会津若松ブラブラの旅(二日目)
二日目は東山温泉からブラブラ。
東山温泉は今から約千三百年前、名僧・行基によって発見されたと言われ、奥羽三楽郷に数えられる歴史ある温泉郷。
湯川沿いに数多くの温泉旅館があります。
中には江戸時代建築で国の登録文化財に指定されているのにもかかわらず、現役の旅館なんかも。
会津若松市街からも近いのに、雰囲気は山の中の温泉街。
会津若松観光の宿には持ってこいの温泉街でした。
東山温泉から歩くこと十数分。
会津藩主松平家の墓所があります。
二代保科正経公以降の藩主が眠っており、幕末の話では必ず出て来る松平容保公も。
面積は約15万平方メートルと恐ろしく広大。
変わっているのは2台代の保科正経公は仏式、三代以降は神式で奉られてます。
墓碑もとっても大きい。これで実は高さ4〜5メートルはあると思います。
この墓碑と共にある墓所も入口から山道を歩いて15分近くあるところ。重機も何もない江戸時代にこんなものを作り、墓所まで持ってきた先人のパワーにビックリです。
墓所内はアヤメ科のシャガの群生を見ることができました。
お墓もシャガの群生も森の中、隙き間から突き刺す日差しが生み出すコントラストとっても素敵。
松平家の墓所から歩いてすぐのところに、会津武家屋敷が。
ここは会津藩家老の西郷頼母邸を復元したところ。
本物は鶴ヶ城近くにあり、戊辰戦争の際に焼失してしまったそうで、過去の資料を基に再現したとのことで。
完成度はとっても高く、昭和になって再建されたとはとても思えない。
歴史的価値はあまりないかもしれませんが、当時の家老の暮らしを知る上ではとっても素晴らしい。
家族の部屋、来賓用の部屋、事務方の部屋が随分細分化されているのね。
歴代の会津藩主が別荘、庭園として愛された御薬園。
名前の言われは2代藩主の保科正経がここで薬草栽培をしたところから。
今も園内では数百種類に及ぶ薬草、薬木が栽培されてます。
園内ではお抹茶とごま羊羹と楽しむことができます。
抹茶飲むのっていつ以来だろう?。
御薬園からお土産を買う為に末廣酒造に周遊バスに乗っていたら飛び込んできたのが
会津若松市役所の庁舎。
昭和12年建築の最も成熟した時期の近代建築。
大慌てでバスから降りて見学。
但し、土曜日だったので、中に入ることが出来ずじまい。
前日に気づいていれば中の見学も出来たのに....かなり残念。
とても素敵な建物でした。
市役所から末廣酒造までブラブラ歩いてて、寄ったお店が「骨董倶楽部 会津」と言うアンティークショップ。
中には日本のアンティーク雑貨がギッシリ。
撮影ダメかな?と思いきや、all OK。
中で、撮影三昧。
2階は「昭和なつかし館」と言うのもあるそうですが、時間的に余裕がなく、断念。
ここモノ撮りにとっても良かった。
もっと時間に余裕があれば良かったんだけど。
買い物を終えて、会津若松駅に着くと、ちょうど「SLばんえつ物語」号が出発寸前。
ちゃんと時間調べておけばじっくり写真撮れたのにな.....。
会津若松からは磐越西線で郡山に戻り、新幹線で帰路。
磐越西線の中でのビールのアテとして買った「ポテあられ 福島限定カレー焼きそば風味」。
コレがビールのアテとしては最高に美味しかった!。
乗り換えの郡山で必死になって探したんですが、見つからずじまい。
1泊2日の会津若松ブラブラの旅。
正直、普段の旅に比べて下調べしなかったんですよ。
疲れを癒すことが最大の目的で温泉入ればそれでいいやぐらいで。
でも行ったら行ったで根っからの貧乏性が出てしまうもんで、徹底的にその街を楽しんでしまおうと思ってしまう。
「ちゃんと調べておけば...」と言う後悔いっぱい。おまけにこんなに会津若松の街が楽しめるとは思わなかった。
まだまだ行きたいところいっぱいあるし。
あと、やっぱりSL乗りたいなぁ....。でも磐越西線の新津側に行くんだよね。
とっても楽しかった!。会津若松オススメ!。
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