閉館間近の東芝科学館へ
一昨日、川崎にある、東芝科学館に行って来ました。
1961年に東芝の研究所内に作られた企業博物館の先駆けとなったところ。
城南、横浜、川崎生まれの子なら社会科見学で来た子も多いのでは?(自分は行く予定だった社会科見学を風邪で休みました)。
自分も実は来るのは大学時代以来。
川崎駅からバスと交通の便が悪い場所なんですよね(車は無料駐車場あり)。
何故来たか?と言うと、今月いっぱいで閉館することを知ったからです。
そう言えば逓信総合博物館も8月一杯で閉館したんだよね。閉館前に行っておきたかったな...。よく小学生のころ行ったしね。
東芝と言えば、日本最古参の電気機器メーカー。
世界初、日本初もかなりあり、それが惜しげもなく展示されていたり。
国産第一号の洗濯機は昭和5年に制作。なんと戦前です。
当時は銀行員の初任給の5倍以上と高嶺の花。
凄いのが動体保存。目の前でコンパニオンさんが動かしてくれました。
電子レンジの国産第一号も東芝。
そう言えば、実家で初めて買った電子レンジも東芝だし、我が家にある電子レンジも東芝だな。
プロジェクトXにも出てきた日本語ワープロ第一号機JW-10。
当時の非力なCPUで2000字以上の漢字、独特の日本語文法をどう使わせるか?。
今でこそ、携帯電話を始めどんなデバイスにでも入っているような技術ですが、当時としてはとてつもない技術。
そう言えば、もう今やワープロ専用機が姿を消しちゃいましたね。
DVDプレーヤーの世界初が東芝。
1996年だから、もう出来てから17年たつんですね。
未だ現役、ブルーレイよりもまだまだ売れてるもんね。
知られてないでしょうが、SDカード、SSD他、今や記録媒体としては主流になりつつあるNAND型フラッシュメモリを開発したのが東芝。開発に成功したのが、1984年です。
当時「自由に書き込みできるROM」ってキャッチフレーズだった気が。
NAND型フラッシュメモリが出来なければ今のスマホは絶対存在できなかったな。
東芝の主力産業となると、昔は電球、今は半導体に医療機器。
電球に関する展示も今も大々的に。
東芝科学館名物マンモスランプは今も健在。
そんな電球も2010年に一般向け白熱電球の生産を他メーカーに先駆け生産完了。
白熱電球の生産を日本で初めて行ってから120年。苦渋の決断だったかもしれないけど、過去にしがみついててもロクなことがない。先を見越した決断だったんでしょう。
だから、LED照明に関する展示も大々的に。
消費電力の差は歴然。
ルーブル美術館の照明も東芝が担当したんですよね。
熱を出さないから、美術品へのダメージも少ないし。
価格競争が激しくなる中で、フラッシュメモリの価格を下げる為の技術もアピール。
それでもかなり半導体事業は厳しそうだが。
あと、CTなどの医療機器は利益率が良いから、大々的に展示されてたな。
CTって、東芝とレコード事業で協力関係のある英EMI社が発明したのもの。
しかもその開発資金の源は、所属していたビートルズの大ヒットによるものだったってこと。
つまりビートルズが生まれなければ、CTの誕生は大幅に遅れた可能性はとっても強かったり。
(だからベテランのお医者さんはCTのことを「EMIスキャン」って言ったりする)
もう一つの主力産業が原子力発電。
「展示なくしちゃったかな?」と思いましたが、ありましたありました。
福島第一原発の第3号機は東芝製だったり。
この他にも子ども達が楽しめる最新技術の紹介もあったりととっても楽しいところ。
是非とも日本の将来の担い手である子どもに是非とも来て欲しい。
東芝科学館は今月で閉館しますが、2014年初頭には「東芝科学未来館」としてラゾーナ川崎の隣にリニューアルオープンするそうです。
駅から近くなるからとっても来館しやすくなりますね。
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