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いざ黒部ダムへ(黒部旅行2日目その5)

 いかん、もうその5だ。
 まぁ今夏の旅行は2日目が全てみたいなもんだから。

 発電所見学を終え、黒部ダムへ向かいます。

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 黒部川第四発電所駅のすぐ隣にあるのがインクライン下部駅。
 ここからインクラインに乗り、20分かけてインクライン上部へ向かいます。
 
 インクラインとはぶっちゃけケーブルカーでして、違いは
 ケーブルカー:旅客専門。国土交通省管轄
 インクライン:主に貨物。厚生労働省管轄

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 関電トンネル経由で黒部川第四発電所へ建設資材を運ぶために作られたもので、距離814m、斜度はなんと34度。

 普段は作業員や私たちのような見学者を運搬するために客室キャビンが着けられ、快適に乗り降りが出来ますが、いざ大きな物資を運ぶことになると、このキャビンをクレーンで吊り上げて取り外し、荷室を確保します。

2011080451 ここで、もう一つのインクラインとすれ違い。
 そちらにはウチらとは逆の黒部ダムスタート、欅平ゴールの見学会のご一行さんが乗ってます。

 このインクラインのすぐ脇を黒部ダムから発電所へ水を送る水圧鉄管があり、こちらは傾斜角47度20分、高さ471mで発電機に流れ込みます。

 インクラインの中で前述の中島みゆきさんの当時のビデオ(紅白そのまんま)を見させていただいたり。


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 インクライン上部駅に到着。
 ここからチャーターバスにて黒部トンネル(関西電力関係者のみ通行可)で作廊(トローリーバスの黒部ダム駅)へ。

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 いくつかある横坑のうち樽沢横坑で一旦ストップ。
 ここから天気がよければ裏剣が見えるはずなんですが.....
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 おしい.....午前中は見えていたらしいです。かなり残念。

 横坑内の温度は6度。寒いわけだ。

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 バスでインクライン上部駅から約10キロ。ようやく作廊へ。
 ここで、3時間半におよんだ見学会はおしまい。
 満腹な行程でございました。

 そして私たちを迎えてくれたのはこの絶景です。

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 黒部ダム

 作業員延べ人数は1,000万人、殉職者は171人、総工費513億円(今の貨幣価値だと約1兆3千億円)、当時の関西電力の資本金の5倍を投じて昭和38年に完成。

 ダムの高さ186mは今も日本一のウイングつきアーチ式コンクリートダム。
 造形美、知名度は他の追随を許さない正に「キング」の名に相応しいダムでしょう。

 旅行の度にいろいろなダムを見学してきましたが、遂にキングを拝むことが出来ました。

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 放水は川底の破損の為を防ぐために敢えて霧状にして放水するのだそうです。
 だからこんなに風に虹がかかったり。

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 ダム湖もエメラルドグリーンの水面のとてもきれいなダム湖です。季節によって色が変わるらしいですよ。

 ダム以外の部分にも見所満載

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 建築工事時、練ったコンクリートを運搬するバケット
 バケット他を吊るしたケーブルクレーンの基礎は今もしっかり残ってます。

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 黒部で命を落とした171人の遺影碑

 全てが壮大。圧巻の一言。

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 最後に黒部ダム駅から「水曜どうでしょう」でもおなじみのトローリーバスに乗って、扇沢へ。
 結構混んでたなぁ.....。座れなかったし。

 トローリーバスが通る関電トンネル内は中間地点の待避所を除き1車線。
 大量輸送の為に、決められた時刻表通りに数台のバスが同時に出発。中間地点で両側から来たバスが単線の列車が駅ですれ違う要領で運行してます。

 あまりに暗くて撮影できませんでしたが、「黒部の太陽」であまりにも有名な破砕帯の所は青くライトアップされて、わかりやすくなってます。

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 扇沢に到着。
 これで黒部ルートは終了。

 大した距離じゃないのに物凄く旅した感ですわ。

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ジョブズからクックへ~Apple新たな時代へ~

 えっと、1日遅れのネタですが。

 遂にこの日が来ました。

 ジョブズ氏、アップルCEOを退任 取締役会会長に:asahi.com

2011082601 随分と健康不安が伝えられていたんで、時間の問題だとは思っていましたが、「いよいよかぁ」と言う気持ちはいっぱい。

 1995年に購入したPerforma575から16年。ずっとMacを使い続けていますので、やはりジョブズには思い入れがあります。

 Macからパソコン通信にログインし、友を作り、奥さんも射止めましたからねぇ(^^;)。

 1995年と言うと、ジョブズがAppleに復帰する2~3年前、Appleはどん底の頃なんですよね。

 特にWindows95、98が快進撃を続け、「Appleが買収先をさがしてる」なんて報道されていた頃は「本当に潰れるんじゃないか?」って本当に思いましたよ。
 まぁ使い勝手はMacOSX前から「Windowsよりはずっと上」とは思い続けてましたが。

 ジョブズ復帰後のAppleは新製品が出るたびに驚かせてくれました。
 iMacは発売されたときは大急ぎで販売店にすっ飛んで行き、斬新過ぎる筐体に衝撃を受けましたね。

 レガシーデバイスをドンドン撤廃していったときは「誰もついていけないよ~」なんて思いましたが、結果としてUSB他、全てがスタンダードなっていきました。

 買収寸前で、ライバルmicrosoftから資金援助までしてもらったAppleが今やmicrosoftを飛び越え、遂には今月、株式時価総額世界一にまで。

 街中にはiPodやiPhone等、Apple製品ユーザーだらけ。
 10年前、こんな風景を誰が想像したことだか?。

 会長職に残るとのことですが、第一線からは離れることでしょう。
 あの神業とも言えるプレゼンを聞けなくなるのはとても残念です。

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 そしてAppleのCEOはCOOだったティムクックに。

 ジョブズが復帰してすぐにAppleで経営の実務面で手腕を発揮し、徹底した在庫管理で、Appleの高利益体質を担い、Apple快進撃を支えた功労者の一人。

 どちらかと言うと裏方な方ですんで、今後表舞台でどのような手腕を発揮するか、とても気になるところです。


 今までのようにユーザーをわくわくさせるような製品作りに期待したいですね。

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ビール半額は偉大だった(生ビール半額ナイター)

 昨日は仕事を終えてから神宮球場へ。
 珍しく平日に行った理由はコレ。

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 生ビール半額ナイター!

 名前があまりにもそのまんまです。
 なんと生ビールが半額の350円なんです!。

 昨年も生ビールワンコインナイターと題し一杯500円でやりましたが、外野スタンドはギッシリ埋まりました。
 今年はさらに値下げの350円。

 今年はどうなるか?と行ってみたところ、

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 やっぱりギッシリ。
 内野も1塁側はほとんど埋まってましたね。
 どんだけビール好きなのよ>スワローズファン。

 売り子も今日に備え、助っ人も増員しましたが、それでも捕まらない。
 しかも助っ人は注ぎ方が下手で泡ばっか。

 結局、必死で、エース売り子ちゃんから買うことに。

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 やっぱバッチ番号一桁の女の子達のビールはウマいです。

 話を聞いたところ、やはり去年の生ビールワンコインナイターよりも売れ行きは良かったそうで、エース売り子達は試合後半は疲れきってましたね。
 結局自分も昨日は6杯も飲んでしまいました。

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 安くて美味しいビールを飲みながら、花火も見て、ついでに野球も見れる!。
 神宮球場は最高でございます。
 あとスワローズが勝てば文句なかったんだが.......。

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ヨコハマツイッターナイトフィーバー☆ vol.2

 昨日は休みなのに全く更新しなかった...。

 金曜日の夜の話です。

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 6月に行われたヨコハマツイッターナイトフィーバー☆の第2回が行われましたんで、行って来ました。

 今回のテーマは「ヨコハマツイッター女子会」と 「神奈川のスポーツ中の人大集合!」

 登壇者は
 第1部
 森田雪さん(第1部司会フリーアナウンサー)@morita_yuki
 弓月ひろみさん(iPhoneケース展プロデューサー)@yuzukihiromi
 閑歳孝子さん(株式会社ユーザーローカル)@kansai_takako
 齊藤美絵さん(FMヨコハマ・ラジオパーソナリティ)@saitomie
 山根愛子さん(ローズホテル横浜/重慶飯店)@chinatown_y
   
 第2部
 キャプテン翼スタジアムさん@tsubasa_stadium
 湘南ベルマーレさん@bellmare_staff
 川崎フロンターレ スタッフさん@frontale_staff

 第1部は「女子会」と言うフレーズから女子に特化したディープな内容になるのかな?と思いきや、各々のtwitter利用法やtwitterを使うことによるメリット、逆にリスクについてのトーク。
 司会の森田雪さんはもともとファンだったアーティストのつぶやきを見たくてtwitterを始めた為、使用歴の割にはtwitterの知識がなく、「ハッシュタグって?」「チェックインアプリ?」。
 でも周りにtwitterユーザーが少なく、積極的にそう言った物を使いこなそうと思わないと、あんまり知らないのかも?。
 これからmixiが辿った道同様、「周りがやってるから...」って流れで、twitterをやる人も増えるだろうから、そうすると、こう言う知識差はmixi以上に広がるよね。mixiとは比べ物ならない位拡張性があるからね>twitter。

 今回も3.11の話になりましたが、Retweetの使い方について「あんまり使い過ぎると誤った情報の拡散となり、”集団ヒステリー”を誘発しかねない」ってのは自分も共感。
 
 「チェックインアプリと青春18きっぷは相性が良い」 まぁ鉄道旅行全般で相性が良いと思う。

 今回とても興味があった第2部

 前回同様「企業の広報活動とtwitter」と言うトークとなり、
 とても印象に残ったのは「忙しい時こそ、つぶやきたい」

 試合直前の限定グッズ販売の売れゆき、お客さんの入り具合、天候。
 確かにファンとしてはとても知りたい情報ばかり。
 でも限られた人数でやってるから、つぶやけない。

 twitterを使用して一番大きかったのは「ファンの皆さんとの距離が縮まった」
 これはファンからも同意見でしょ。とても意見が言いやすくなったし。広報やマスコットがとても身近な存在になった。

 貸フットサルコートを営んでるキャプテン翼スタジアムさんではtwitterをつかってフットサルをしたい個人を募って、10人集めてフットサルをしたり等に利用。
 「フットサル合コン」を企画した時はかなり反響があったそうです。

 あとどちらもまだ「炎上」はないそうです。
 確かにtwitterで炎上ってmixiや2ちゃんに比べれば少ない気がする。

 で、今回気になったのが、横浜のプロスポーツチームが参加されなかったこと。
 都合がつかなかったり等々あった様ですが、衝撃の事実。

 「横浜F・マリノスさんは全くtwitterをやってないんですよ」

 あっ....そう....。
 自分がご贔屓の東京ヤクルトスワローズも横浜FCもtwitterは勿論、facebookも公式でやっているので、twitterをやってるのが当然のように思ってましたが、それが当然ではないことを痛感しましたね。

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黒部川第四発電所(黒部旅行2日目その4)

 黒部川第四発電所前駅に到着。
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 先述の通り、ここは黒部川第四発電所建設時に作られた場所。
 今までの上部軌道に比べると格段にきれいです。と言っても昭和30年台に出来てますので、かなり昭和30年代チック。

 でもこれが地下200mとは言われなければ全く気になりません。


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 駅のホームの目の前に発電所の入口があります。


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 発電所に入るとまず、「PR室」と言う会議室チックな部屋で黒四建設のPRビデオを観賞。


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 部屋に一角にはこんな展示も。



 ビデオを見終えると、いよいよ発電機とご対面。

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 これが発電機がある部屋です。

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 地下200mにこんな空間が....。


 無駄に広く作っているように見えますが、発電用のローターや水車はメンテナンス時は上から引っこ抜く必要があるので、この高さが必要になります。
 地下にあるのは国立公園の中なので、景観保護が必要なのと、黒部一帯が豪雪地帯且つ雪崩が頻繁に起きるため、発電所をそれらから守るのは山の中に作るしかないのです。

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 これが発電機。

 この発電機が4基並んでおり最大330000kwを発電します。

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 こちらが実際に使用した水車。
 壊れてはいけないので、削りだしの一体構造。
 高落差に適しているペルトン水車です。

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 管制室は今では基本的に遠隔制御の為、無人。

 この時の発電量は30万キロワット。
 最高33万キロワットですから、ほぼフル稼働で発電中。

 階を降りて、水車の部屋へ。

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 水車そのものは見えませんが、シャフトを見学することが出来ます。
 恐ろしいスピードでシャフトが回転中。音もかなりスゴイです。



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 玄関にはくろよんプロジェクトの最高責任者である当時の関西電力の社長、太田垣士郎氏のレリーフが飾られてます。

 「黒部の太陽」をご存知の方なら知ってますよね。
 石原裕次郎の映画なら滝沢修さん、香取慎吾のドラマ版なら中村敦夫さんが演じている方です。

 黒四に社運をかけ、惜しむことなく資金を投入し、関電トンネルが破砕帯に直面し工事が暗礁に乗り上げたときは社長自ら工事現場の最前線に出向き、作業員を激励し、完成に尽力したのは有名な話。

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 レリーフの横にはくろよん建設を決断したときの言葉が彫られてます。


経営者が十割の自信をもって取りかかる事業、そんなものは仕事のうちには入らない
  七割成功の見通しがあったら勇断をもって実行する
        それでなければ本当の事業はやれるものじゃない
      黒部は是非とも開発しなけりゃならん山だ




 なかなかコレを言える社長、いないよね。
 この決断がなければくろよんは建設されなかったわけで、戦後の電力不足はさらに逼迫したことでしょう。

 まさに今、こう言うリーダーが日本には必要なんでしょうけど。

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仙人谷駅~黒四発電所駅(黒部旅行2日目その3)

 高熱隧道を抜けると仙人谷駅へ。ここで列車は一時ストップ。

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 仙人谷は上部軌道唯一のトンネル外のポイント。
 冬季は側面にパネルを埋めて風雪から軌道を守ります。

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 駅の目の前に見えるのが仙人谷ダムです。
 黒部第三発電所の取水はここから行ってます。

 高さ47.5mの重力式コンクリートダム。
 シンメトリーな構造でとっても素敵なダムです。

2011080432 この通り快晴。
 緑とコンクリートと流れる水のコントラストがキレイです!。
 7月末の豪雨のせいか?、どのダムも放流を行っていたのは本当にラッキーです。

 このダムを見に来るにはダムの関係者になるか、このツアーに参加するか、黒部ダムから欅平に通じる日電歩道、水平歩道(上級者用の登山道、残雪の為通行可能なのは年間1ヶ月程度、転落死亡者は年に数人は必ず出ます)を踏破するしかありません。

 折角ここまで来たのに高熱隧道にでISOを1600にしたまま戻すのを忘れてしまい、このピーカンの中、全てISO1600のまま撮影していた......気づけよ>自分。 (気づいたのは黒四に着いてからでした)




 仙人谷駅を出発。いよいよ黒部第四発電所駅へ。

 仙人谷から黒四に向かう途中に視聴率52.8%(関東地区、関西地区は54.9%)を叩き出した”あの場所”があります。




 平成14年の紅白歌合戦。

 見てた方もとても多いでしょう。
 中島みゆき様デビュー27年目にしての紅白初出場、しかも24年ぶりのテレビ出演がここから生中継されました。

 歌詞を間違えた為に、生中継である事が図らずも証明されてしまいましたが、LIVE感を出す為に敢えて黒四発電所の時計から中継はスタートしています。

 ここは地下200mの山の中。

 NHKの中継車が最も近づくことが出来るのはトロリーバスの長野側出発地点である長野県扇沢まで。
 その為、中継用のケーブルを関電トンネル、黒部トンネル、インクライン区間の約17キロを”この4分30秒の為だけ”に結びました。

 運び込んだ資材は実にトラック3台分。
 歌った場所もコンクリートで覆われた区間ではなく、音が反響し難い岩石むき出しの区間を敢えて選んだそうです。

 「とんでもない場所から中継したな!」と。
 絶対に失敗が許されない紅白歌合戦。スタッフの皆さん、よく頑張ったなと。

 一瞬で通り過ぎた為、写真撮影が出来なかったのが残念です。

 中継ポイントを過ぎるといよいよ上部軌道の終着駅、黒部川第四発電所駅に到着。
 黒四発電所見学です。

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高熱隧道へ(黒部旅行2日目その2)

 欅平駅の2階に集合し、いよいよ仙人谷ダム、黒部第四発電所、黒部ダムを結ぶ関西電力さんによる黒部ルートの見学会のスタートです。

2011080417 まずは最初に身分証明書のチェック、そして、ALSOKさんによる金属探知機を用いたボディチェックと荷物のチェック。

 何せ関西電力の水力発電の中枢に入り込むわけで、映画「ホワイトアウト」みたいなことになったら大変だからでしょう。


2011080418 出発前に見学会の概要と注意事項を。

 見学中はずっとヘルメット着用。万が一火災が起きた際の防煙マスクの着用方法の説明。
 う~んマジです。
 何せ全工程18キロ近いルートで外に出るのは本当に一部のみ。殆どが山の中ですから逃げ道はありません。



 欅平駅にてまず紹介されたのは冬季歩道の一部。

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 黒部峡谷鉄道は冬季は雪崩が頻発するため、全て運休。一部はレールすら外されます。
 その為、職員さんは宇奈月から鉄道のすぐ隣にあるコンクリートのトンネルでここまでやってきます。宇奈月からはなんと6時間かかるそうで。(黒部ルート内部は殆どが山の中なので、冬季も鉄道運行は可)

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 いよいよ一般人立ち入り不可のエリアに。

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 最初の欅平下部駅までは職員専用トロッコで。違う車両には作業員の方も同乗されてます。
 黒部下部でトロッコから降りると、竪坑エレベーターに。

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 竪坑エレベーターは欅平~仙人谷があまりにも急勾配な為に鉄道を通すことが出来ず、山の中に車両1両ごと載せられる200mのエレベータを作ることにより高さを稼いでます。

 竣工したのは昭和14年、戦中ですよ。当時としては最先端の技術です。

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 欅平上部に到着。展望台からは白馬鑓岳と天狗頭を望むことが出来ます。



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 構内の温度計は13度、かなりヒンヤリ。一年中この温度をキープするそうです。




 ここからいよいよ上部軌道へ。

 まずはここで、上部軌道のご説明を。

 この上部軌道は竪坑エレベーター同様昭和10年代前半に仙人谷ダム建設の為に作られた全長約5.5キロに及ぶトンネル。(その後黒四建設時に仙人谷~黒四間0.9キロが延伸)

 欅平~志合谷~阿曽原~仙人谷のうち、阿曽原~仙人谷間が後に「高熱隧道」と呼ばれ、建設当時岩盤が最高摂氏165度に達する区間で、ダイナマイトの高熱による自然発火で暴発事故を多発。
 超高温超多湿状態の中では黒部の水を浴びながらの作業でも20分が限界。
 あまりにも苛酷な作業環境に加え、冬場は泡雪崩と言う宿舎ごと600mも飛ばされる巨大な雪崩事故も発生。直後に宿舎の火災事故など、死亡事故を連発。

 トンネル掘削作業に犠牲になった作業者は実に200名近く(ダム建設や調査による犠牲を含めると300名)。
 現代なら、即刻作業中止命令が出るような工事だが、当時は国家総動員法が発令されていたご時勢、電源開発は至上命令だった為に”国策”の名の下に平均賃金の10倍近い給料で作業員を集め、人海戦術で突破。

 黒部と言えば「黒部の太陽」でおなじみ関電トンネルが有名ですが、過酷さで行けば「高熱隧道」の方が数段上。
 ただし、映画やドラマ化は無理でしょうけど。あまりにも過酷過ぎちゃって。

 興味を持った方、吉村昭著の「高熱隧道 」を是非ご一読を。「戦中の日本」を味わえます。



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 上部軌道はこの蓄電池式の専用機関車で進んでいきます。
 高熱隧道は未だに摂氏40度程度の高温地帯の為、ディーゼル式では引火する恐れがあり、高熱隧道に立ち込める硫黄で送電線を設置することができない為、電化もできません。レールの腐食も早く、なんと2年ごとに交換するそうです。

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 この車両も耐熱構造の特注車で1両1千万円するとか?。
 戦前に作られたトンネルなので高さ、幅共にとても狭く、車両に乗る際も気をつけないと頭を打ちまくります(私も何度もヘルメットのご厄介になりました)。





 いよいよ高熱隧道へ出発。15分ぐらい経つと、硫黄の臭いがプンプン、随行員の方にドアを開けもらうと....。

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 スチームサウナ状態の高熱隧道が。

 「今日は比較的温度が低い」とのことでしたが、いやいや、かなりの暖かさ。
 壁面には硫黄がこの通りビッシリ。写真を撮る際も湿度が高いので、何度もレンズを拭きました。

 「ここを突破するのにとんでもない犠牲を払ったのか......」と思うとかなり感慨深いものがあります。

 高熱隧道を突破すると、いよいよ幻のダム「仙人谷ダム」です。



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ちょっと無理したかな?(献血78回目)

 昨日の話ですが
 パンクした自転車を転がしながら、着いたのが献血ルーム。

 場所は横浜駅西口献血ルーム

 Aルームで受付して、Bルームで血漿献血。機材はヘモネティクス社CCS

 炎天下でタイヤ交換して、さらに途中でタイヤがパンクした自転車を転がしてからの献血。
 ちょっと無理しすぎたかな?。献血中は爆睡でした。

 処遇品は米を。一番コンパクトなものを。

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タイヤ交換してみた!

 先日、自転車を走らせてると、後輪からエラい違和感が。

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 原因はコイツでした。そりゃゴツゴツするわ。
 ぼちぼちタイヤ交換しなきゃな〜って思ってたんだよね。


 で、いろいろネットでタイヤのことを調べていると、どうやらタイヤ幅を狭めるとかなり走りが変わるとのこと。
 しかも自分の愛車GIANT ESCAPE R3でもチューブ交換とタイヤ交換のみで今着いている28ミリから23ミリまでは可能とのこと。

 折角だから試してみようと。

 買ってみたらのはこちら。

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 ミシュランのリチオン2パナレーサーのR-Airチューブ

 いろいろ調べて評判が良さげだったもの。
 ミシュランでっせ!ミシュラン!(中途半端なブランド信仰)。
 タイヤもサイドにイエローのラインが入っているもの。気分転換です。

 交換前が

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 交換後が

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 かなり印象が変わりました。

 ギアやチェーン周りを掃除しながらやってたんで、正味交換に2時間以上かけてました。
 炎天下だったので、熱中症になるか?と思いましたわ。

 で、駅まで試運転したんですが、ちょっと歩道に乗ろうとした瞬間!

 プシュ!

 いきなりパンクかまされました.....。おそらくリム打ちパンクなんだろうなぁ....。それとも付け方悪かったかなぁ?。
 まぁ今までのタイヤよりはパンクしやすいだろうから、それも何も考えず走ってた自分が悪い訳で。

 ほぼ横浜駅だったので、帰りは徒歩.....。結構な距離歩きましたわ。
 夜のうちにパンクは修理したので、今日また乗ってみます。


 

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飲んで復興応援

 ご近所である横浜岡野に7月末からこんなお店ができました。

 復興居酒屋がんばっぺし

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 東日本大震災で被災した大船渡市出身横浜在住のオーナーが開いたお店で、従業員は全員震災被害者で飲食業経験者。

 現地では働くことも出来ないので、横浜で居酒屋をオープンしたそうです。

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 「復興居酒屋」と侮ってはいけない。
 この黒潮盛り、なんと1980円!。安い!うまい!。
 しかも食べ終わったあとはお願いしたら揚げて骨せんべいにしてくれました。これも本当に美味しいの!。

 全てが全てまだ大船渡から仕入れている訳ではないですが、今後大船渡から仕入れる割合を増やしていくとのこと。

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 ちなみにこちらのいかの腑焼きは正真正銘の大船渡から水揚げしたもの。
 そのほかにもブリやサバの刺身が大船渡でした。

 見事なまでの屋台ですが、味もお値段も文句なし!。
 家からも近いからまた暑いうちにビアホール替わりに行こっと。
(営業時間は17時~0時。不定休。12月31日まで)

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「コクリコ坂から」

 先日横浜そごうで買い物した際に映画「コクリコ坂から」の原画展のチケットをもらいまして。

 まぁ折角だし、映画見て、それから行きましょうか?ってことになりまして。

 「コクリコ坂から」は横浜港周辺が舞台となっており、みなとみらいの電灯にものぼりが設置されたりと市一丸で「コクリコ坂」押し。

 まぁ横浜港からチャリですぐ行けるような場所に住んでいるし、最近ジブリ作品は全く見てないけど、まぁ今回は。

 昨日どちらも行ってきたんですが、普通に楽しめましたよ。
 まぁ「ジブリじゃなかったら行っていたか?」と言うと微妙ですが。
 1963年翌年に東京オリンピックを控え高度経済成長真っ盛りの横浜、朝鮮戦争、思春期真っ盛りの高校生の気持ち、そういったものをうまく描写できてるんじゃないか?と。

 今までのジブリ作品とちがって基本的に大学生以上じゃないと見てて面白くないんじゃないかな?。
 大人が見る分には面白いと思いますよ。
 映像も桜木町駅や山下公園の描写はとてもきれいでしたよ。

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 そのあと原画展に行ってきましたが、かなりチケットをバラまいていたようで、かなり並んでました。
 背景、デッサンとても良かったですよ。
 特にカルチェラタン内部と氷川丸をバックにした山下公園の背景画と広小路さんが描いた油絵が要チェックかな?。

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黒部峡谷鉄道で欅平へ(黒部旅行2日目その1)

 いよいよ今回のメインイベント黒部ルートへ。

 黒部峡谷鉄道本線の終点欅平に9時20分集合。
 これに間に合わせるようにするには7時57分に宇奈月駅を出発する電車に乗らなければなりません。
 そう、結構早いの。

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 部屋からもトロッコ列車を見下ろせるぐらいの近距離。
 夕飯なしのお宿でしたが、送迎バスで宇奈月麦酒館で地ビール片手に夕飯食べられたりできたし、宿も清潔だったので文句はなかったな。

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 こちらが黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。

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 スッゴイきれいな駅舎。チケットカウンターや出発案内も空港みたい....。
 冬期は休業するとはいえ、この路線、宇奈月〜欅平の20キロ程度が片道1660円。しかもほとんどの観光客が往復する訳なので3320円を落としていくんですよね。しかも平日でもバスで団体さんがごっそり来てるし。かなーり儲かっているんだろうなぁ....。
 ちなみに私たちは関西電力さんから予約のご案内が来ていたので、既に予約済み。まぁ平日の朝なので、そこまでは混んでませんでしたけど。

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 いよいよ乗車。
 機関車は重連運転。細い渓谷を10両以上のトロッコを牽引していきますんで、それぐらいの馬力がいるんですね。


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 昨日見た宇奈月ダム、うなづき湖のあとに見えてくるのは新柳河原発電所。
 この先にある出し平ダムで取水し発電してます。最大出力は41200kW(前日の宇奈月発電所は20000kW)。
 もともとあった柳河原発電所が宇奈月ダム建設に伴い水没してしまう為に代替として平成5年につくられた「湖上に浮かぶ城」をイメージして作られた発電所。
 確かにそんな感じ。
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 新柳河原発電所を過ぎると出し平ダムが
 高さ76.7mの重力式コンクリートダム。特徴は排砂ゲートを持っており、下の宇奈月ダムと連携して溜まった土砂を流すことが出来る点。
 新柳河原発電所同様、車での訪問は不可、徒歩での訪問は「できるもんならやってみろ!」ってレベル。基本トロッコ列車越しからの見学以外は不可能。

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 途中にこんな橋が。なんと猿専用。

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 次が黒部川第二発電所。
 昭和8年着工11年に発電開始の発電所。出力は72000kw
 写真映えのする個人的にはお気に入り。

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 発電所の近くにこんなのがあったんですが.....いつからあるんだろ?。

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 途中には万年雪も。夏も融け切らずにそのまま新雪を迎えるそうです。

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 ”黒2”に流れる水を取水しているのがこちらの小屋平ダム。
 高さ54.5mの重力式コンクリート。
 こちらも基本的にトロッコのみでしか見学不可。目の前が小屋平駅なんですが、関係者以外乗降不可の駅で、降りることも出来ず。しかも鉄柵が邪魔で、上部のちょこっとしか拝むことが出来ません。

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 宇奈月から1時間15分かけてトロッコは黒部峡谷鉄道の旅客区間の終点、欅平に到着。

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 ホームの反対側には黒部川第三発電所が。
 高熱隧道の先の仙人谷ダムから取水された水で発電を行ってます。出力は81000kw。

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 黒部川第三発電所のさらに上流には戦後に作られた新黒部川第三発電所が。107000kw。
 こちらは欅平駅の屋上から撮影。かなーり奥なんです。

 二つの発電所は共に今では黒部川第四発電所からの水も併せて発電に利用しているそうです。
 ちなみに下流にある新黒部川第二発電所は新黒部川第三発電所の水を再利用して発電してます。
 これらも黒部ダムが出来たおかげで水の再利用により黒四の発電量以上の発電に貢献しているわけですな。

 本来なら欅平周辺を観光したいところですが、黒部ルート見学会の集合時間までほとんど時間がない。
 紅葉のシーズンに来たら本当にキレイなんだろうなぁ...........激混みだろうけど..........。

 さぁ、いよいよ黒部ルートです!。

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宇奈月観光(黒部旅行2日目その2)

 宇奈月駅から遊歩道を通って宇奈月ダムへ。

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 駅を出てすぐ見えてくるのは新山彦橋。
 夏空をバックに緑と赤のコントラストがとても素敵です。


 遊歩道は途中旧軌道も通ります。
 軌道の中は自然のトンネル。涼しいと言うより寒いぐらい。

 宇奈月の駅から約1キロで宇奈月ダムに着きます。

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 高さ97mの重力式コンクリートダム。
 黒部川水系唯一の国土交通省管轄の多目的ダムです。2001年に出来たばかりです。
 宇奈月ダムが出来る前にも既に黒部川水系には6つも上流にダムがありますが、関西電力が作った発電目的のダムの為、治水対策が疎かで、1969年の豪雨で下流地域には大きな水害を起こしてしまってます。
 その為に出来たダムがこのダムです。

 水量が多いせいか?放流しっぱなし。
 なかなかの迫力ですよ。

2011080314 ダム湖であるうなづき湖には湖面橋がかかってます。
 うなづき湖の奥には新柳河原発電所があります。
 これは宇奈月ダムからは見えず、明日の黒部峡谷鉄道乗車の時に。


 発電所は関西電力の管轄。
 PR館や発電所見学は全てオープンしてました。
 東京電力管轄のPR館や発電所は3.11以降全て見学を受け付けてないので寂しい限り。

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 最後に宇奈月駅前の黒部川電気記念館へ。

 1フロアでそれほど大きい施設ではありませんが、1/60の黒部ダムの模型、1/7500の黒部川水系パノラマ模型、黒部川水系の電源開発の歴史のビデオライブラリーなど明日から黒部ルートの予習にはちょうど良かったです。


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黒部の入口、宇奈月へ(黒部旅行1日目その1)

 行ってまいりました>黒部。

 まずは翌日の黒部ルートに備え、黒部峡谷鉄道の始発である宇奈月へ。

 本来は上越新幹線で越後湯沢まで行って、そこから上越線、北越急行線経由で北陸方面にむかう「はくたか4号」に乗る予定だったんですが、7月30日の豪雨の影響で上越線の越後湯沢〜小出間が運転見合わせ。
 それに伴い、はくたかは長岡始発に変更になり、信越本線本線経由になりました。
 ってわけで、とき307号で長岡へ。そしてはくたか4号で魚津へ。

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 長岡を出発するはくたか。
 ある意味レア画像?。
 乗車中に日本海越しに柏崎刈羽原発が見えました。
 これも長岡経由になった恩恵ですな。

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 魚津には15分程度の遅れで到着。富山地方鉄道に乗り換え。
 本当は乗換8分で特急「うなづき」(車両が昔の西武鉄道のレッドアロー号)に乗る予定だったんですが、全く間に合わず、約40分待ち。

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 電化区間ではあるけど、オール単線区間。
 味があって好きです>単線。しかも駅舎も殆どが出来て半世紀近く経つような駅舎ばかり。う〜ん、ローカル。

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 魚津からは30分で宇奈月温泉駅に到着。
 降りると温泉噴水(温泉なので、触ると本当に熱い)がお出迎え。

 まずは黒部峡谷鉄道の車庫見学会に参加。
 お盆を除く8月中毎日やってます。なんて大盤振る舞い。

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 車庫に入ると、好き勝手に見学。
 運転席に座るのも自由。廃車になった車両の運転席ならまだしも現役バリバリの運転席に座れるのはスゴイ!。
 峡谷を走る為、路線幅も狭く、小っちゃい。

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 運転席もかなり狭く、体型の良い運転手さんはかなり辛そう....。

 このあとは黒部川にご挨拶に。

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