴史を変えた伝説のPCです。
見た目もセンセーショナルでしたが、さらにセンセーショナルだったのが、レガシーインターフェースを徹底排除したこと。
(メザニンなんて拡張端子があるにはあったが)USB、Ethernet、モデム、CD-ROMとサウンドポートのみ。
今までのシリアルやSCSIと言ったインターフェースを全て取っ払ってしまった。
USBも2.0ではなかったので、スピードも遅く、これこそ批判が殺到した変化でした。
Windows95機から飾り程度にUSB端子はつけられていたものの、どこのメーカーも乗り気ではなく、ほとんど使われてはいませんでしたが、98年のこの初代iMac誕生と共にUSBは一気に普及。そして今や拡張端子=USBになり、PCはおろか、スマホ、デジカメ、ゲーム、TVまで。
Appleも「一気にやらなければ、新しいインターフェースは普及しない」と思ったのでは?。
別のモニタを使ったり、別途USB機器を使ったり、平行して充電したりするにはマルチポートアダプタを。
”高い!””わざわざアダプタ使うの?”って意見も多かったですが、
この発想って昔からあったじゃないですか。
PowerBook Duoです。もう20年以上前のMacですね。
極力インターフェースを排除し、家に帰ったら、DOCKを挿して、デスクトップ並みの拡張性を持たせると言う。
自宅ではマルチポートアダプタに電源を始め、あらかじめ普段使っているものを全部接続しておいて、外では何も繋がず、家に買ったらMacbookをUSB-Cを繋ぐだけで電源ケーブルからモニター、その他周辺機器まで全て繋がってしまう。これってとってもスマートじゃないですか?。
どうせ今までも家に帰ったら、電源ケーブルは絶対に接続するんだし。
外回りの営業や、ノマドワーカーにはとっても使い勝手が良いんじゃないか?と。
カメラ好きとかだとSDカードからのデータをPCに直接ロードしたいってことはあるでしょうが、クラウド全盛の今、外でUSBを多用することってそれほどないのではないか?と(特にMac使いは)。
iPhoneから写真を流し込むならフォトストリームがあるわけだし、evernote、dropboxいくらでも手段がある。
そう考えると、この判断って結構Appleらしく、賢明な判断だったんじゃないのかな?と。
CPUのスペックも敢えて極端に高いものにしなかったのも初代iMacと同様、過去に何台もMacを所有していて、周辺機器もどっさり持っているヘビーユーザー狙いではなく、iPhoneで初めてAppleユーザーになり、初めてのPCとしてMacを持とうしているユーザーを意識しているのでは?と。
これでインターフェースの構図が一気に変わるのか?。試金石になると思います。
で、Apple Watch 。
今のところ欲しいと思ってません。
自分にとって腕時計は装飾品要素がとても強く、良いものを長く使いたいと言う気持ちが強く、2〜5年で買い替えるitガジェットとはどうしても自分の中は水と油で、まだ融合できてないんです。
これも今までのApple製品同様、いざ市場に出たら、一気に人々の考えを180度変えてしまうのかも知れません。
Appleも今までの製品と違って、バンド等デザインの違いで、幅広い価格帯を設定。
伊勢丹にも販路を広げるとのことで、新しいジャンルへの殴り込みへ万全の準備を行っている模様。
Appleが腕時計の歴史を変えてしまうのか?。その答えは来冬頃までに出るのかな?。
兎にも角にも来月には遂に発売。
直ぐには買いませんが、是非とも触ってみたいと思ってます。
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