3年にしちゃ立派(本日のウイスキー:10/13)
行きつけのBarの店長から随分前から「近日中に新しいアイラが入りますんで!」と言われたんですが。
昨日、「遂に入った!」と連絡が入り、早速飲みに行って来ました。
アイラ島では実に124年ぶりとなる新規操業の蒸溜所(2005年)。
これからアイラに蒸溜所作るなんて。(「じゃあポートエレンを復活させるんじゃダメなのか?」なんてね)
かつ、ブルイックラディよりもさらに西にあるアイラ島最西端の蒸溜所です。
今回販売されているのはわずか3年もの。
スコッチウイスキーと呼べるギリギリのライン。
Ardbegの若いのが数年前に販売されましたが、「これはちょっと....」って味だったのよね。
あまり期待せずに飲みましたが
香りはやはり若い証拠のアルコール臭はするものの、シェリー樽フィニッシュによるコモンオークの香りがしっかり着いており、3年と言われなければ分からないほど優しい。
味わいですが、正直浅いです。
でも3年としてはかなり立派。シェリー樽の甘みを十分含んでおり、若いウイスキーの独特の嫌みは少ないです。
でも、一番驚くのはほとんどアイラらしさがないこと。
ピート香は多少するものの、スモーキーフレーバーは微塵もない。海っ淵にない蒸溜所のせいかアイラ独特の潮の香りもない。
この点については予想外と言うか期待はずれ。
でも、「3年でこの程度なら10年はかなりバランスの取れた美味しいウイスキーになるのでは?」と期待が持てます。
ただし、かなり少数生産のようで、3年としてはありえない価格。余市12年レベルのお値段。
「これで10年となるとボトル1本いくらよ?」とこの点についてはかなり心配。
5年が出るそうですが、予約すべきか店長も悩んでおりました。
ちなみにこの3年もの。限定販売のようで、かなりの人気で入手困難だったとか?。
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コメント
一瞬キッコーマンかと思った。
投稿: ぼぶ@豊橋 | 2010/10/14 20:52
>ぼぶしゃん
barでも「これ、キッコーマンに見えるよね~!」と全く同じネタで盛り上がってました
。
投稿: jaydash | 2010/10/15 16:42
KILCHOMAN蒸留所は内陸部にありますが、当初の貯蔵庫がいっぱいになったため、2年前に樽詰した分からBRUICHLADDICHの貯蔵庫を借りて保管してると言ってました。(全部ではなく一部だけかも)
なので、数年後に出るであろう海沿いで貯蔵された分がどんなふうに化けるかちょっと楽しみです。
投稿: きゃろ | 2010/10/16 18:57
>きゃろさん
少量生産なのにもう貯蔵庫いっぱいとは....。
どんだけ貯蔵庫ちっちゃいんでしょうか?。
次はもっとアイラらしさを期待します。
投稿: jaydash | 2010/10/17 00:27