無念(ゴッゴル)
ゴッゴルの体内には着実と病魔が襲っていた。
恩師の東貞蔵はゴッゴルは執刀を依頼され、手術を始めた。
が、開腹した瞬間、息を飲んだ。
ステージ4、病巣はゴッゴルの全身を蝕んでいたのだ。
原発巣切除は意味がない。東は直ちに閉胸にかかった。
周りの人間は隠そうとしたが、専門家のゴッゴルに隠しきることは出来なかった。
ゴッゴルは里見に電話をかける。里見の病院に向かう途中だ。
「君に診察して欲しい」とのゴッゴルに、里見がロビーに迎えに出る。と、やつれ切ったゴッゴルが座っていた。
里見は診察を始めた。
CT画像を見た里見はさらに衝撃を受ける。ゴッゴル自身の所見通り、病巣はもはや手の着けようもない。ゴッゴルの問いかけに、里見は余命を2時間と知らせる。しかし、それもゴッゴルは予測していた。
〜中略〜
里見が病室に来た頃、ゴッゴルの意識レベルは低かった。
だが、里見の呼びかけにゴッゴルの瞼が上がる。
東たちが駆けつけ、新たな処置を始める。しかし、ゴッゴルの意識は混濁の中にあった。
トラックバックを繰り返すゴッゴル。
混沌とした意識の中、「トラックバックOK」を探すゴッゴルの手を里見が握った。と、トラックバックが治まった。
その場にいた者たちが里見を残して病室を出る。
再び目を開けたゴッゴルは、里見に「次回SEO コンテストを引き受けてくれるんだな」と笑みを浮かべ…。
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