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余市蒸溜所訪問(小樽札幌旅行1日目その2)

2010080507 この日宿泊予定の小樽の駅のロッカーに荷物を突っ込み、大急ぎで快速エアポートに接続していた普通倶知安行のキハ40に乗りこみます。乗り遅れると次は1時間後。

 四国探訪に続いての気動車ですが、やっぱ良いね、ローカル線は。
 でも今回乗っかったのはたった3駅、30分弱。


 余市駅を降りて、着いたのは

 ニッカウヰスキー余市蒸溜所

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 ウイスキーファンの間でも最も人気のある蒸溜所。
 今まで是非とも訪問したいとずっと思っていた蒸溜所です。
 駅からは徒歩2分程度と山崎蒸溜所以上に至近。しかも余市の駅から真正面。
 150,000m2の蒸溜所の正門はいきなりこの優雅なレンガ作り。気分はここからスコットランド。


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 見学の前にまずはお昼ごはん。
 蒸溜所内のレストラン「樽」でジンギスカンのしゃぶしゃぶ。
 でもただのしゃぶしゃぶじゃない。出汁がウイスキーとワインなのだ!。
 両方とも食べ比べをしてみましたが、ラムの臭みのとれ具合とかでウイスキーの方が好き。でもアルコール濃度の問題か?ウイスキーの方が蒸発が早い...。

2010080512 どこの蒸溜所もそうですが、基本的にはガイドツアー。
 でもここの凄いところはガイドツアー以外でも好き勝手に自分のペースで見学が可能なところ。
 ガイドツアーだけだと、「もっとゆっくり見たいのにぃ〜!」って思う時が多々あるんだよね。

2010080513 本場のスコッチウイスキーに不可欠な泥炭(ピート)を求めて北海道に渡った”日本ウイスキーの父”竹鶴政孝
 それを象徴するのは正門向かいにある乾燥棟(キルン塔)。麦芽を乾燥させる際に泥炭を用いる為、棟内に入ると、泥炭を燃やした煙の香りに包まれます。

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 蒸溜所の心臓部、蒸溜棟
 ポットスチルは宮城峡のバルジ型に対し、余市はストレートヘッド型。
 宮城峡は全てのポットスチルがほぼ同一の形をしているのに対し、余市のポットスチルは微妙に形が異なりますので、蒸溜するポットスチルによりかなり個性が出るのでは?。
 また加熱方式も宮城峡は蒸溜間接方式に対し、余市は世界でもここしかない石炭による直火焚き蒸溜方式。
 熟練の技が必要とされる方式だが、力強く薫り高いモルトウイスキーが出来上がります。
 ウォッシュスチル用に4基、スピリットスチル用に2基、そして(どちらで使うか知らないが)創業当時から使っているポットスチルが1基の体制。
 そう言えばスピリットセーフが見つからなかったな。見学エリアからは見えない位置にあるのかな?。

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 貯蔵庫は創業当時のままのスタイル、床は土のまま、電気も一切なく、モルトウイスキー達がゆっくり育つ環境がそろっています。

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 ウイスキー博物館にはウイスキーが出来るまでや過去の商品、CMなどを展示。
 本物のニッカウイスキー第1号の展示も。


 この蒸溜所を語る上で欠かせないのが、竹鶴政孝リタ夫人とのラブストーリー
 社史でラブストーリーが欠かせない企業なんて世界を探してもそうはないのでは?。

 蒸溜所内の建物へは二人の出会い、共に苦労を分かち合った日々に関する展示等も豊富にあります。

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 旧竹鶴邸は政孝がリタ夫人を気遣い、作られた和洋折衷の建物。
 外見は洋館、洋式の窓の奥には障子、その奥にはレースのカーテン。

 研究所は「リタハウス」と呼ばれ、とても素敵な洋館。

 リタ夫人とのラブストーリーはウイスキーに興味がない方でも是非ともご一読。心打たれます。

 原酒販売所に掛けられていた二人の写真の下の台詞。

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「ポットスチルに燃やし続けた炎、それは政孝とリタのふたりの情熱です」

 胸が熱くなりますよ。

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 見学を終えると、まずは無料試飲。
 ここでは余市10年鶴17年アップルワイン

 改めて飲みましたが、やはり余市はウマイ。
 鶴は苦手なんだよな~あの味。

 アップルワインですが、スッゴイ甘さ。氷に入れて冷やして飲むとそこそこイケル。

 ほとんどの方はこの無料試飲のみで帰られるようですが、上記3つは一般販売しているウイスキー。これだけで帰るのはあまりにも勿体無い。

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 で、ウイスキー博物館内のパブをイメージして作られた「ウイスキー倶楽部」へ。
 ここでは無料試飲以外のプレミアムウイスキー、この蒸溜所でしかお目にかかれない限定ウイスキーを有料にて試飲が出来ます。

 今回飲んだのは3種類。全て余市の原酒。
 ○シングルカスク10年(新樽)
 まだ未熟成の粗さが目立つが、樽のいい香りが出ていて意外と飲める。ピート香もいやらしくない具合に。

 ○シングルカスク15年(シェリー樽)
 シェリー樽仕上げとのこと華やかな香りを期待していたんですが、意外にもそれがなく、思いのほかスパイシー、ピーティー。
 60%と言うアルコール濃度の高さが原因だったかも。少し加水してやれば新たな香りが引き立ったかも。

 ○シングルカスク20年(新樽)
 バニラの香り、樽の香りが絶妙なバランスで引き立ってます。ピート香も抑え気味だがちゃんとあります。
 かなりピカイチなフレーバー。

 満足満足!。

 木曜日の訪問でしたが、結構来場者多かったんだよね~。
 社員の方に話を聞くと、最近はかなり来場者が多いとか?。ウイスキー復権?。

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 あとびっくりするのがこの白樺の木。
 白樺なのに黒いのは蒸溜所全体から出てくるアルコールを好む微生物が原因で白樺が変色してしまったそうです。
 蒸発するアルコールでこんなにも植物が反応するなんて。
 自然が如何にデリケートか?がよくわかります。

 余市の写真はすべてコチラに載っけました。


 そして、今宵のお宿の小樽へ戻ります。

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