イチローズモルト MALT DREAM CASK 1回目の試飲会
今や全世界レベルでの人気で入手困難になりつつあるイチローズモルト。
当blogでも紹介しましたが、世界レベルで注目を受ける直前と言える2010年に秩父蒸溜所に訪問することができました。
その後、蒸溜したての原酒のオーナーになる制度「MALT DREAM CASK」に蒸溜所見学に連れて行っていただいた地元のbarで加入することになり、私達夫婦も出資することにしました。
サントリーでは以前「OWNER's CASK」と言う商品がありましたが、これは既に熟成が終わった樽を試飲して、味に納得してから樽買いする制度。
「MALT DREAM CASK」は蒸溜したての樽を試飲一切なしで買います。いわば投資です。
そして、蒸溜、樽詰めから約4年。
ウイスキーとして飲める年数となり、少しだけ樽出しして頂き、先日、試飲会を行いました。
保有している樽はCASK No.1048。
2010年蒸溜、ジャックダニエルで使われたバレルのアメリカンオーク。
2014年10月にサンプリングされ、アルコール度数が61.4%です。
香りはとっても華やか。
味わいもとってもフルーティー&バニラテイスト。
とっても優等生なシングルカスク。
でも何と言ってもまだ4年。多少の若さは感じますが、少なくても何も言われなければとても4年とは思えない素晴らしい味わいです。
トワイスアップも試しましたが、非常に華やかさがさらに際立ちます。シングルカスクとしては素晴らしい出来映えです。
面白さは少ないかもしれませんが、なにせ原酒の時点からの樽買いですから、社長の肥土さんも極端な冒険は敢えてしない樽の選択、熟成手順を選んだのかもしれません。
そこで、問題となったのは何年熟成させるか?。
この制度では蒸溜後10年間は追加料金無しで熟成が可能。その後、保管料が発生するシステム。
しかし、今回試飲して、あまりにも熟成がハイペースであることが判明した為、10年も熟成してしまうと、樽の力に原酒が負けてしまうのでは?と言う懸念が発生しました。
結論として、参加した出資者メンバーの総意として、3年後にもう一度試飲会を行い、そこで樽出しをいつ行うか?を判断しようと言うことに。
発売するウイスキーの殆どが即完売が続くイチローズモルト。
「MALT DREAM CASK」は現在とても新規受付は受けられない状態。
早々に注目した一部のファンのみが手にした特権とも言っても良いでしょう。
3年後、そして、樽だしの時。
樽と言う名のゆりかごでゆっくりと成長を続ける原酒がどんなウイスキーになってくれるのか?。
オーナーの1人としてとっても楽しみです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント