サントリー、ビーム社買収
突然のニュースに驚きました。
サントリー、米大手ビーム社買収 1・7兆円、蒸留酒世界3位に:産経新聞
どこも昨夜からトップニュースで報道してますが、サントリーがスピリッツ市場において大手のビーム社の買収を発表しました。
ビーム社が取り扱っている主要商品は
バーボンウイスキー:JIM BEAM、Maker's Mark、Old Grand-Dad、Booker’s
スコッチウイスキー:LAPHROAIG、Teacher's Highland Cream
カナディアンウイスキー:Canadian Club
コニャック:Courvoisier
テキーラ:Sauza
ラム:Ronrico
その他大勢あるわけですが。
ちょうど去年の今頃からビーム社の製品をサントリーが旗艦販売店として取り扱い始めてましたね。
ディカプリオのJIM BEAMのCMが記憶に新しいところで。
その頃から買収交渉が進んでいたんですかね?。
これで蒸留酒業界はこの通りに(2012年小売りベース、単位:百万ドル)
1:ディアジオ :31,896
2:ペルノ・リカール :18,725
3:サントリー+ビーム :9,508
4:バカルディ・マルティーニ:8,890
5:ブラウンフォーマン :6,694
既にオランジーナ・シュウェップス、グラクソ・スミスクラインの飲料事業などを買収してきたサントリー。
頭打ちの日本市場から市場のグローバル化、 スケールメリットを活かした販売戦略を考えた末の結論なんでしょうね。
あとはビールに比べ蒸留酒は価格競争に巻き込まれ辛く、利益を確保しやすいメリットもあり、新規で立ち上げるのはかなりのハイリスクなので、新興国に入り込みやすいジャンル。需要の掘り起こしも十分望めますね。
今考えると、キリンビールとの合併は破談にしておいて良かったのかも。
まぁ日本の消費者にはあまり影響はないとは思いますが、兎にも角にも日本メーカーとして頑張って欲しいもんです。
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