いざ黒部ダムへ(黒部旅行2日目その5)
いかん、もうその5だ。
まぁ今夏の旅行は2日目が全てみたいなもんだから。
発電所見学を終え、黒部ダムへ向かいます。
黒部川第四発電所駅のすぐ隣にあるのがインクライン下部駅。
ここからインクラインに乗り、20分かけてインクライン上部へ向かいます。
インクラインとはぶっちゃけケーブルカーでして、違いは
ケーブルカー:旅客専門。国土交通省管轄
インクライン:主に貨物。厚生労働省管轄
関電トンネル経由で黒部川第四発電所へ建設資材を運ぶために作られたもので、距離814m、斜度はなんと34度。
普段は作業員や私たちのような見学者を運搬するために客室キャビンが着けられ、快適に乗り降りが出来ますが、いざ大きな物資を運ぶことになると、このキャビンをクレーンで吊り上げて取り外し、荷室を確保します。
ここで、もう一つのインクラインとすれ違い。
そちらにはウチらとは逆の黒部ダムスタート、欅平ゴールの見学会のご一行さんが乗ってます。
このインクラインのすぐ脇を黒部ダムから発電所へ水を送る水圧鉄管があり、こちらは傾斜角47度20分、高さ471mで発電機に流れ込みます。
インクラインの中で前述の中島みゆきさんの当時のビデオ(紅白そのまんま)を見させていただいたり。
インクライン上部駅に到着。
ここからチャーターバスにて黒部トンネル(関西電力関係者のみ通行可)で作廊(トローリーバスの黒部ダム駅)へ。
いくつかある横坑のうち樽沢横坑で一旦ストップ。
ここから天気がよければ裏剣が見えるはずなんですが.....

おしい.....午前中は見えていたらしいです。かなり残念。
横坑内の温度は6度。寒いわけだ。
バスでインクライン上部駅から約10キロ。ようやく作廊へ。
ここで、3時間半におよんだ見学会はおしまい。
満腹な行程でございました。
そして私たちを迎えてくれたのはこの絶景です。
作業員延べ人数は1,000万人、殉職者は171人、総工費513億円(今の貨幣価値だと約1兆3千億円)、当時の関西電力の資本金の5倍を投じて昭和38年に完成。
ダムの高さ186mは今も日本一のウイングつきアーチ式コンクリートダム。
造形美、知名度は他の追随を許さない正に「キング」の名に相応しいダムでしょう。
旅行の度にいろいろなダムを見学してきましたが、遂にキングを拝むことが出来ました。
放水は川底の破損の為を防ぐために敢えて霧状にして放水するのだそうです。
だからこんなに風に虹がかかったり。
ダム湖もエメラルドグリーンの水面のとてもきれいなダム湖です。季節によって色が変わるらしいですよ。
ダム以外の部分にも見所満載
建築工事時、練ったコンクリートを運搬するバケット
バケット他を吊るしたケーブルクレーンの基礎は今もしっかり残ってます。
黒部で命を落とした171人の遺影碑
全てが壮大。圧巻の一言。
最後に黒部ダム駅から「水曜どうでしょう」でもおなじみのトローリーバスに乗って、扇沢へ。
結構混んでたなぁ.....。座れなかったし。
トローリーバスが通る関電トンネル内は中間地点の待避所を除き1車線。
大量輸送の為に、決められた時刻表通りに数台のバスが同時に出発。中間地点で両側から来たバスが単線の列車が駅ですれ違う要領で運行してます。
あまりに暗くて撮影できませんでしたが、「黒部の太陽」であまりにも有名な破砕帯の所は青くライトアップされて、わかりやすくなってます。
扇沢に到着。
これで黒部ルートは終了。
大した距離じゃないのに物凄く旅した感ですわ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

























コメント