天草ぐるっ!(長崎天草旅行3日目その2)
イルカを満喫した後は、海岸線に沿って、天草下島を反時計回りにドライブ。
まず、着いたのが、九州電力苓北発電所
「九州まで来て発電所?」と言うなかれ。
3.11以降、東京電力管内は全ての火力発電所が見学中止。電源開発系の火力発電所も年に一度しか見学のチャンスがないので、なかなか見学するのは難しいのです。
平成7年に運転を開始した発電所。
この通り、とってもきれいな発電所。
燃料は海外の石炭を使用し、2台の発電機で発電される出力は140万キロワット。原子力発電で一基で100万キロワットですから、かなりの大容量。
熊本県内の最大電力需要の約6割ですからね。
アポ無しで訪問。警備員さんに見学をお願いしたところ、すんなりOK。
(おそらくガイドさんの都合で必ずしも見学ができるとは限らない様子。事前予約して行った方が確実。)
タービン、発電機、排煙装置他や、貯炭場を見学。
当然回っている姿を拝むことはできませんが、熊本県の半分以上の電力需要を賄う電気を目の前で作っていると思うと、なかなかの迫力です。
夏場はかなりひっきりなしに石炭を積んだ船が発電所となりの港に接岸し、石炭を補給するそうです。
燃料は石炭だけでなく、残材を利用した木質バイオマスも利用。
さらに建物の屋上にはいたるところに太陽光発電設備も。
原子力発電の本格復旧の見通しが全く立たない今、いかに環境に適した発電を行うか?九州電力さんも必死で考えてます。
発電所の隣には観賞温室が。
火力発電所や清掃工場などのお隣には排熱を利用した植物園や温水プールって多いですよね。
温室の植物は石炭を輸入している国の植物を栽培。ちょっとしたこだわりが。
発電所見学も温室見学も我々だけ。(8月とは言え平日だしね)
ガイドさんがとっても親切に説明してくれました。
西海岸を南下、目の前は東シナ海。
とってもきれい。今考えれば泳いでおけばよかったかな?と。
お昼は途中の下田温泉で
特別何も下調べせず、入った湯の郷くれよん。
安いランチのコースで1600円だったんですが、これがスゴイ。
お昼だと言うのにこれでもかというぐらい出てくる料理の数々。
(写真の他にもいろいろ出てきて、最後は抹茶のカキ氷まで出てきました)
「天草は物価が安い!」つくづく感じました。
さらに南下し、大江天主堂へ。
ここは小高い丘の上に建つ、白亜の立派な教会。
ちっちゃい集落ですが、教会の規模としてはかなり立派。
すぐ近くには天草ロザリオ館と言う天草とキリスト教の関わりを紹介する施設があり、1638年の禁教令以後240年近い間、キリシタンへの弾圧を耐え抜いた歴史が紹介されてます。
もう一つ訪問したのが崎津天主堂。
漁村に中に建つ、とってもユニークなゴシック様式の教会。
教会の前に漁船の連なっている光景はかなり面白いです。
隠れキリシタンの歴史があるせいか、私が訪問したときも他県の教会に所属している少年少女ご一行が訪問し、賛美歌を歌ってましたね。
大江と崎津の天主堂に共通して言えるのはとっても教会内の内装がとってもかわいい!。
写真撮影が出来ないのがとってもとっても残念なんですが。
長崎にも天主堂が数多くありましたが、内装がはっきり異なります。
最後に黒石海岸へ(本当に石が黒い)
本当は夕焼けを撮りにきたんですが、現地に着いたのは17時過ぎ。
日本のほぼ西の端の天草はまだまだ日が高かった.....。
で、WB変えて、むりくりそれっぽく撮影。
夜は入福と言う居酒屋さんで。
あんまり食欲なかったので、それほど食べなかったけど、とってもいい居酒屋さん。九州でもしっかり日本酒もありました。
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