ネット業界”無料”の限界
2008年ももうそろそろお終いですな。早いもんで。
今年になって気になってきたことがコレ。
ネット業界「なんでも無料」の限界。
mixiも基本的には無料だけどmobilemixiだと結構「これも有料なの?」ってコンテンツがいつの間にか増えている。
@niftyさんもぽっどきゃすてぃんぐ落語も毎週から隔週に変更、その後毎週に戻るものの、ビデオ版休止。
そしてblog初期より長年続いたトラックバック野郎も今年いっぱい。
そして、今まで数年間拝聴していたラジオNIKKEIと共に放映されていた「伊藤洋一のRoundup World Now!」が今年いっぱいで放送休止が決定(ひとまず3ヶ月らしい)。
これ聴いていたのよ。
金曜の夜に配信されて、一週間の国内、世界の金融、経済の動きを住信基礎研究所主席研究員の伊藤洋一氏が解説。
20数分間で一般紙ではあまり触れない内容をコンパクトにまとめて聞かせてくれるので好きだったんだよね。
特に数年前まで、ニッポン放送で経済アナリストの森永卓郎がポットキャスティングをやっていたとき、同じ事象をそれぞれ解説する際、一般労働者や消費者の視点から解説する森永さん、企業経営者、投資家の視点から解説する伊藤さん、二人の対照的な解説がとっても楽しかったんですが。
途中からかな?、スポンサーつけなくなったの。
企業の影響を受けなくするために敢えてスポンサーを断ったのか?、スポンサーがつかなかったのか?は知りませんが。
今回の休止を経て3ヶ月後の放送では有料化を計画しているそうだ。今、意見を募っているそうで。
数百円/月程度であれば十分なリスナーは集まるとは思うんだよね。それだけの実力をある番組だと思うし。
でも、おいらがそれを払うか?と言うと......。
伊藤さんも番組中で「Wallstreet journalが有料化された際、購読者がガタ落ちした」と言ってましたが、仮に格安な料金でも「無料」と「有料」ってエライ開きがあるんだよね。
この通り、運営費用をCMなどを駆使し、コンテンツを無料で提供するのが今までネットのディファクトスタンダードでしたが、それが今年になりかなり厳しくなってきたのかなぁ?と。特にこの秋以降の不況でスポンサーもかなり消極的になってきただろうし。
ネット使いにとっても冬の時代到来か?、それとも新たな救世主(コンテンツ?)が到来するか?。
ってわけで今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント