最終日。

まずは駅前のねぶたの家 ワ・ラッセへ。
こちらは青森ねぶたの歴史、制作技術等を集めた施設。


ねぶたの中はどうなっているのか?。ねぶたの行列はどのようになりたっているのか?等を細かく紹介。

以前は竹をまげて作っていたねぶたも針金に変わり、表情に立体感が(左が竹、右が針金)。
中の明かりも以前はろうそく、それが電球や蛍光灯に変わり。最近はなんとLEDに!。消費電力80%削減に成功したとか?。
ねぶたは今も日々革新を続けているそうです。

ワ・ラッセの大部分を占めるのがねぶたホール。
ここには出陣した大型ねぶたが優秀作5機も展示。



ものすごい大迫力。ホールは真っ暗になっており、ねぶたとのコントラストが本当に映えます。
ねぶたは毎年入れ替えられます。今年のねぶたは8月2日から7日まで行われ、今年の優秀作が9日、10日にワ•ラッセへ搬入され、入れ替えられたそうです。
静止しているねぶたを見ても圧倒されました。
これが動いているところをぜひとも見てみたいですね!。

次に青函連絡船の桟橋へ。
青森駅に着いた貨物列車がこちらの可動橋から青函連絡船に引き込まれました。


今も桟橋には八甲田丸が係留されています。桟橋建屋は撤去されており、青森駅から高架橋で直接行ける訳ではないんですが。





八甲田丸はお台場に展示されていた羊蹄丸に比べると展示範囲は多めです。
エンジンルーム、総括制御室、グリーン座席、グリーン寝室、座敷席等。
座席や統括制御室は羊蹄丸には展示どころか、残ってもいませんでしたから。
でも、客席部分の多くは撤去され展示施設になってます。
機械遺産に指定されているので、もうちょっと客席等は当時そのままで残して欲しかったなーと思いますが。

ブリッジから外に出ると青森港が一望。煙突にも上ることができて、展望台になってます。

青森ベイブリッジを越えた逆側にある青森物産館アスパムの下には今年のねぶたを制作している建屋が。ここで制作されていたねぶたは先週青森の街を練り歩いていたことでしょう。

桟橋建屋の跡地には青函連絡船の象徴とも言える石川さゆりさんの大ヒット曲「津軽海峡•冬景色」の歌碑が建てられています。
赤外線センサーで歌碑の前に人が立つと石川さゆりさんの歌声が。
つい、周りの方の冷たい目線も気にせず歌碑の前で熱唱(^^;)。
本来ならねー、冬に来てみたかったですよねー。
もう無理な話ですが、青函連絡船がまだ運航していた頃に来たかった。
雪の中の青森駅を見たいし、誰も無口な北へ帰る人の群れを見たかったし(^^; 、凍えそうなカモメ見つめ泣いてみたかったし(^^;;;;;;; 。
駅でランチをとって、青森駅からバスで20分。
青森県立美術館にやってきました。

「冬は保護色になるんじゃ?」ってぐらいの真っ白な建屋です。
3次元を面白く使い、順路も迷路チック。今、建屋のどこにいるんだかわからなくなるぐらいで、飽きさせません。

フォントも館内すべて45度単位の直線を用いた独特のフォント。女性館員さんの制服もとっても可愛い。かなりこだわりを感じます。
ロビーにはマルク・シャガールのバレエ「アレコ」の舞台背景画が展示。
縦が約9メートル、横は約15メートル!これが三枚!。ロビーも空間を贅沢に使い、流石は青森の美術館だなー。

常設展示は青森に縁がある方のものが。
まずは棟方志功。青森と言えばこの方でしょう。
あとは寺山修司、奈良美智、
ベトナム戦争を撮影した『安全への逃避』でピュリツァーを受賞した沢田教一さんの展示も。
あと特集展示されていたのがウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン等に登場するヒーロー、怪獣、宇宙人をデザインした彫刻家成田亨氏展示が没後10年とのことで大々的に展示がされてました。
まったく下調べしないで、来たのですが思わぬ収穫でした。

美術館からバスで10分で新青森駅に到着。
出来てまだ2年も経たない新駅舎。何もかもがきれい。
新しい青森の玄関口なだけに1階のお土産売り場はさながら空港のショッピングモール。

乗るのは勿論はやぶさ!。18:14発のはやぶさ6号で
グランクラスに乗りたかったんですが、普通指定席と比べると10000円アップですからね....流石に諦めました。

最高速度300km/h!。自前のGPSロガーでも300kmを示してました。
乗り心地は本当に良かった!。そして速かった!。東京までの674.9キロをわずか3時間10分!。

車内でも青森を名残惜しむ晩酌を。シードルに練り物に海の幸(^^;。
22時には横浜まで戻ってきました。
四泊五日の長旅、流石に疲れましたが、大満足の旅でした。
でも青森はもう一度行ってみたいなー。行ってないところいっぱいありますし。
竜飛、十和田、三沢、八戸、あと六ヶ所村にも行ってみたいなー。
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